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ビジョンを創ることは怖かったけど、創業3年目にして、重い腰をあげて作ってみた

こんにちは、『Interas』代表の石原泰三です。

今回は、僕が会社のビジョンを作るまでのプロセス、想いについてお話をします。

早速ですが、こちらが今回策定したInterasのビジョン・目指す姿です。


・まだ創業初期だけど、ビジョンとか作ったほうがいいのかな?今あるビジョンなんか違うんだよなーと思っている経営者/役員の方
・会社でMVV策定のプロジェクトに入ったけどいまいち解像度がわかないなーって方
・最近たいぞー何を考えて仕事しているの?と思ってくれた心優しい方

などなど、ちょっとでも当てはまる方、
ぜひ読んでもらえると嬉しいです。

あえて定めていなかったビジョンを、定義することにした理由

僕は正直、会社設立当初は、「インテラスにはビジョンはまだいらない」と考えていました。ビジョンは企業で言えば、絶対に達成した世界、創りたい社会。多くのビジョンを掲げている会社はあれど、それを本気で創ろうとしている会社ってあまりないよなぁという思いもあったのと、僕自身が"継続して心から創りたい目指す姿"を作らないと、全く意味がないよなぁと思い、作るのをやめていました。

創業初期は、自分のwantに正直になるために、スピード感や機動力を活かすためにも、“前言撤回”を歓迎し、会社をやっていこうと思っていました。

一方で、日々意識すべき「ミッション」、それを達成するための「フィロソフィー」、大切にする価値観である「バリュー」は掲げていました。

▼Interasの「ミッション」「フィロソフィー」「バリュー」についてはこちら

これらを掲げて走ってきた結果、見えてきたのは「大切にしたい価値観を浸透させることの難しさ」です。そもそも、ミッションができる前から一緒に働いているメンバーも多いInteras。今のままでは成長がゆるゆると鈍化していくなと感じはじめていました。

でも。

紆余曲折を経て事業を運営してきた今、強く思うようになったんです。

同じゴールに向かって、チームで本気で挑戦したい、と。

ありがたいことに、今のメンバーは「たいぞーと一緒に働いてみよう」と仲間になってくれた人がほとんどです。もちろん、それはそれでめちゃくちゃ嬉しいことなんだけど、これからは違う。

「このビジョンを実現させたい」と強く願う仲間と一緒に戦いたい。

そのためには、みんなで目指すビジョンが必要不可欠だと気づいたんです。

お世話になっている先輩から、
「なんかビジョン、ミッションとかいらなくない?」 

確かになくてもしっかり伸びている会社もあるよなー、良い会社もあるよなーと思ったのと同時に、なんで自分は必要なのかなと思った時に、僕自身がブレる弱い人間なので、小さな規模のときからちゃんと言葉にして、それを僕自身も含めて日々意識して行動したいと思ったからなのかなと率直に思っています。

目指すのは「地区大会出場」なのか、「全国大会優勝」なのかを明確に示したかった。

僕たちは、

「日本で一番相談しやすい、日本で一番相談してよかったと思われるHRカンパニー」

というビジョンを掲げました。

対個人であれば、転職・キャリアで迷ったとき、あるいは採用活動で悩んだとき、真っ先にInterasに相談したくなる。他の誰でもなく、Interasに頼んでよかった。そんな、困ったときに必ず助けてくれるドラえもんみたいな存在を、目指していきます。対法人においても、Interasさんは、相談しやすいし、相談したら、何かしら返してくれるよねって思ってくれる会社にしたいと思っています。

本当はもっと、かっこよいタグラインにしたかったけど、思い浮かばなかった。悔しい。少しタグラインは変更したい。


客観的評価というより、インテラスで仕事をするひとりひとりが"日本で一番相談しやすい、日本で一番相談してよかった”と思える仕事をしていると思っているかどうかがスタートラインだと思っていますし、まずは目の前のお客様がinterasに関わったお客様がそう思ってくれるかどうかを目指していきます。

営業→人事→起業。すべての経験がビジョンにつながっている

新卒時代、僕はキャリアへの浅い理解と憧れだけで営業職を選び、リクルートに入社しました。しかし、飛び込み営業に心が折れ、誰にも相談できないまま入社2ヶ月で休職を経験。

▼新卒時代の経験についてはこちらのnoteで詳しくお話しています。

身近に相談できる相手がいたら。20代でもっと多くの選択肢を知っていれば。そんな想いが今の事業の原体験となっています。

その後、転職して人事の仕事をするようになっても、仕事の相談をしづらい環境に苦しみました。というのも、人事の業務って、個人の退職希望や部署の組織的問題などセンシティブな情報を扱うことが多いんですよね。

