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WEBマーケティングの基本④孫子の兵法3C分析。

3C分析をしていきましょう。と言われても、3Cとは何なのかということですね。

3C分析


Customer=市場・顧客分析                                         Competitor=競合分析                                  Company=自社分析

市場や顧客を知り、比較相手となる競合を知り、自分を知ること。これはWEBマーケティング独特の分析なのかというと、そうでもなく、古の孫子の兵法にも似たようなことは書かれているんですね。「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」。現代語でいうと、敵と味方の情勢をよく知って戦えば、何度戦っても敗れることはない。と言う故事ですね。WEBマーケティングでは、まず、自分が戦う環境つまり市場を知ること、そしてその市場にいる顧客の悩みや困り事を理解し、そして競合となるライバルについて調査、自社の強みや弱みを分析して、どのように戦略を立てていくのか。これが3C分析というあらましになります。では、その3Cをひとつひとつ掘り下げていきましょう。

Customer=市場・顧客分析

市場と顧客分析どうやるのかっていうことですが、市場規模を知るために、グーグル広告の中にあるツール「キーワードプランナー」を使いましょう。キーワードプランナーは誰でも無料で使うことができます。キーワードプランナーを使うと、狙っているキーワードが月間にどれだけ使われているのか見ることができます。例えば、「iPhone12+スマホケース」と検索すれば、その言葉が月間でどれだけ検索されているのかが見れるんです。自分たちが商品を検索経由で売っていこうと思ったときに、まったく検索されないモノだったとしたら、どんなに良いページを作ったとしても、人がなかなか集まってきてくれないですよね。なので、自分が売ろうとしている商品に対して、どれだけの人が興味を持っているのかを知る事が重要になってきます。

それから顧客のニーズを必ず知っておく必要があります。それを知るために便利なツールとしては、ヤフー知恵袋のような「Q&Aサイト」を活用するといいでしょう。ヤフー知恵袋を見ると多くの人がどんなことに悩んでいるのかを知る事できます。そういった所で顧客のニーズを参考にして、伝えないといけないことを整理して、自分たちのホームページ作りの参考にしていくことができるのです。

あとは、既存客の声を聞く。すでに一定数の顧客がいるのであれば、アンケートを取ることも重要になります。たとえば、サービスを提供して、「何が良かったのか」「何が悪かったのか」「なぜ、この商品(自社)を選んだのか」を聞いてみると良いでしょう。さらに出来れば「成約に至らなかった人」から「他を選んだ理由」の声を聞ければ、ライバルに何が負けているのかが分かるようになります。

Competitor=競合分析

次は、競合分析です。これは「強み・弱み」を知るという事です。自分たちが狙っているキーワードをグーグルで検索すると競合相手のライバルがたくさんでてくると思います。そのひとつひとつすべてのホームページを見ていき、デザインやサービス内容、価格、営業時間などチェックしていきます。そして自社とライバルを比較する「比較表」を作っていきます。これをすると、ライバルとの強みと弱みが見えてきます。例えば、価格ではウチが一番安いとか、営業時間はウチが一番早く閉まるとか、土日対応はどうなってるのか、キャッチコピーの善し悪しとか、立地条件など、様々なことが一目で分かるようになります。

Company=自社分析

最後に、自社分析です。ライバルとの強みや弱みが見えてきたら、自社に目を向けて、「良い点」と「悪い点」をできるだけたくさん書き出してみましょう。何でも結構です。例えば「良い点」であれば、スタッフが親切とか丁寧とか、店が綺麗とか、最新設備が揃っているとか歴史があるなどなんでも結構です。そうすると、お客様に伝えないといけない本当に重要なポイントがホームページに書かれていなかったりする事が分かります。また、それと同じ分量の「悪い点」も書いてみましょう。例えば、カード決済ができないとか、玄関が狭いとか、ホームページの印象が暗いとか、ありとあらゆるいろんなことなんでも構いません。そんなことを書き出していくと、その「悪い点」を改善できるのかどうかが見えてきます。玄関が狭いのは変えられないけど、陳列棚のレイアウトを変えてお客さんの導線をスムーズにしてみるとか。カード決済はできないけど「スマホ決済」ならなんとかなるとか。さらに「悪い点」を「良い点」に変えることもできるかもしれません。商品数の値段が高いということであれば、その商品が本当に良い物であるということを訴求できるかもしれませんし、高級感で打ち出していくこともできるかもしれません。いろいろなことを「良い点」に変えていくと言うことをしていくのです。WEBマーケティングでは、こういった自社分析をすることが非常に重要になってきます。

これら3Cの分析をすることによって、WEB上で戦えるかどうかが分かってくるようになります。いままでのやり方や方法を踏襲してやっている企業だと、実は価格的に安いと思っていたところが、3C分析をやってみるといつの間にライバルより割高になっていたことが分かったりします。そうなると実績や品質重視でライバルと差をつけようという戦略で戦って行こうと言うのが見えてきたりするのです。まさに、「孫子の兵法3C分析」。ちょっとたいへんですけど、やってみてください。会社だけでなく、これから起業してビジネスを展開していこうと考えている個人でもできますので活用してみて下さい。

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