【Vol.3】初めての海外。初めてのひとり旅。そしてさようなら、iPhone。
今回のテーマはこちら。
・出会いが旅の楽しさを倍増させる
・旅が「日常」の本質を教えてくれる
前回・前々回に続き「初めての海外・マレーシア編」です。
まだご覧になってない人はこちらからどうぞ。
それでもひとり旅はつづく。
初日の憂鬱な気持ちは何処へやら、ペナン島でタダ飯タダ宿、パラセーリングと街歩きを満喫した僕は再び350km先のクアラルンプールへを目指す。
途中、イポーという街で乗り換えを兼ねて宿をとった。イポーにはお洒落な洋風建築の駅やお店などが並び、とても雰囲気のいい街だった。
朝に行った鍾乳洞で散歩中のおばちゃんたちと写真を撮ったのがなぜか印象に残っている。
もっとゆっくりイポーを見たかったけど、地球の歩き方を片手に移動するのはリスクもあるし、効率が悪いので断念。
クアラルンプール観光も残していたため鍾乳洞や寺院などをサクッと巡り翌日のバスでクアラルンプールへ向かった。
さようならの代わりに
デバイス1つあれば世界中の情報が瞬時に手に入る世の中で、あれほど原始的な旅をすることになるとは予想もしていなかった。
一時はもう帰りたいと思えるほどの悲劇的な状況を変えてくれたのは、現地にいる人たちとの出会いだった。
iPhoneとのさようならの代わりに僕はかけがえのない人たちと出会うことができた。一重にiPhoneを無くしたせいとは言い難い。
けれど、もしiPhoneのある快適な旅をしていたら、旅の予定は変わってなかったしおそらく出会うこともなかった。
必然か偶然か、幸か不幸か、僕はiPhoneを無くしたことで彼らに出会うことができた。
そして彼らとの出会いが、東南アジアのカオスの如く期待と不安が入り乱れた僕の初めてのひとり旅を忘れられない旅にしてくれた。
あれから8年が経つ。
ここ最近は連絡取ってないけど、皆元気にしてるだろうか。
旅は、その本質を教えてくれない
旅の本質を教えてくれるのは旅ではない。また、日常の本質を知るのも同じ日々の繰り返しの中にいては難しい。何かを失った時と同じように、そこから離れた時人はその「有り難み」を知る。
バックパック1つで海外を旅して、非日常に身を置くことで身の回りにあるモノやヒトの大切さやありがたみを知った。家族や友人のこと、日々口にするごはんのこと、多くのことは当たり前じゃなく、とても「有り難い」ことなんだって。
おわりに
旅ができない時期が少し続きそうだけど、今は次の旅への想いをじっくり温めて、より有意義な旅になるようにと想いを込めながら過去の振返りnoteを更新する日々です。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
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