見出し画像

起業家の思考 その4

その3はこちら
https://note.mu/taka7777/n/ne2c04fc8fe7a


◆ビジネスとビジネスモデルの違い
例えばマクド〇ルド。
彼らは美味しいハンバーガーを売るのが”ビジネス”
分かりやすく良いオーナー教育をしていくことで、店舗が増えて収益が上がるのが”ビジネスモデル”

良き起業家になるには、
ハンバーガーに詳しい方がいい?
オーナー教育に詳しい方がいい?

自社の”ビジネス”と”ビジネスモデル”を見分けることは、初歩の初歩。


◆MVPとは
MVP(Minimum Valuable Product)は、最小限の商品ではない。
”利用可能なソリューションのうち最適な選択肢”である。

例えば、新技術の車を作ろうとして、最小限の商品としてフレームを作る。
このフレームどう?と顧客に聞いても、どうしようもない。
MVPは最小限の開発・商品ではない。
顧客にとっての"何らかのソリューション"でなければ、MVPとしての機能は果たさない。


◆配送してから直せ
不完全であろうが、あえてマーケットに出して、反応を見る。
(何がいいか悪いか、その判断はお客様しかできないため)

内部でPDCAするのは大企業だが、起業家は外部に出してPDCAするべき。
※自分の服のセンス、髪形を直すには、鏡を見るのが一番速い。
お客様は鏡。

その際は、”実証”、”実験”等の名目で出すといいと思います。
(治験と似た感じですね)


◆製品開発より顧客開発
お客様にしか答えがない。世になき新しいものが誰に売れるか不明。
そんな中でやるべきは、まずは自分の現状商品を欲しい人がいないか顧客開発する。

これはナンパの理論と同じで、
モテない人は、ひたすら”自分は何を直したらいい”と思い続ける。
成功する人は、ひたすら声をかけて、”今日遊び相手を探していた”という女子(究極の顧客)にたどり着く。


◆コミュニティーの作り方
1.たまねぎ型コミュニティー
→カリスマを中心に、その影響力で広がる。
これは数十万のエンゲージどまりで、社会ムーブメントとはなりづらい。
カリスマの影響力の限界、および人数が増えるにつれて色が出て、
排他的になりやすい。
※カリスマのコミットが下がると崩壊

2.チェーンメール型コミュニティー
→生徒が先生になり、次の生徒に教えていく。分散型師弟関係。
※長年続く先輩後輩で繋がるサークルもそう。

ビジネスでは、
消費者を作り出すと同時に、生産者を作り出す仕組みにする。
ファンの中から、第2の生産者を作り出す。

分かりやすい例を1つ。
アメリカの劇伸びしたオンライン通販では、
サイトの出品者に"売れる方法"を教え込んだ。(写真、文の作り方)
教えた中で、実際に劇伸びした出品者に対して、スカウトを入れる。
そして今度は彼らを講師として、次の出品者に売れる方法を教える。
※初期、「客を増やそう」と消費者に重点的にアプローチしなかった

最近、イチナナLIVERといった配信者が流行ってますが、あれも同じ。
アクセスが多いLIVERが、次のLIVERを育てる。
自走型コミュニティーとなり、運営は売り込みをしなくてよくなる。

社内起業による子会社化も、似てます


◆2種類の勝ち方
1.見込み客をひたすら獲り続ける
→リピーターを捨てる。ひたすら新規獲得。
※流動人口が多いエリアでの展開、営業電話をかけ続けるベンチャー

2.リピーターの定着を目指す
→ユーザー・ファンを増やしていく
※相対的に勝てるエリアを探し出し、そこで勝負し続ける。



◆テスターと顧客の違い
フィードバックはテスター視点ではなく、”お金を払う顧客視点”でみてもらうこと。(無料体験とかNG)

テスター視点と、お客様視点は全く違う。
会社がリスクをとるサラリーマンと、自分でリスクをとってる起業家の圧倒的な違いと同じ。  

・テストの際の3つの視点
正常値(これは売れる)
異常値(これは売れない)
限界値(売れる売れないの境目)

・マーケットに対する3つの視点
問題・ニーズが実在・発覚
問題・ニーズが実在していない
問題・ニーズが発覚していない(隠されてる)



◆変換公式
Emotion→Behavior→Info→Model→Money
例えば、怒り→WEBでシェア(行動)→PV増→広告モデル→収益

新しいビジネスでは、この5つをくみ上げること。
また、感情をいきなりお金にしたりすると、お金から他の要素へは変換できない。できるだけ大きな視点で。



◆医者と写真家の違い
医者は目の前の人を助ける。 写真家はその光景を世界に伝える。
どちらが社会的インパクトがあるか?

より多くの人の意識を変える、という意味では写真家。
これが”社会ムーブメント”を起こすコツである。

寄付もそう。
自分の微額の寄付を行うのではなく、寄付によって変わった人々を伝えることで、より多くの人が寄付に興味を持つ。
※元来の報道の存在意義

起業家(医者)とメンター(写真家)の関係も同様で、
自分がどちらで生きたいかをしっかり思うべし。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?