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宮城県|公立高校入試確率問題2018

 右の図のように円周上に4点A,B,C,Dがあります。点Pは円周上を動く点で,はじめ点Aの位置にあります。1枚のコインと,1個のさいころを同時に1回投げたとき,点Pは,次の[ ]に示したとおりに,円周上の4点を,Aの位置からB,C,D,A,B,…の順に動くものとします。

確率問題のパターンを知っておこう2応用-10

・コインの表が出たとき,点Pは,さいころの出た目の数だけ動く。
・コインの裏が出たとき,点Pは,さいころの出た目の数を2倍した数だけ動く。

 たとえば,コインの表が出て,さいころの出た目の数が1のとき,点Pは点Bまで動きます。
 この,1枚のコインと1個のさいころを同時に1回投げるとき,次の(1),(2)の問いに答えなさい。
 ただし,コインは,表と裏のどちらが出ることも同様に確からしいものとし,さいころは,1から6までのどの目が出ることも同様に確からしいものとします。
(1) コインの表と裏の出方とさいころの目の出方の組み合わせは,全部で何通りありますか。
(2) 点Pはどの点まで動く確率がもっとも大きいか答えなさい。また,その確率を求めなさい。

分類:応用〈2〉 動かす② 循環型

問題を解く前に

(1)

 コインとさいころという、2つの別々の偶然発生装置を使うパターンです(基礎編17)。表はこんな感じになりますね。

スライド1

 マス目を数えて12通り。

(2)

 問題に書いてあるルールに従って、いくつ動くかを計算すると、

スライド2

それだけ動いた跡に、どこにいるかを書くと、

スライド3

いちばんどこの点に動く確率が高いかというと、Cですね。

確率は、$${\bm{\dfrac{5}{12}}}$$

(1) 12通り   (2) 点Cで、その確率は $${\bm{\dfrac{5}{12}}}$$


※応用編〈2〉の採録例題から,こちらに変更。


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