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TRPG制作日記(295) カード名と種族

現在、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGのルールブックを制作中です。現在は、第五章を制作しています。

第五章の目次は以下を予定しています。

第5章 アマテラスカード
 1節 アマテラスカードと妖怪
 2節 対戦と交換、デッキ構築
 3節 カード名と種族
 4節 攻撃力と能力値
 5節 効果とルール
 6節 効果の専門用語
 7節 アマテラスカードの制作
 8節 カードデータ(古典妖怪)
 9節 カードデータ(派生妖怪)

今日は3節です。


ルールブック第五章『

カード名と種族

 アマテラスカードはカード名、攻撃力、効果の三つの情報を持つ。カード名はカードの名称であり、召喚時、攻撃宣言時、効果の対象や適応範囲を判定する場合にはカード名を参照して行う。河童というカード名のアマテラスカードから河童を召喚するには、自分が付けた愛称ではなくて「手札から河童を召喚する」と宣言しなくてはならない。カード名は基本的には封じられている妖怪を指している。そのため、妖怪ではなくてカードを指す場合には『「河童」カード』というように、「カード」を付けるのが普通である。カード名に同じ単語を含む場合は、同じ種族として扱われる。例えば、「赤鬼」と「青鬼」は鬼という一つの種族に属している。この場合には赤鬼と青鬼は鬼族に分類される。種族は妖怪名に限らず、例えば「赤鬼」と「赤色の窮奇」は同じ赤族に属している。一体の妖怪が複数の種族に属していることもある。「金棒を持つ鬼」の場合には、「金棒族」、「金棒を持つ族」、「鬼族」などの三種類以上の種族に属している。種族は効果の適応範囲を判断する場合に重要になる。「鬼族の攻撃力を50上げる」と書かれている効果は、カード名に鬼という単語を含むすべての妖怪の攻撃力、鬼や赤鬼や青鬼だけでなく、百鬼夜行などの攻撃力も上昇させる。
 天狗、河童、鬼などの古典に登場する妖怪の何体かはカードデータに古典妖怪として登録されており、古典妖怪のカード名に他の単語を組み合わせて作られたカード名の妖怪は派生妖怪と呼ばれている。多くは「形容詞+古典妖怪」という形式を取る。派生妖怪は必ず古典妖怪と同じ種族に属している。また、ルールや効果により特定の種族になる妖怪も存在している。例えば酒呑童子はカード効果により鬼に属していて、そのため鬼族を指定する効果の影響を受ける。ルールブックに記載されている妖怪は既成妖怪と言い、規制妖怪は古典妖怪と派生妖怪を含んでいる。キャラクターシートとは異なり、既成妖怪の改造はできない。つまり、古典妖怪である「玉藻前」の攻撃力が一二五であるならば、攻撃力一五〇の「玉藻前」は存在できない。既成妖怪とは別に、シナリオ制作者やプレイヤーは独自のアマテラスカードを制作することができる。シナリオ制作者及びプレイヤーが制作したルールブックには存在しない妖怪を試作妖怪と言う。試作妖怪のカード名は既成妖怪と同じであることは許されず、逆に既成妖怪として登録されていない名称なら自由にカード名として設定することができる。試作妖怪の制作方法は第五章七節「アマテラスカードの制作」で扱われる。

』ルールブック第五章

今日は以上です。読んでいただきありがとうございました。

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