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初めて海外アーティスト・イン・レジデンスに行ってきたので、あなたとシェアします。

冬乃太陽(とうのたいよう)です。太陽と呼んで下さい^ ^大阪を中心に、主にギャラリーやインターネットで絵画作品を発表しています。

私は、2018年10月に初めてアーティスト・イン・レジデンス(@bamboo curtain studio/台湾)に1か月間、参加しました!そこでの体験を、あなたとシェアします😊

英語も苦手、賞や公募がなくても、
海外で滞在制作をして、発表することが出来ました^ - ^
あなたに、制作した作品、レジデンスで得られるもの、現地での出来事を報告します

私の事例を通じて、
あなたが海外で滞在制作するイメージを持ったり、あなたのアーティスト活動がより豊かになる、一つのきっかけになれば嬉しいです^ ^

※このnoteは2018/11/24に開催予定だったイベントを記事にしたものです。

*↓クリックすると、イベントのページが見れます。いくつか台湾で使える情報も見ることができます。

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目次

冬乃太陽てどんなアーティスト?
・アーティストインレジデンス って何?
・私がレジデンスに行ったワケ
・賞も公募も無理そうや、どうやったら行ける?どこへ行こう?いくらで行けるか?
・レジデンスの日々を喜怒哀楽で報告します
 協力してくれてありがとう!、制作したかった作品プラン3つができた
 自分に喝!やっぱこれが足りなかったな、つまづいたり、困ったり、失敗した話
 作品を作ることは、、、海外に行っても同じだった話と、一期一会の旅の話
 もっとラクにしたらいいねん、出会った人やアーティスト達、ギブ&シェアの精神の話
・まとめ
レジデンスのええところ、そうでもないところ、得られるもの
あなたが海外へ行くために
・オマケ え?そんなんできるの!?あなたは知ってましたか、、?私が出会ったトンデモな人の話


こんにちは、冬乃太陽と申します。

今日はようこそ、このnoteにお越しくださいましてどうもありがとうございます。
私は2018年10/3〜31まで台湾のバンブーカーテンスタジオというところでアーティストインレジデンス に行ってきました。
そこでの出来事を報告します。
この報告会を通じて、情報がお役に立てて、自分だったらこういうことがしたいとか、どういった制作をするかイメージするきっかけになればと思います。話は盛りだくさん、長くなります。リラックスして、のんびり読んでくださると嬉しいです。

それで、、台湾に行ったことありますか?台湾は日本の南にある島です。島の形はマンゴーに例えられます。正確には中国の一部なので、パスポートに押されるスタンプは中華民国です。言語は台湾語と中国語、日本語を話せる人も多いです。日用品は日本と価格はさほど変わらず、食べ物の値段が日本よりとても安いです。そして夜市が有名です。たくさんの屋台が並んでいて台湾フードを食べ歩きできます。滞在していて気づいたのが、夜市は意外と高いんだなと肌感として感じました。たとえば夜市で買うフルーツとかは八百屋さんより高かったです。一盛り100元(約360円)とか。八百屋さんだとそれがもっと55元(約200円)とか。暮らしてると八百屋さんの方が割安です。値段だけ見ると。旅行で行くのと暮らすのとでは、こういった視点の違いからくる気づきもありました。

それで私のことは誰も知らないので少し自己紹介します。知ってたら嬉しくてハグします!笑


冬乃太陽てどんなアーティスト? 

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絵を描いています。太陽と呼んでください。みんなそう呼びます。
私はギャラリーとインターネットを使って作品を発表しています。
主に2つの軸で制作活動しています。

1つ目は、模型を作ってそれを元にどこにもない空間の絵を描いてます。

↓クリックすると、絵画やドローイング作品をたくさん見ることができます。

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2つ目は、あなたの好きな写真を組み合わせて絵を描くマッシュアップという作品をインターネット(SESSIION)で発表しています。ライフワークです。誰でも参加できます、写真も募集しています

↓クリックすると、有料で限定公開しているタイムラプス映像を見ることができます。

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そしてアーティストインレジデンスは今後も続けて行きたいです。
他にも、ツイッターやフェイスブックで、ほぼ毎日、絵とメッセージをツイートしています。

1日1枚の絵とメッセージを見ることができます。(メディアの中を見るのがわかりやすいです)


