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5Gで私たちの生活が変わるのか

こんにちは!

『5Gで未来を切り開く!』と聞くと新しい時代がやってくる予感がしますが実際のところ『5G』で私たちの生活がどのように変わるのでしょうか。

携帯電話会社の広告で流れている『5G』とは、5Generation、第5世代の略です。ちなみに、今の携帯電話の主流は4Gの第4世代(LET-Advanced)で、いまは5Gへの変革期です!

余談ですが、お笑いは『お笑い第七世代』と言われていますが『お笑い第五世代』とは2000年代のお笑いブームのことだそうです。🤗

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私が携帯電話を使い始めたのは、ポケットベル(ポケベル)が全盛期の1990年代に、会社から貸与された第2世代で、通信料が高くメールの文章を打つのにも苦労していた時代です。😏

ここ30年で携帯電話もスマホに次々と変革され、様々なアプリ、コンテンツ、ニュース、ゲーム、映画など、所構わずに視聴、閲覧できる環境が整い、Lineなどコミュニケーションツールの発達、スマホのカメラ性能が向上しデジタルカメラに勝るとも劣らない高画質、電子決済など日常生活に欠かせないモノになりましたね。

5Gで私たちの生活が変わるのか?

NTTドコモの記事に「職場や医療、教育の現場、さらには日々のくらしなどあらゆるところで、5Gが活躍します。」とあります。

私たちが、身近で5Gを体感できるのは「2時間の映画を3秒でダウンロード」できるようになり「スポーツ観戦をリアルタイムで視聴」できるようになり「顔認証でお買い物」できるようになったりします。

ここまでは近い将来に実現しそうです。

注)中国ではすでに「顔認証でお買い物」できるシステムはあります。


新築物件では、スマート家電など身の回りのあらゆるモノがつながるIoT時代(Internet of Thingsによりインターネットを介し様々なモノがつながり活用すること)が到来します。

いまでも外出先からエアコンをオンできたりしますが「家の鍵は掛けたかしら?」「火の元は大丈夫かな?」など心配することはなくなります。

帰宅時の玄関の解錠も「顔認証」で出来てしまいます。

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社会的には、スマートシティで災害や事件や事故などの対応がスピーディーになり、医療業界では遠隔診断やロボットによる遠隔手術が充実し、救急医療体制が整備されます。

他には、自動車の自動運転システムが実現したり、スマートドローンによる物流システムが実現します。

スマート農業、建設機器の遠隔操縦など革新的なシステムが実現します。

では、5Gで私たちの生活が変わるのか?と言うと、すぐにこのような時代は来ませんので、しばらくは変わりません!

携帯電話会社の5Gインフラ整備に数年かかるので、しばらくは『4G LTE』と『5G』の併用になります。

4Gでさえ山間部などカバーするのは困難なので、全国津々浦々と5G網は行き渡りません。企業の設備投資も必要なので、私たちが社会的な『5G』を体感できるのは、たぶん、この先2,3年以上はかかります。

そう、実は『5G』は『4G LTE』より通信速度が10倍速いだけで、それ自体で何かできるわけではないんです。

注)通信速度の比較は設備や環境によって影響を受けるため、一概には言えません。


私が期待しているのは『ローカル5G』

以前から使われてきた『Wi-Fi通信』は、狭い範囲に限られているため、大規模な工場や広い場所、農場など、屋外の通信はカバーしきれない制限があります。

『5G』は携帯電話会社の通信網ですが『ローカル5G』とは『自営による5G』といって局所的に5Gによるプライベートネットワークを構築して利用することができます。

『ローカル5G』は携帯電話で使われることを想定した通信規格のため、広範囲の通信がカバーできます。そのため大規模な工場や農場などWi-Fiの代わりにローカル5Gを活用できます。

簡単に言うと、自分の所有地の中なら屋外に5Gのプライベートネットワークを構築できるので、大規模の農場内に監視カメラを設置したり、ドローンによる農薬散布、生育状況の把握、農機具の遠隔操作などスマート農業ができるようになります。

ローカル5Gは、携帯電話事業者による全国向け5Gサービスとは別に、地域の企業や自治体等の様々な主体が自らの建物や敷地内でスポット的に柔軟にネットワークを構築し利用可能とする新しい仕組みであり、地域の課題解決を始め、多様なニーズに用いられることが期待される。基本的には、自営目的での利用を想定しているが、地域に密着した多様なニーズに対応するために、地域の企業等にネットワーク構築等を依頼し、電気通信役務として提供を受けることも可能としている。

ただし『ローカル5G』の基地局を開設し使用するためには免許が必要なんです。

ローカル5G及び自営等BWAの基地局を扱う無線従事者について、第三級
陸上特殊無線技士の資格者を適用する。
ただし、空中線電力 100W を超える場合、第一級陸上特殊無線技士の資格
要件が適用される等、取り扱う操作の内容によっては、異なる資格要件が必
要となる場合があることから、必要に応じて、電波法施行令第 3 条に規定さ
れている各資格及びその操作の範囲について確認が必要となる。

ということで、私は、これからの期待を込めて昨年、第一級陸上特殊無線技士を取得してみました。養成課程ですけど😊

『ローカル5G』の課題は、プライベートネットワークを構築する通信設備コストが高いことです。これが解決できると飛躍的に広がります。

すでに『5G』の通信速度より10倍速い『6G』も視野に入っていますのでこの通信速度が速く、超低遅延(遅れがない)で、多数同時接続(多くの端末を接続)できるものを、いかに上手く活用できるかにかかっています。

新しい技術で人が行う重労働などの作業が簡素化され、効率化が図れるように使われるであればいいのですが、人に取って代わるのは???です。

時代は常に進化していますので、乗り遅れないように、新しいことにチャレンジを続けることが大切ですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。           次号に続きます。

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