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勝手にフォトポ

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noteのいちばんステキな機能は、たくさんのクリエイターさんの写真を自由に使えること。その機能を活かして、写真を選んで、勝手にポエムを作り、フォトポエム集を作ろう、という取り組み…
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こころ、買いました

こころ、買いました

レコードプレイヤーをいただく機会に恵まれ、
最近、レコードを購入するようになった。

同じ音源でも、音がいい。
レコードジャケットが、インテリアになる。
プツプツ、という音が、
なんだか、懐かしくて、心地いい。

でも、iTunesと比べたら当然、
不便なわけで……。
ジャケットから盤を取り出す時は、
細心の注意が必要だし。
もし落として傷がついたら、
正常には、聴けなくなる。

A面、B面それぞ

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虹のかかるルール

虹のかかるルール

その世界には
虹のかかるルールがあって
雨と晴れが寄り添った時に出会えるらしい

その世界には
生きるためのルールがあって
生命と生命が命を分け合っているらしい

その世界には
空を飛ぶための道具があって
自分たちだけではまだ飛べないらしい

その世界には
恋愛という概念があって
生涯の中でひとりを探す冒険らしい

その世界では
夢や目標が少なくなってきて
別にいいやとただ生きている人もいるらしい

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叫んだ後の世界

叫んだ後の世界

怒り
憂い
嘆き
哀しみ

見えない壁を
裂き
ぶち壊すかの如く
叫ぶ
叫ぶ
叫ぶ

その周囲
わずか100m程度の
範囲にいた人間に
わずかながら
驚きと不快感を
与えたこと以外
世界は何も
変わることはない

それでも君は
叫び続ける

たとえ無意味だとしても
意味のあることだからと

【勝手にフォトポ】
noteのいちばんステキな機能は、たくさんのクリエイターさんの写真を自由に使えること。そ

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はじまりとおわり

はじまりとおわり

はじまりと
おわりは
にている

たいようのように

じんせいのように

はじまりは
おわりへのはじまり

おわりは
はじまりからのおわり

はじまりのない
おわりはない

おわりのない
はじまりはない

【勝手にフォトポ】
noteのいちばんステキな機能は、たくさんのクリエイターさんの写真を自由に使えること。その機能を活かして、写真を選んで、勝手にポエムを作り、フォトポエム集を作ろう、という取り

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心模様と目

心模様と目

心が上向きの時
心が下向きの時

きっと見えてる風景は変わる

階段も
エスカレーターも
棒グラフも

心模様が見える風景を変える

世の中なんでも
上向きに見たい

うん
見たい
見たい

下向きに見えたら
心の向きを確認しよう

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noteのいちばんステキな機能は、たくさんのクリエイターさんの写真を自由に使えること。その機能を活かして、写真を選んで、勝手にポエムを作り、フォト

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繰り返しなのだろうか

繰り返しなのだろうか

何もなくてつまらない
会社に行って帰るだけ
たとえそんな日々だとしても
日常は繰り返しなのだろうか

メリーゴーランドのように
はみ出すこともできず
ひたすら回るだけなのだろうか

昨日とは違う場所で空を見上げてみる
いつもより一本はやい電車に乗る
普段なら絶対見ないような番組を見る

階段を左足からあがってみる
信号の前で左右の順番で車を確認する
お風呂で髪から洗う

大切なのは変化量ではなく

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朝夕

朝夕

朝焼けと夕焼けは似ている
それは人の生活の
はじまりとおわりが似ているということ

出会いと別れも似ているのかもしれない

朝がきたら
夜がくるまでの
カウントダウンがはじまるように

出会った瞬間から
別れがくるまでの
カウントダウンがはじまる

君との時間はいつまでだろう

いいや
そんなこと考えなくて

【勝手にフォトポ】
noteのいちばんステキな機能は、たくさんのクリエイターさんの写真を

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まだリニアもない世の中で

まだリニアもない世の中で

列車に乗れば
いろいろな場所へ行ける

飛行機に乗れば
もっと遠い場所へも行ける

いま当たり前のことだけど
昔の人たちからすれば
夢のまた夢の状況

戦国時代
敵地に新幹線で移動できたら
戦国マップは大きく変わっていただろう

参勤交代を
飛行機でひとっ飛びできれば
そんな制度するなかっただろう

昔の人からしたら
夢のまた夢の今の状況を
現代の人が
当たり前に思っていたら
もったいないのかもし

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好きな理由

好きな理由

もしも毎日おなじ気温だったら
人は誰かを好きになったりするのかな

もしも見上げた空がいつも同じだったら
君のことを好きになっていたのかな

一緒にいるときの温度が心地よくて
一緒に見上げた空がキレイで

人を好きになるって
そんな理由でいいのかもしれない

性格とか見た目とか
そんなんじゃなくて
一緒にいてワクワクできる
流れる空気が心地よく感じる
ただの青空がいつもよりキレイに感じる

そんな

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ちっぽけ

ちっぽけ

ウィルスに全世界が
飲み込まれる寸前だったのかもしれない

人類を排除するために
解き放たれたのかもしれない

スマホの発達は
人類の視力を奪うための
策略かもしれない

なんてことを考えてみる

人間が生きている地球は
もしかしたら
とてつもなく大きな存在の
DNAのひとつかもしれない

風邪薬を飲んでウィルスを殺すように
人類というものは
とある大きな存在のウィルス感覚で
簡単に消滅させられる

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ドライブ

「今日、ありがとね。ドライブ付き合わせて」
「いいよ、そんなの」

「どうしても咲希ちゃんと海が見たくて」
「え……そうなんだ。失恋でもした?」

「いや、その逆?」
「逆?どういうこと?」

「咲希ちゃんは……何でも話せる親友みたいな存在だと思ってた」
「私もそう思ってるよ」

「でも、気づいたんだ……これ恋なんだって」
「……」

「好きなんだ、付き合ってくれないかな?このステキな海の見える場

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声

人は人がいることの大切さを知った
人が集い一丸となることの強さを知った
人が声をあげることが
パワーになることを知った
たくさんの声が重なりぶつかり
それが人を後押しすることを知った

無観客が教えてくれた

人はそれを知らなかったわけではない
気にとめていなかっただけだ

きっとまだまだある
誰のまわりにもたくさんある

普段は気にとめていないほど
あたり前のことだけど
なくなってはじめて
かけ

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のどかなどこか

のどかなどこか

ニワトリの鳴き声で目がさめた
部屋にはやさしい光が
ふりそそいでいる

かすかにスズメの鳴き声が
聞こえてくる


ここが旅先であることを忘れていた
そのくらい
なんだか懐かしい朝だ

都心の日々から逃げ出して
何も考えずに旅に出た
電車を乗り換えながら
目的地もなくどこか遠くへと向かった

窓の外の風景に
なんだか安心感を覚えて
その駅で降りたった

そこから歩き
宿がある街へ

ちいさな民宿

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まわりまわってまたまわる

まわりまわってまたまわる

観覧車に乗り
君と空の上をまわっている間も

テスト終了5分前
もう少しで解けそうな問題に
頭をフル回転している間も

旅先で迷子になり
なぜか同じ道を何度も巡っている間も

親友の好きな人と禁断の恋に落ち
たくさんの友だちを敵にまわした瞬間も

仕事をうまくまわしながら
利益分で株を購入してお金をまわしてる間も

観覧車の中で
このキスのチャンスを逃すまいと
肩に手をまわした瞬間も

地球は速度

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