私が得意なことは、写真を組み合わせて絵を描くことです。インターネットで発表しているマッシュアップというライフワークは、これはあなたの好きな写真を他の人の写真と組み合わせて絵にするというもので、その場で写真を見せてもらってライブで描くこともできます。(あなたがもしイベントでゲストを喜ばせたかったら、私を呼んでね、ゲストの写真を組み合わせてその場で描くよ^^)

↓クリックすると、ライブ感覚で描いたマッシュアップ作品の映像を見ることができます。(記事内にあります)

私は、学生時代に建築を学んでいました。空間に興味があって。でも課題で提出する作品はいつもアートだねと言われ続けていました。
設計デザインをやっているつもりでしたが、うまくできませんでした。今思えば、空間のあり方やアンビルド(空想)の空間などアート的な観点から作品を作っていたなと思います。それで卒業制作で燃え尽きて灰になって、動けませんでした。子供の時から学校で作品制作することをやってきたのですが、この頃は何もできず、数年かけて少しずつ起き上って行きました。この時に、自分に残されたもの、何もない中で唯一思いついたものが絵だったので、絵に取り組むようになりました。目下の目標は、この絵とともに作品で生きていくことです!(私を活用して!私に描かせて!)

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それでまず、

アーティストインレジデンス って何?

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行きたいって思いますか✋?行きたいけど、ちょっとまだこれから✋?もしくは行く予定ですか✋?ちょこっと調べたりしますか✋?あ、英語めんどくさいなっ✋?人とコミュニケーションとるの苦手とか面倒くさい✋?できればほっといて欲しい人✋?笑 おうち大好き✋? SNSとかYouTubeとかついつい見ちゃってなんかやな気分になったりする✋? 

私もおんなじだ。ははは笑 

逆に、積極的に取り組んでる方は✋?わあ、素晴らしいです。私もそういうとこありますよ!笑
ええと、一言でアーティストインレジデンス って何?というと

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アーティストが国内外の別の土地に行って、そこで滞在制作をする取り組み、それができる施設。です。作品が作れて発表できる機会が得られます。
アートワールドのシステムの一つです。世界的なネットワークがあり、トランスアーティストレザルティスなどのインターネットサイトから情報や施設を検索して、応募することができます。これに合わせて助成金をとったりします。

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レジデンス同士のつながりがあって、私が行ったバンブーカーテンスタジオは、インドのレジデンスとエクスチェンジ、交換留学みたいなことをやってたりもしてるようですし、スタジオが開いたパーティーで台北国際芸術村(台湾で最も有名なレジデンス施設)の人が来ていて話せたり、横のつながりもあります。アートの世界にアクセスできます

そして、

私がレジデンスに行ったワケ 

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窮屈さから解放されたかったから!めっちゃ個人的な感情です。それでのびのび制作したい、心持ちも変えたい!です。

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作品を制作してギャラリーやインターネットで発表している日々の繰り返しの中で、それがなかなかうまくいかない。売ることや見てもらうことも難しい。どんどん窮屈さを感じて、作品がどんど小さく縮こまって行くような気がしました。実際に、コンテンポラリーとしては弱い、と言われたり、小さくまとまっていて残念だ、とか言われて絶望したりとか、、、あと同期のアーティストのヒスロムの大活躍、先輩アーティスト堀真理子さんが、セルビアでアートやってたり、その活躍を横目に見てすごいなって、絶望して羨んで、私だけうまくいかへんな、一体何が違うっていうんやろう、何でなんかなって。私だけ何でこんなに窮屈なんやろう。。それで感覚的に、このままでは環境に窮屈さに殺される。と思いました。だから環境を変えれば、もっとのびのびと思いきり制作したり、心持ちも変わって、飛躍するきっかけになるんじゃないか!と思いました。自分のオリジナリティを殺さないようにしたかった。生かして育てていきたい。でもこのままでは、この窮屈な環境に潰されて、いや潰しそうだし。やばいなと思いました。私、一度灰になった経験があるので、灰の中から見つけた絵がなくなったら、何も残らない気がして、だから日本を一歩でいいから出たい。一歩でいい、とにかく日本から出る。出てみる。あの、結構怖がりでホラー映画も大嫌いだし弱気な方なんですが、好奇心もあって、窮屈さから逃げたい一心で、台湾に行きました。この距離が私の精いっぱいでしたし、精一杯の脱出でした。ちなみにいま、自分も窮屈だなって思ってる方いますか✋?はい、だいたい共感します。

それで、

賞も公募も無理そうや、どうやったら行ける?どこへ行こう?いくらで行けるか? 

