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ちゅうおん2022 カバー予想

 気が早いことは十分承知の上、我慢が出来なかったのでちゅうおんカバー予想をはじめます。ここを書いているのは2022年3月。ちょくちょく書き直しては、またカバー曲を考える日々です。
 「この子の声質的に、この曲が合うんじゃないか」「この子にはこの曲を歌ってほしい」「よし、この曲はまだ歌われてないな」「エビ中の大人たちはこれ好きそう」などと、オタクのエゴと妄想だけで出来上がった予想noteです。なによりこれを考えている時間が世界で一番楽しい。昨年に引き続きどうせカスりもせんので、そこは許してくださいね。


 昨年の予想記事はコチラ。カスりもしませんでした。自分の欲求が出てしまっているだけのイタい記事です。


 予想の精度を上げるために、過去の披露曲からなんとなくですが分析を行いました。あとね、1曲を1人に当てるとまあ当たらないです。まあその難しさこそが、これをやっている意味というか、面白さなのですが。。。
 その分析って何ぞや、となるかと思いますが、その結果というものがこちらです。過去の曲をみていたら、なんとなくの傾向が現れてきました。まあ大体皆さんお気づきのことです。



【傾向】
・アーティスト被りなし
・ジャンルの広さは言わずもがな
・楽曲の年代のバランスが取れている
・対象アーティストのサブスク上位5曲以内



 こんな感じです。意外と当たり前なことばかりです。が、1つだけ、特筆すべきデータがみつかりました。それがサブスク内での順位です。


 例として、エビ中さんに焦点を当ててみます。サブスクを開き、アーティストページに飛ぶと、Spotifyではこのように表示されます。すると「人気曲」として、今流れに乗っている曲がTOP5として表示されるのです。ポイントは、単なる再生回数ではなく、ユーザーに再生されている楽曲の人気を加速度的に加味し、ランキングに反映させているというところです(あまり詳しくは知らない)。つまり、リリースされたての楽曲で総再生数が少なくても、多くのリスナーが一気に再生することによって人気曲入りを果たせます。

Spotifyの画面

 実際にエビ中さんでみてみると、この夏リリースされた「青春ゾンビィィズ」「Bang Bang Beat」が勢いに乗ってグイグイきてることが分かります。しかし、どんなに再生しても、総再生回数91万回超えであるエビ中のキング「仮契約のシンデレラ」には抗えないようです。ツェエ。


「へロー」リリース後

 先日、エビ中さんからは「へロー」という曲がリリースされました。この曲は9月21日発売のアルバム「中吉」にも収録されます。映像が唸っちゃうくらい綺麗なのでMV貼っておきますね。

 リリースしてからはかなりの勢いがついたとみられ、現在では2位に浮上しています。どういうアルゴリズムで順位付けされるかは分かりませんが、ざっくり言うとこんな仕組みです。


 というわけで、今回はこちらを最重要指標としてカバーを予想していきます。まずは、過去のおさらいから始めましょう。なお、記載されている順位は執筆時の順位です。





ちゅうおん2020 カバー曲おさらい


風になりたい / THE BOOM 【ALL】

(1995年3月24日発売)Spotify内ランキング2位


ノーダウト / Official髭男dism 【真山りか】

(2018年4月11日発売)Spotify内ランキング圏外


タマシイレボリューション / Superfly 【星名美怜】

(2010年6月18日発売)Spotify内ランキング3位


Wonderland / iri 【柏木ひなた】

(2019年10月23日発売)Spotify内ランキング1位


金木犀の夜 / きのこ帝国 【安本彩花】

(2018年9月12日発売)Spotify内ランキング2位


糸 / 中島みゆき 【小林歌穂】

(1998年2月4日発売)サブスク未解禁


愛のために / 奥田民生 【中山莉子】

(1994年10月21日発売)Spotify内ランキング3位

公式MVなし


【考察】

 こんな感じになりました。曲数が2021年と比べ3曲少ないのもあって著しい3極化はみられませんでした。1990年代が3曲、2010年代が4曲(タマシイレボリューション独り歩き)となりました。こう見ると、ちゅうおん2021のバランスの良さがお分かりいただけるかと思います。
 そして、多くの曲がSpotifyアーティストページ内での「人気曲」欄で5位以内にランクインしています。カバー曲ということで、挑戦しすぎず、ファンでない方も一度は耳にしたことのあるような曲がピックアップされています。当たり前っちゃあたり前ですけど、やっぱりやるなら人気曲ですよね、納得です。あと、髭男ノーダウト、ランク外になるの早すぎない・・・?