ありがたいことに僕には、部署内や、時に社外に相談できる先輩がいましたが、すべての人事の方々がそうとは限りません。

中小企業では「人事は1人だけ」なんてザラです。組織課題は全部人事の責任だと押し付けられ、孤軍奮闘する人も少なくないはず。

さらに創業後、HR領域のコンサルティングやエージェント事業に携わるなかで、この業界の課題も見えてきました。

コンサルといっても、成果に結び付きづらい表面的なアドバイスで終わっているケースは少なくない。人事コンサルへのマイナスなイメージを持たれる企業経営者の方にも多く会ってきました。(といいながら、当社もまだまだ伸びしろはたくさん。もっと価値を返せるようになりたいと思っています)

エージェント事業においても同様です。人や組織への情熱を持たず、ただ淡々と仕事をこなすエージェントにも多く出会ってきました。企業と候補者をマッチングさせるだけの伝書鳩のような関わり方では、この仕事の本当の価値は発揮できません。

僕は、人事コンサルやエージェントという仕事は、ひとびとのキャリアや人生に影響を与える、とても奥深くて尊いものだと考えています。だからこそ、一人ひとりに真摯に向き合わなければならない。

こうした経験と想いが、「日本で一番相談しやすい、日本で一番相談してよかったと思われるHRカンパニー」というビジョンにつながっています。

転職希望者は1000万人超!でも実際に転職できたのは…?

このビジョンを策定するに至った背景には、労働市場の変化と、それに伴って企業が直面する課題もありました。

日本経済新聞(2023年11月27日)より引用

日本経済新聞によると、2023年の転職希望者数は過去初めて1000万人を上回りました。しかし、実際に転職した人の数は300万人ほどと、ほとんど変わっていません。つまり、多くの人が転職に関するモヤモヤを抱えたまま、仕事を続けているということです。

もし、自分のキャリアについて気軽に相談できる環境があれば、新しいキャリアの可能性に気づいたり、今の仕事の良さを再認識できたりするかもしれません。転職希望者のモヤモヤも解消され、健全な労働流動性が生まれるはずです。

ところが現実には、人材不足や採用難に悩む企業が後を絶ちません。事業を拡大したくてもできない。せっかく採用した人材がすぐに辞めてしまう。転職エージェントをしていると、そんな嘆きをよく耳にします。

IT Leaders より引用

少子高齢化が止まらない日本にとって、これは見過ごせない問題。限られた労働力を効率的に活用することが、経済成長のカギを握っているからです。

だからこそ、僕たちInterasは転職希望者と企業の双方に寄り添い、労働市場の課題解決に貢献したいと考えました。一人ひとりの相談に真摯に向き合い、時代の変化に適応したキャリア形成をサポートする。それが、「日本一相談しやすい、相談して良かったと思われるHRカンパニー」というビジョンの本質です。

僕は、このビジョンを実現することで、労働市場の課題解決に貢献し、ひいては日本経済の発展に寄与できると信じています。

具体的な目標やクレドも刷新しました

ビジョンの達成に向け、2024年は「ロマン目標」と「ソロバン目標」、そして「組織目標」の3つの目標を掲げました。

まず、「ロマン目標」では、“相談しやすい”を創り出す。相談しやすい場や雰囲気づくり、もっと気軽に話せる環境の提供、第一印象の向上などに向けて、具体的な施策を実行します。さらに、お客様の率直なフィードバックを得るために、匿名のアンケートを実施。現状の課題を把握し、改善につなげていきます。

次に「ソロバン目標」では、“売上”というお客様への提供価値を創る。しっかりとした売上を作り、それを人材や設備への投資につなげていきます。そして「組織」として目標を達成するために全力を尽くしていく方針です。

最後に、「組織目標」ではビジョン達成に向け自分たちの行動を変えていく。そのために、クレドをリニューアルしました。

オフサイトでビジョンを共有しました!

ビジョン策定にあたり、Interasでは、1泊2日の古民家オフサイトを開催し、メンバー全員で現時点での会社への思いや、ビジョンについて語り合いました。

日ごろの業務から離れ、リラックスした雰囲気のなかで、お互いの想いを本音で共有。リモート中心のチームだからこそ、とても大切で貴重なコミュニケーションの時間でした。


\Interasにご興味ある方へ/

「日本一相談しやすい、相談して良かったと思われるHRカンパニー」の実現に向けて、私たちと一緒に挑戦してみませんか?

『Interas』では、ビジョンに共感し、クレドを実践できる仲間を募集しています。お客様の本音に向き合い、寄り添い続ける。そんな熱い想いを持った方との出会いを、心からお待ちしています。

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