学びはタイミング
知識って、知りたいときに、知りたいこととタイミングよく出会わないと、なかなか記憶に残らないものだ。
本を読んでいても、そのときは「なるほど」と思っても、さほど興味のないことは忘れてしまう。
ちょうど、そのときに自分の関心があることは、記憶に残るのよね。
だから、本というのは何度読み返しても学ぶものがあったりする。
最初に読んだときには関心がなかったことが、時間がたって興味が湧いてくると、それまで記憶に残らなかったことが、記憶に残りはじめる。
経験的に、わかりやすい本よりも、わかり難い本の方が、そういうことが起こるように感じる。
難しい本を読み始めると、あまり興味がひかれず、理解できないことが、その本を読み終わったときには新しい興味が湧いていて、同じ本を次に読んだときに、「あ、ここに書いてあることは、こういうことだったのか!」と改めて気づきがあったりする。
だから「学び」には、タイミング、というものがあるのだよね。