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レジデンスに行くには、審査に通る必要があります。施設が受け入れてくれないと、行くことができません。何とかして、初めて行く私を受け入れてくれそうなレジデンスを探しました。トランスアーティストやレザルティスで探しました。賞やオープンコール(公募)を各レジデンスがやっているのですが、目ぼしいものがありませんでした。遠すぎたり(つまりお金がかかりすぎる)、レベルの違いや、もう締め切ってしまっていたり、今の私に合わなかった。それで探し方を変えて、条件から考え直しました。自分は助成金取れるかわからないし、取れなかったらお金に困る。お金を作るのが上手な人はいいけど、自信がなかった。できる範囲で行くしかないなと思ったときに、まずアジアに絞りました。また、南に行こうと思いました。前に読んだ本で、椹木野衣さんのシミュレーショニズムという本で「逃げるなら南へ行け」というような内容が書いてあったのを思い出して、住んでる大阪より南の国を選ぼうと思いました。あ、シミュレーショニズムはそんな内容の本じゃなくて、アートの難しい話が書いてある本なんですけど、そこにショーシャンクの空にという映画を引用して、南に逃げたから助かったって書いてあって、そこだけ覚えてるんです。北に行くと行き止まりでデットエンドする映画が多いとか、そんなことが書かれてあって。それだけ覚えてて思い出して南に行こうと思いました。

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それから、窮屈じゃない環境が良かったし、大阪と逆の環境で自然もあるところがいいと思いました。それで、台湾のバンブーカーテンスタジオを見つけました。他にも候補はタイや中国、色々見て、最後は直感でここがいいなと思いました。よくよくwebサイトを見てみると、レギュラーレジデンシープログラムというのがあって、オープンコールなしに行くことができると分かったんです。簡単に、来たかったら来ていいよ、審査あるけど。的なものです。オープンコールみたいに作品テーマの設定もないし、期間も決まってない。それなら期間を1ヶ月にしたら、なんとかお金も自分で工面できるだろうなと思ってここに応募しました。私はてっきり、レジデンスに行くにはオープンコールしかないと思っていたので、こんなのあるんだと思いました。オープンコールだと宿泊代がタダになったりするんですが、私の場合は宿泊代がかかります。このレジデンスは色々なタイプの部屋やスタジオがあって、貸し出してます。一番安い小さい部屋を借りて1ヶ月5万円くらいでした。

*↓私が滞在していた部屋です。ここで制作、展示も行いました。

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審査に通らないと行けないので、ここから英語とアプリケーションフォームとメールとのやりとりでちょっと苦労しました。英語は少しずつ勉強しているのですが、そんなにできない。笑 幸い読み書きの方が聞く話すよりできたのがよかったです。必要事項を書いて、自己紹介とか、滞在したい期間、作品プランと、行く理由などを記入するんですけど、初めてだから普通に書いてて怖いんです。英文が正しいかどうかとか、書くほどに大したことない作家やなーとか思ったりもするし、そもそも滞在制作のプランできるんかな、不安でしかない。。笑 多分向こうも、あなたこれできるん?とか思ったりするんじゃないかなって。それで、滞在制作でやりたいプランを、一回大阪でおんなじことやってみようと思って、デモ作品を作って、そのプランを滞在制作の参考作品に貼り付けました。応募書類の一部↓

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それから、推薦文はあってもなくてもどっちでもいいと書いてあったんですが、初めてレジデンスに行く私を信じてもらえるように、アート関係の方に書いてもらいました。私の場合は、個展でお世話になった貸しギャラリーのディレクターさんと、京都の企画ギャラリーでスタッフしてる先輩にお願いして、英語の推薦文を書いてもらいました。この二人にとても感謝してます。

そして推薦文も添えてメールで応募しました。このメールのやり取りは長くてなかなか返事が帰ってこない、話が進まないとかもあって、正式にOKもらえるのに3ヶ月くらいかかりました。今年の2月に送って、オーケーもらえたのが5月ごろでした。

