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「音楽業界に就職したい若者のためのマガジン」をはじめました

このマガジンは、新卒や第2新卒で、音楽業界を目指す若者に向けて、2021年の今の業界の現状と求められる人材について、業界の内側から解説していくことを目的に立ち上げました。

ビクターエンタテインメントで、サザンオールスターズのチーフプロモーターからデジタル部門の統括を経て、取締役、グループ会社代表取締役を歴任し、現在は、ポニーキャニオンでデジタル戦略担当のエグゼクティブ・プロデューサーをやっている表側のアンドレ元部長と、音楽アーティストのデジタルファンクラブや大手レコード会社のEC、音楽ライブのオンライン配信など、ITサイドで音楽業界を支える裏方の会社の社長をやっているたじまるの2名で表・裏の両面から今の音楽業界を解説していきます。

きっかけは、アンドレ元部長と思いつきでやったclubhouseでした。

僕が寝坊して、仕切り直しでやったのですが、その後の評判がまずまずだったので、これは、もしかして、ニーズあるかもという話になりまして、まずは2人で立ち上げることにしました。

周りを見渡してみると、音楽業界に就職を考えていても、今の音楽業界にはどんな業種があるのか?就職するためにはどんな知識やスキルが必要なのか?をちゃんと説明しているメディアがありません。

採用する立場で感じていることは、求職者側に今の音楽業界の姿が正しく伝わっていないために、昔からある漠然とした音楽業界のイメージや憧れを抱いてしまう求職者と、企業側が採用したい人物像に大きなギャップが生まれ、結果ミスマッチが生じているということです。

まずは、今現在の音楽業界の姿をわかりやすく発信し、音楽業界を目指す求職者には、求められる知識やスキルを理解していただくことで、求められる優秀な人材が音楽業界に入り、業界全体の発展に少しでもつながればいいなという思いで、このマガジンを立ち上げました。

2021年現在、日本の音楽業界は、150年前にアナログレコードが発明されて以来、初めての大きな転換期を迎えています。

約150年前にアナログレコード、CD、そしてその後に訪れたデジタル化によって、ダウンロードへと変化しましたが、楽曲ごと、あるいはアルバムごとに売りきる=所有というビジネスモデルは変わっていませんでした。

Apple Music、Spotifyに代表されるサブスクリプションサービスは、作品を所有するのではなく、疑似所有=利用という形に変えて膨大なカタログをユーザーに提供するという新しいビジネスモデルへ転換させました。

このサービスは、ユーザーとのエンゲージメントを高めることが大切で、従来の制作や宣伝業務から大きな進化が求められています。再生数からのデータ分析力、ソーシャルネットワーク力、デジタルマーケティング力、多言語力など、ITスキルやグローバルな視点で仕事ができる人材が必要になっています。  

音楽という人の心を動かすというエンタメにしかない唯一無二のダイナミズムと、最新のテクノロジーやマーケティングの高度なスキルが求められる今の音楽業界の魅力を少しでも正しく伝えられればと思います。

このマガジンは、アンドレ元部長と僕、たじまるが、それぞれ記事を書いたり、対談形式にしたり、時には、clubhouseやYoutubeなどの音声や動画など、いろいろ形を変えて、臨機応変にやっていければなと思います。

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