ちゅうおん2021 カバー曲おさらい


LIFE feat. bird / MONDO GROSSO 【ALL】

(2000年5月24日発売) Spotify内ランキング圏外


シャングリラ / チャットモンチー 【小久保柚乃】

(2006年11月15日発売)Spotify内ランキング1位


CITRUS / Da-iCE 【安本彩花】

(2020年11月25日発売)Spotify内ランキング1位


真夜中のドア〜stay with me / 松原みき 【真山りか】

(1979年11月5日発売)Spotify内ランキング1位


ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ / 原田知世 【風見和香】

(1983年7月25日発売)Spotify内ランキング5位


黒毛和牛上タン塩焼き680円 / 大塚愛 【小林歌穂】

(2005年2月9日発売)Spotify内ランキング4位


深夜高速 / フラワーカンパニーズ 【桜木心菜】

(2005年9月15日発売)Spotify内ランキング2位

こちらの曲はライブ映像も公式からでていますので是非ご覧ください。


GLAMOROUS SKY / NANA starring MIKA NAKASHIMA 【星名美怜】 

(2005年8月31日発売) Spotify内ランキング2位


ナンダカンダ / 藤井隆 【中山莉子】

(2000年3月8日発売)Spotify内ランキング1位

公式MVなし


白日 / King Gnu 【柏木ひなた】

(2019年2月22日発売)Spotify内ランキング5位



【考察】

 カバー曲を並べると、楽曲の年代が3極化していることが分かりました。1980年頃(2曲)、2000年頃(6曲)、2020年頃(2曲)の3つです。大まかに分けると綺麗に20年おきとなっており、特に2000年代に重きが置かれているような気がします。客層に合わせて広くに刺さるような選曲になっているのかもしれません。
 また、King Gnuは多くの世代から常に注目を浴びているということもあり、「白日」という大ヒット曲なのにもかかわらず、なんと5位という結果になりました。Official髭男dismといいKing Gnuといい、この手の超売れっ子アーティストはカバー曲選定にも傾向通りで戦う難しさを感じます。




 というわけで、本題です。以上のことを踏まえ、今年こそリベンジしてみせます。よろしくお願い致します。





ちゅうおん2022 カバー曲予想



【ALL】

ぼくらが旅に出る理由 / 小沢健二 

(1996年5月16日発売)Spotify内ランキング3位


・ノミネート理由
 正直「ぽいな」というところで決めました。正しくちゅうおんver.のイメージはこんな感じです。オリジナルver.では5分30秒程度ですが、Bank Band ver. では約7分となっています。ちゅうおん2020の風になりたいは6分強、'21のLIFEでは9分強にもわたる演奏でした。尺を考えても大いにありうるかと思います。
 M1はちゅうおんの夜明け。LIFEの会場を0からじっくり温めていく感じは本当に絶妙でした。お湯でなく水から茹でられるジャガイモの気持ちがようやくわかった気がします。やがて会場には太陽がのぼり、こちらのエンジンがだんだんと回り始めます。曲が終わった頃には見事に全身のウォーミングアップが完了。そんな大事なM1を任せられるのはこの曲しかありません。




【真山りか】

情熱の風 / THE イナズマ戦隊 

(2007年5月9日発売)Spotify内ランキング3位

公式MVなし

・ノミネート理由
 エビ中の女柱、エビ中の歌柱。精神的にも能力的にも強い、倒れない大木である真山さん。結成当初から私立恵比寿中学を引っ張ってきた、そんな真山さんには是非「強い」曲を歌って頂きたく、こちらの曲にしました。
 イナズマ戦隊は以前からカバーして欲しいグループの1つでした。「情熱」というワードが入っているように、かなり熱い曲になっています。この曲を歌ってもらい、来年はかわいい曲でギャップにやられる、というのが勝手に考えているプランです。




【安本彩花】

NOW ON AIR / 赤い公園 

(2014年9月24日)Spotify内ランキング3位

 ・ノミネート理由
 これは以前から言っていました。最初に聴いたとき、真っ先に思い浮かんだのが彩ちゃんの声で、「石野さんと彩ちゃんの声質が近いな」というところでした。歌詞的にも重ねてしまうことがあったり、そんな中でもラジオから流れる音楽を受けて、自分のエネルギーにしている主人公。
 音楽はいつだってパワーを分けてくれるもの。是非音源がリリースされたら、日本中の耳に届いてほしい一曲です。




【星名美怜】

空色デイズ / 中川翔子 

(2007年6月27日発売)Spotify内ランキング1位

ノミネート理由
 美怜ちゃんといえば、やはりあの高音ですよね。あれだけ潰れずに高い音を綺麗に出せるならと、この曲を選びました。そして、原曲の楽器の暴れ加減が本当に好き。音粒がしっかりしていて強いので、ちゅうおんにピッタリかと思いました。治武さんと道太郎先生が楽しそうに演奏する画が自然と思い浮かびます。演奏者の皆さんの想いも、この胸に確かに届いています。それを味わえるのも、ちゅうおんの醍醐味の1つです。




【柏木ひなた】

キャラクター / 緑黄色社会 

(2022年1月26日発売)Spotify内ランキング4位

・ノミネート理由
 緑黄色社会の楽曲のちゅうおん映え感は異常です。あと、何よりキャッチーで良い。そして、はやく秩父で体を揺らしたい。道太郎先生の指使いも堪能したい。あまりにもやりたいことが多すぎる曲です。また、本家では長屋晴子さんがボーカルを担当されているわけですが、あの人の声はほんっっっっとうに透き通っていて綺麗です。生で聴くと危ないレベル。
 そんな歌姫には、当然こちらも歌姫を投入するしかありません。君にしかできない、柏木ひなたさん。どうか私の願いを叶えてください。よろしくお願いします。