それで、帰ってきた今、ざっくりレジデンスでかかったお金は32万円くらいでした。旅したり、保険やWi-Fi、台風で航空券取りなおしもあったので、もっとうまくやればもっと安くできたとは思います。やりたいことはなるべくやろうと思っていたので、あまりケチらず失敗や無駄使いもありました。行く前に、4月にレジデンス対策のレクチャーに参加して学んで、それで助成金にチャレンジしたけど選ばれませんでした。それで自分で稼いだお金と、家族からの支援、ポルカの支援もいただいて、行きました。支援してくれた家族とネットで繋がってる方に本当に感謝しています。ありがとうございました!


オープンコール(公募)で行くと、色んな展示に出したりワークショップを開催できたり、各レジデンスで特典があるんですが、私はそういうのがなくてフリーです。それでもオープンスタジオに参加して作品を発表したり、パーティーに参加したり、スペシャルゲストに合わせてもらったり、色々経験できました。本当に感謝しています。

*↓スペシャルゲストの皆さま。とにかく私を知ってもらえるように、何とか試みました。どこかでこれが繋がるといいな。

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*↑画像説明(左上、地図。左下、スタジオ内地図。右上、入り口。右下、スタジオ予定表。)

私が行ったバンブーカーテンスタジオについてです。ここはノンプロフィット非営利のレジデンスで、台北から北、淡水という観光スポットから二駅のところにあります。駅から歩いて10分くらいで、線路と川に挟まれた場所にあります。川側にはサイクリングロードがあって、淡水まで続いてるので、ここを歩いて淡水まで行ったりしました。周りは自然豊かなんですけど、駅近くに市場があったりスーパーがあったりと生活に便利でした。
台北にも行きやすかったです。

*↓外からスタジオの中に入っていくまでを撮った映像を見ることができます。

スタジオは元農場で敷地は広いです。敷地内に、3棟から4棟くらいの建物があって、オフィスと、宿泊スペースがある建物と、キッチンダイニングど宿泊スペースとテラスのようなところと間借りしてる劇団の練習場所がある建物、大きなホールの建物、

ガラススタジオの建物(外観だけ映像撮りました↑この日はテレビの撮影があったようです)や個人のアーティストのスタジオやミシンがおいてあるスタジオが入った建物や、コンテナのようなスペース、中庭などがありました。私が行ったときは宿泊スペースは全部埋まっていて、キッチンの建物の二階やガラススタジオなど全く行くことのない場所もありました。私が行くのは部屋と中庭とキッチンくらいで、劇団のスペースはちょこっと見せてもらったりはしましたが、スタジオとは別の間借りてる人という感じでした。劇団の太鼓の音がしょっちゅう聞こえました。このスタジオは蚊が多いんです。10月はまだマシらしいんですが、キッチンに行くと必ず刺されるので、ここでご飯食べるといつも刺されました。なのであんまりここで食べずに部屋に持って行くことも多かったです。10月でもバンバン刺されるので夏だとさらに多いんだろうなと思いました。不衛生ではないんです、虫が多いだけです。自然豊かな証拠です。

ここの生活は、みんなそれぞれ作品のためやイベントに参加したりするので各自で動いていました。私が到着したときは旅に出ていてスタジオにいない人もいました。ダイニングにスケジュールが書いてあって(上の画像のホワイトボード)、スタジオに関連するイベントがこれだけあります。私にとって大事なのはこのオープンスタジオ(スタジオを一般公開する)での成果発表なので、この日に向けてここで滞在制作するという日々でした。他にもパーティーに行ったりもしました。色々イベントが書かれているんですが、参加は自由です。だいたいみんな参加していました、私は旅に出たり、不参加もありました。それで、夜に出かける方が多くて、なんでかなと思ってたんですが、繋がりを求めてイベントに行ってるようでした。夜は台北の何かしらのイベントに参加しに行くのがここでの過ごし方なんだな、と知りました。それから、そういう情報って台湾の場合どこで手に入れるのかわからない。どこに行けばアートの人に出会えるのかっていう。。分かったのは、台湾はフェイスブック頼りです。どこでこのイベント知った?てきくとフェイスブックで友達から回ってきたっていう人が多かったです。それで私もフェイスブックでいろんな人と繋がったんですけど、たくさんイベント情報が回ってきたので、ああこれで出かけて行って、人に会って広がって行くんやなと思いました。誘ってもらって行くこともありました。

