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田舎で、相手から時間を無駄に奪われてしまった時の考え方

田舎と都会の時間に対する考え方

田舎は、時間感覚が遅い、田舎時間がある、待ち合わせに30分遅れるのは当たり前、といったイメージを持っている人も多いと思います。反対に都会的な考え方だと、タイムイズマネーであり、相手の時間を奪うことは、相手のお金を奪うもしくはそれ以上の罪になる、というイメージを持っている人が多いと思います。

相反する両者のイメージ。これについて、実際に山奥の村に住んでいる僕が感じる、田舎での時間感覚について話していきたいと思います。

田舎の時間感覚とは

結論から言うと、僕が住んでいる村は、今、村時間は少なくなっているようです。多くの人は、待ち合わせに時間通りもしくは早めに来ます。中には時間に敏感で、5分前に来ないと激怒する方もいらっしゃいます。

では、なぜそうなったのか。村の方々に聞くと、昔は村時間があったそうでえす。30分遅れることなんて当たり前でした。時間がゆっくり流れている村にとっては、30分なんて短い時間です。だけど、いつしかそれがなくなっていった。その答えは、テレビだと思います。

村の方々は、皆テレビを見ています。もしかしたら、都会の人よりテレビ率が高いのではないか、と感じるくらいです(僕はテレビを持っていないので、話しについていけないことがあります)。そして、そこから情報を仕入れている方が多いように感じます。

そうなると、世の中の流れに敏感なのは、村も都会も変わりません。それにより、都会的な考え方は、自然と村に根付いていきます。意外ですよね。山奥の村も日本なんだな、と率直に感じてしまいました。

時間を無駄に奪われてしまった時の考え方

僕は、一応町育ちで(大分という田舎の、比較的大きな町で育ちました)、東京などでも暮らしたことがあるので、時間の使い方はシビアな一面もあります。しかし、それと同時に、相手の時間を奪ってしまう意識に欠けている部分もあります。相手の時間を無駄に奪わないように気を付けなければ、という意識をもっともたなければいけません。

本題は、そんな僕が、時間を無駄に奪われることに関して、です。性格的には、自分の時間を無駄に奪われることは嫌いです。だけど田舎では、そううまくいかないこともあります。

最初に述べたように、田舎時間は減ってきていますが、時間の感覚の違いははっきりあります。これって何の時間なんだろう?、行動が遅い、と思うことも正直あります。だけどそこで異を唱えたり、相手を責めることはナンセンスだと思います。

その理由は、まず田舎暮らしを決めたのは僕です。時間に縛られすぎていないことが、逆に田舎のいいところだとも思いました。都会みたいに時間に縛られ、急か急かした生活を送るのも一理ですが、時間を自由に使い、のんびり生きたいと思いました。

なので、僕が時間を無駄に奪われたときは、その時間を自分の余裕として捉えています。そして、優雅な時間の使い方ができている、自分に浸ります。そう考えると、気持ちがいいんです。田舎の人の時間の使い方に触れ、のんびり生きたらいいんだよ、と言われている気がするんです。そうすると、時間に縛られすぎている自分が、楽になります。都会的な考え方の僕に、ブレーキをかけてくれます。そんな、田舎の空気に触れることは、大好きです。

まとめ

ということで、まとめます。田舎時間は減ってきているが、時間の感覚は都会と田舎では明らかに違います。時間を無駄に奪われることが嫌いな僕が、その時間感覚の違いをどのように埋めていくのか。それは、田舎の空気を感じ、時間に余裕を持てている自分に浸る。これに尽きます。

以上、田舎時間について書いてみました。

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