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TRPG制作日記(253) プロフィール(ルールブック第三章)2

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは参加者がキャタクターシートを読んで、物語のキャタクターを演じて楽しむゲームです。キャタクターシートにはキャタクター設定、能力値、プロフィールが書かれており、この情報を参考にプレイヤーはロールプレイを行います。


正確には、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは二枚のキャタクターシートを利用してプレイします。

一枚目は、プロフィールが書かれた公開情報シート。

二枚目は、キャラクター背景が書かれた非公開情報シート。

このTRPGは、はじめにそれぞれのカードプレイヤーのキャタクターシートⅠの情報を共有して、自己肯定感を守りつつ、プレイ中にシナリオ目的とキャタクター目的の達成を目指しながら徐々に非公開情報を公開していくのが流れになります。


今日は、ルールブック第三章のプロフィールの箇所を制作しました。

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGはキャタクターを自作することも想定していますが、そのためにはキャタクターシートを自分で書ける必要があります。

キャラクターシート、特にプロフィールとキャタクター背景の書き方は、別の場所で解説したいと思います。


ルールブック第三章『

プロフィール

 能力値が数値で示される個性であるのと同様に、プロフィールは文章で表現されるカードプレイヤーの個性である。キャタクター設定と能力値により、プレイヤーは自分が演じるカードプレイヤーの個性を把握できる。たとえば、社交9でランク1のカードプレイヤーがいたとすれば、彼は宇宙都市の現実世界では友人も多く、毎日楽しく充実した日々を過ごしているだろうが、最近アマテラスワールドに来たばかりである。逆に、社交6でランク9のカードプレイヤーがいたとすれば、その高校生は宇宙都市よりもアマテラスワールドでの日々が人生の中心になっていることだろう。経済6で社交6、しかし技術4でランク9であるならば、宇宙都市の現実世界では目立たない存在だが、アマテラスワールドの神仏や妖怪、現地の人々からは信頼されていることは間違いない。また、キャタクター設定の年齢、性別、性格(アマテラスワールド)を確認するだけで、カードプレイヤーの置かれている状況は把握できるだろう。十五歳ならば高校に入学した直後で、十八歳ならば高校三年生である。
 しかし、キャラクター設定と能力値だけでは分からない情報が多い。十七歳の高校生が高校二年生なのか三年生なのかを判断することはできず、高校生に学年というのは重要な情報である。また、カードプレイヤー同士が宇宙都市で同級生である場合もキャタクター設定と能力値から判断することはできない。プロフィールでは二五〇字以下の文章による解説を加えることで、キャタクター設定と能力値という単語と数値では表現されていないカードプレイヤーの個人情報が説明される。書かれている内容は様々で、両親の職業や高校での友人関係、アマテラスワールドでの経歴だけではなくて、特殊能力や持ち物が書かれている場合がある。同じような文章による情報として、キャタクターシートⅡにはキャタクター背景があるが、キャタクター背景とは異なりプロフィールは他のプレイヤーやカードプレイヤーにも既知の情報として扱われる。プロフィールの内容はプレイ前の自己紹介で公開されて、プレイは個々のカードプレイヤーのプロフィールの内容を他のカードプレイヤーも知っていることを前提に行われる。キャラクター設定や能力値と同様にプロフィールは公開情報である。
 プロフィールは既知として扱われる公開情報であるため、その内容はプレイヤーが演じるカードプレイヤーが他のカードプレイヤーにどのように扱われるのかを決める。例えば親しい二人がいるとして、その内容がプロフィールに書かれているならばプレイヤーは親しい友人と親しいことを前提に発言したり行動したりしなくてはならない。また、プロフィールに書かれている特殊能力や持ち物は隠すことができず、仲間カードプレイヤー全員が特定のカードプレイヤーがプロフィールに書かれている特殊能力や持ち物を知っている前提でプレイすることになる。一方、キャタクター背景にも特殊能力と持ち物が書かれている場合があるが、プロフィールに書かれている特殊能力と持ち物とは異なり、キャタクター背景に書かれている特殊能力と持ち物はキャタクター全員か一部が知らない。キャタクター背景に描かれている内容は、プレイ中に徐々に公開している内容で、プレイ前に共有しておく内容ではない。特定のシナリオでは、特殊能力と持ち物は小物として印刷されている場合があるので、その場合はプレイヤーはゲームマスターから能力カードと道具カードを受け取っておこう。

』ルールブック第三章


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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