では、

レジデンスの日々を喜怒哀楽で報告します

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協力してくれてありがとう、制作したかった作品プラン3つができた話

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私がレジデンスで制作した作品は3つあります。

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1、台湾の風景からモデル(左上画像)を制作してドローイングを描く。(左下画像)台湾のムードや雰囲気を自分に取り込んで、絵を描くことです。

2、小さな文化交流。台湾で出会った人からお気に入りの写真をもらって、日本からもらった写真と組み合わせて絵を描く。マッシュアップの台湾バージョンです。(右上画像)

3、ライブペイント。オープンスタジオは2日間あり、当日に見にきてくださった方の好きな写真をその場で組み合わせて描く。(右下画像)

*↓展示している時の部屋です。

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*↓滞在している部屋で展示しました。ドアに「あなたのお気に入りの写真見せて!描くよ!」と貼り出しました。

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1、モデルとドローイングです。↓

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台湾を旅して街をみてまわった。台湾の風景から抽象的な模型を作ります。台湾で手に入れたチラシやケーキの箱で作りました。(左端画像、真ん中の画像)そして、写真とモデルを組み合わせて絵を描きました。(右端画像)台湾と私をミックスした絵です。自分の感性を広げるために、わたしのユニークな感性をあなたに楽しんでもらうために描きました。

*↓制作した絵を、全部見ることが出来ます。


2、マッシュアップという作品です。↓

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これは、台湾で出会った方々から写真をもらって、日本の方からもらった写真と組み合わせて絵を描いた作品です。これは台湾と日本のちょっとした文化交流です。インターネットで発表している作品の、台湾バージョンです。描いているところを動画で見ることができます。↓

3、オープンスタジオでこのマッシュアップを描きました。ライブペイントです。

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*↑クリックすると、オープンスタジオ1日目のライブペインティング映像を見ることができます。

オープンスタジオが2日間あって、それぞれその日中ずっと撮影してた全記録の映像です。

「あなたのお気に入りの写真を見せて!描くよ!」と部屋に張り紙をして、きた人来た人にどんどん声をかけて、見してー!と言いながら、これ何?猫とか犬とかはなんて名前?赤ちゃんの名前は何?あなたの名前も描いとくね。インスタグラムやってる?フェイスブックとかもいけるよ、繋がって写真見せてもらって、描いて話して、何が好きとか。

*↓部屋の入口に、ライブで描いてることをお知らせしました。土足は厳禁!

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あなたの写真を描く事で、その方の興味あるものとか日常のこととか伝統的な祭のこととか、知らないお客さん同士が会話したりとかもありました。台湾に行ってすぐに旅に出たんですけど、そこで出会った方も来てくれたり、パーティーで出会った方がきてくれたり、アーティストや写真家の方も参加してくれたり、コミュニケーション作品として対話するきっかけになりました。これでたくさんの方と一期一会を楽しみましたし、絵もめちゃくちゃポジティブなものになったと思ってます。このライブペインティングをこのスタジオにギブできたと思ってます。

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*↑クリックすると、2日目のライブペインティング映像を見ることができます。1日目よりもたくさん来てくださいました!!


この、二日目で12人分描きました。ある方が風景の写真を見せてくれて、それで私が風景の絵をたくさん描いてるから、この場所お勧めなのって教えてくれたんです。本当にローカルな情報でした。聞けばこのチーズさんっていうんですが、このチーズさんはこの場所に行って癒されたと言ってました。それで私にもお勧めしたいって教えてくれたんです。このチーズさんは仕事に忙殺されてストレスがいっぱいあって、とてもしんどい。そのストレスを解消するために自然のある場所に行って楽しんでると言ってました。
この二日目の最後のお客さんは、閉まる間際に来てくださって、「まだいける?」って。私は嬉しかったので、「もちろん、見せてください!」って見せてもらったのがすごく美しい風景で、パートナーと旅行に行ったときの写真を描きました。インドネシアのジャカルタにある洞窟で撮った写真でした。いちばんおいしいとこだけ切り抜いて描きました。

