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TRPG制作日記(255) デッキ(ルールブック第三章)2

今日は、令和4年8月24日水曜日です。現在、オリジナルTRPGのルールブックを制作しています。

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは、TCGを内蔵した対話型ロールプレイングゲームです。このゲームの特徴は、キャタクターが妖怪が封じ込められた六枚のカードを持っていることです。

この六枚のカードは、キャタクターの個性となります。


今日の制作部分は以下です。

ルールブック第三章『

デッキ(初期デッキ)

 デッキとは対戦に備えて用意してあるアマテラスカードの束であり、プレイ開始前にカードプレイヤーは必ずデッキを装備している。アマテラスカードには神仏や妖怪が封じられていて、この封じられた神仏や妖怪はカードプレイヤーの冒険の友となる。デッキには六枚のアマテラスカードが含まれており、さらに6から1までの番号が振ってある。原則としては、六番、最も大きな数値が振られているアマテラスカードが切り札で、数字が小さくなるにつれて補助的な能力に長けた妖怪が中心になる。アマテラスカードには神仏や妖怪が封じられているが、この神仏や妖怪たちはアマテラスワールドの住人が封じられているのではなくて専用の簡易人工知能である。そのため、例えばぬらりひょんや玉藻前などのアマテラスワールドに一人しかいない妖怪のカードがある場合でも、その一枚のカードにアマテラスワールドの住人である妖怪、ぬらりひょんや玉藻前などが封じ込められているわけではない。同様の理由で、ぬらりひょんや玉藻前のような希少な妖怪のアマテラスカードも大量に印刷されて、アマテラスワールドに広く普及している。天狗や河童などの妖怪も同様である。
 アマテラスカードには簡易人工知能が搭載されているために、一枚一枚、封じ込められている神仏と妖怪の一体一体に心が、理性と感情、意識が備わっている。アマテラスカードの簡易人工知能は汎用人工知能に近いが、人間の言語で話すことはできず、犬や猫と同程度の知能しか持っていない。しかし、言語が理解できないわけではない。カードプレイヤーが召喚して頼み事をすると喜んで引き受けてくれるだろう。アマテラスカードの神仏や妖怪たちは主人への忠誠心が高く、対戦においてだけではなくて、探索においても重要な仲間である。シナリオ目的を達成するために、カードの妖怪たちの協力が必要となる場合もあるかもしれない。アマテラスカードには、カード名、攻撃力、効果の三つの情報しか書かれていないが、この三つの情報とは別に、探索プレイと特殊プレイで使用できる特殊能力を持つ場合がある。特殊能力は第五章「神仏と妖怪」か、あるいは使用カードプレイヤーのプロフィールかキャラクター背景に書かれているだろう。アマテラスカードの神仏や妖怪は記憶と感情を持つため、雑な扱いをすると主人が嫌いになり、大切にされると主人が好きになる。
 探索プレイ中に、カードプレイヤーはデッキに登録されているアマテラスカードを別のアマテラスカードに交換することができる。キャラクターシートに書かれている登録されている六枚のアマテラスカードに入れ換えて新しいデッキを作ることをデッキ構築、あるいはデッキの改造という。デッキ構築を行うためには、事前に持ち物としてアマテラスカードを保持していなくてはならない。ただし、持ち物を他人に他のカードプレイヤーに渡すことができるのと同様に、アマテラスカードも他のカードプレイヤーに貸したり借りたりすることができるので、他のカードプレイヤーから借りたアマテラスカードをデッキに登録することは可能である。しかし、二点の禁止事項がある。一点目は、カードプレイヤーは他のプレイヤーキャタクターであるカードプレイヤーからアマテラスカードを借りることはできても貰うことはできず、そのためプレイ終了時には必ずアマテラスカードは元の持ち主の手元に戻る。アマテラスカードゲームはTCG、トレーディングカードを利用したトレーディングカードゲームだが、風紀の問題からカードプレイヤー同士でカードをトレーディングすることはできない。互いのアマテラスカードを掛け対象にして対戦するなど論外である。
 二点目の禁止事項は、キャタクターシートに登録していあるアマテラスカードは貸すことも借りることもできない。プレイ開始時点で、キャタクターシートのデッキに記入されているアマテラスカードの一覧を初期デッキというが、初期デッキのカードは対戦時以外で他のカードプレイヤーに触らせることはできない。これは四人のカードプレイヤーが自分達の切り札を能力値の技術が高いカードプレイヤーに渡して、一人の強力なカードプレイヤーを生み出すことを防ぐためである。しかし、禁止されているのは特定のカードプレイヤーの初期デッキのカードを、他のカードプレイヤーのデッキに使用することだけで妖怪の貸し借りは禁止されていない。例えば、探索時に二手に分かれるときに、妖怪を召喚して片方の護衛にすることは可能である。また、対戦中に味方妖怪を操作することも禁止されてはいない。アマテラスカードから召喚された神仏や妖怪はNPC、ノンプレイヤーキャラクターとして扱いゲームマスターが操作する。また、召喚された神仏や妖怪は運動の能力値を持ち、攻撃力を一の位を切り捨てて十分の一にして計算する。攻撃力三〇の妖怪は運動3で、攻撃力一二五の妖怪は運動12である。行為判定では積極的に妖怪から力を借りてみよう。

』ルールブック第三章

今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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