【小林歌穂】

世界中の誰よりきっと / WANDS 

(1992年10月28日発売)Spotify内ランキング1位

公式MVなし

・ノミネート理由
 小林歌穂さんにはどうしても温もりを求めてしまう自分がいる…。ウッ……。彼女のやさしさに何度救われてきたことか?
 近年、歌穂ちゃんの歌唱力の高さには目を見張るものがあります。エビ中にまた武器が加わってしまったんです。普段は果てしない笑顔で癒しをくれる小林さんですが、マイクを持つと人が変わります。春ツアーもなかなかに凄かったですが、生誕ソロライブの彼女の表情はファミリーが困惑するほどでした。そんな歌穂ちゃんの表現力に、この曲で注目したいです。




【中山莉子】

やさしくなりたい / 斉藤和義

(2011年11月02日発売)Spotify内ランキング4位

・ノミネート理由
 昨年の予想noteで斉藤和義×中山莉子をやったような気がします。実際には、まさかの藤井隆×中山莉子という結果に。いい意味で脳が追いかない選曲でしたが、あの子ははっちゃけるのもめちゃめちゃ得意でした。20年パワー系→21年暴れ系と来ているので、一か八かでまた路線をふりだしに戻してみます。KIRINJIから藤井隆までカバーしちゃうエビ中で一番予想できない子なので、何が来てもひっくり返る準備はできてます。




【桜木心菜】

BABY BABY / GOING STEADY

(2000年8月25日発売)Spotify内ランキング2位

(銀杏ver.)

・ノミネート理由
 皆さんお気づきかもしれませんが、完全に去年の「深夜高速」に引っ張られています。去年の「そうくる!!?!」という衝撃が忘れません。エビ中に入りたて、なんならグループ内1番のギャルである、当時高1の女の子が歌った「深夜高速」がそれはそれは強くて……。この曲を境に歌に目が醒めた感を、のちにズシズシ感じています。ちゅうおんで続けて似たテイストの曲がくることはあまりありませんが、どうしても聴きたいのがこちらの曲です。




【小久保柚乃】

恋人ごっこ / マカロニえんぴつ

(2020年2月7日発売)Spotify内ランキング2位

・ノミネート理由
 そろそろ大人な柚乃ちゃんがくる気がしています。ここから先、ココユノノカ3人にとっても大事な一年になってくるはず。この曲を通して、新しい一面が見えたらいいなという理由で選出しました。
 柚乃ちゃんの真骨頂は「つぶやくような歌い方」にあると思っていて、この曲であればその成分もきっともっと摂取できると予想。8月リリースの「へロー」の歌いだしにはガチっと心を掴まれました。あと、シンプルに柚乃ちゃんがこれを歌って「や、やられた~~~っ」と裏切られたいというのが一番デカいです。




【風見和香】

やさしさで溢れるように / JUJU

(2009年2月11日発売)Spotify内ランキング2位

・ノミネート理由
 ぶっちゃけ一番あり得ると思っている曲です。先日の風見和香生誕では、またしても度肝を抜かれました。「また歌上手くなってるじゃん……」と頭を抱えました。歌唱スキルは息継ぎも忘れてしまうほど。
 昨年のカバー曲「ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ」では、人間から感じることのできる限界の透明度を魅せてくれたののかまるちゃん。はっちゃけても全然いいけど、わがままを言うとすると、今年もこの曲で透明エキスを分け与えてほしい。個人的には、亀田さんがプロデュースというのもポイントです。




On Spotify



【大穴コレクション】

Mihimaru GT / かけがえのない詩


マツケンサンバII / 松平健


怒髪天 / オトナノススメ




おわりに


 ちゅうおん開催まで残り1か月を切りました。思い返せば1年前、LIFE feat.birdから始まり、柚乃ちゃんのシャングリラでソロコーナーが始まりました。ココユノノカの歌唱力に裏切られ、大学芸会、春ツアー、ファミえんとここまで一緒にやってきました(お前は歌ってないだろ)。
 気が付けば秋、ちゅうおん。「また1年待つ事になるのか…」という重い気持ちと、「はやくちゅうおん見せてくれ!」という気持ちが喧嘩する、複雑な状態。最後に、ヲタクのわがままを書くとすれば、バンド紹介は今年こそ報連相で、というのと、シングルTONEもマストで、という感じです。ちゅうおんでやらなきゃどこでやるんだ曲、堂々の第1位なので……。エビ中楽曲チームさん、信じています。







そして最後に……




【特報】


ちゅうおん2021、デジタルリリース決定!!!


私立恵比寿中学が、SMEレコーズ25周年記念企画に参加。8月31日(水)に<エビ中 秋声と螻蛄と音楽の輝き 題して「ちゅうおん」2021(Live)>の音源を配信リリースする。

popnroll.tvより

やったーーー!!!!!


SMEレコーズ 25周年特設サイト





というわけで、最後までご覧頂きありがとうございました。

みなさんの予想もよろしければ教えてくださいね。



それでは、元気な姿で、秩父でお会いしましょう!!

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