反省だけならサルでもできる

反省だけならサルでもできる」というコピーがあった。
大鵬薬品工業のチオビタドリンクのCMで、仲畑貴志さんが1993年に作ったコピーだ。この言葉が人口に膾炙して30年になる。

で、さっきこのコピーを調べていたら
Yahoo!知恵袋で「ことわざに『反省だけならサルでもできる』というものがありますが……」という質問があった。
30年経つと、名コピーはことわざに進化するのだ(笑)

辞書には載ってないよねえ

しかし実際、セイコーのCMコピーだった「一秒の言葉」(小泉吉宏 1985年)は、今や教科書に載る名作詩となっている。
※「とっておきの道徳授業Ⅱ」 日本標準社

素晴らしい言葉は、それが広告であれ学術論文であれ随筆であれ経済記事であれ、真理を突き、人の胸を抉り、後世に残るのだろう。

反省だけならサルでもできる。
そこから改良改善への努力が始まらないなら何もしていないことと同じだ。特に大人なら、努力の先の結果が問われる。

サルに留まるか。サル未満に甘んじるか。
職業人、社会人への進化を遂げるか。
それが最終的なキャリアの長さや価値を決めるのだろう。


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