↓(^з^)-☆としてるところです。

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そしたら、後日、インスタグラムで私のことを書いてくださってて、とても嬉しかったです。作品が知らない人と対話する豊かさを生み出してくれたと思っています。

何かを得るためにレジデンスに行くし、自分も何かをその場にギブして帰る。作品でこの場に貢献できたことが嬉しかったです。それで、これは大変シンプルで面白いから、もっと他の国でも同じことやりたいです。あなたの写真と私の絵を使って、ギブとシェアが広がって楽しめると思っています。

次は、


自分に喝!やっぱこれが足りなかったなー、つまづいたり、困ったり、失敗した話

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1ヶ月は短かった。英語が足りなかった。困ったのは、情報の探し方、場所とコミュニケーションです。
画材屋さんどこ?写真プリントどこ?1ヶ月分のお金どうやって持って行こう?そもそも何を持って行く?
作品制作どうやるか、私の場合は人にどうやって出会うか、どうやって人に話しかけよう?どうやって写真集めよう?などです。

「つまづき&しまったな、、」

台風の影響で私が出発できたのは10/3でした。それで、滞在制作のゴール、オープンスタジオでの発表は10/20,21でした。なので1ヶ月の間で制作できた時間はさらに短かったです。着いてすぐ旅に出て戻って、オープンスタジオの日までに製作できるのが一週間だけでした。制作はドローイングが精一杯だった。そもそも1ヶ月ではタブロー、ハードな絵画を描くのは難しかったのでドローイングをやることは決めてました。あとは数がどれだけ描けるかとかの焦りはありました。自分のプランはドローイングとマッシュアップなので、それを1週間でトータル20枚くらい目指して描きました。無事描けました。

*↓作業しているところ。壁をカバーして描きました。

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↓描いた絵を全部壁に貼ってみた。

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この1週間の間に、スタジオがいろんなイベントをやっていて、パーティーにも行ったりしました。いくつかイベントやアーティストからのお誘いがあったのですが、ことわざるを得ないこともありました。短い制作期間だったので制作優先にすると外に出にくくなりました。
短いとやれることが限られるなと実感しました。
1ヶ月でできることの中で制作するので、見るものも表面的になりやすいです。短い分内容を充実させるための工夫をあらかじめやっておくとか、、、余白のあるスケジュールで急なお誘いに乗るために、短いなりにもっと事前準備をしておく。短さに対する事前準備が足りなかったです。

「困ったなぁ」

困ったのは情報です。場所とか。制作のために必要な画材は、なるべく現地調達しようと思いました。画材屋さんでGoogleマップで調べても出てこなくて、ちょっとどうしようかなと思いました。他にも、写真プリントしたかったのですが、どうやって探したらいいのか分からないというのもありました。台湾に住む友達に助けてもらって、調べてもらって解決できました。画材屋じゃなくて、美術用品店で検索しないと出てこないんです。

↓美術洋品店です。

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↓*購入した安価な絵の具。韓国産でした。韓国のアーティストのスニに聞いてみると、プラクティス用だと。確かに絵の具の強度が弱めでした。だからガンガン使った!!

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*↓購入した筆。高かったのにすぐ毛先がダメになったもの。バサバサだと描きにくくて。。よく選んだつもりでも一回でダメになった!他にも軸が曲がっていたりするものもあり、筆選びは難しいです。

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それで、現地で頼りになる人と繋がっておく必要があると実感しました。もともとスタジオからのサポートはあまりないなという空気があったので、これは何でも自分で解決したり探さないといけないな、、と思っていました。この助けてもらった友達も、高校生の時の友達で、十年以上ぶりくらいの子で、私が台湾に行くと人に行ったら、あの子が今台湾で暮らしてるよ!と教えてもらって、その人経由で連絡して繋がれた友達でした。このわずかなつながりを頼りに本当にたくさん助けてもらって、再会して、オープンスタジオにも来てくれて、滞在中に動物園行って積もる話聞いたりして、すごく温かい気持ちになりました。本当に感謝しています。

「失敗したなぁ」

アーティストトークです。全然できなかった。。。↓

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オープンスタジオでアーティストトークがあって活動内容をプレゼンするんです。これはほんと急に、スタジオの担当のシェリーさんからメールが回って来ました。トークあるけど参加する?って。私の英語力では難しいのわかってるんですけど、ここにきてる以上、これはチャレンジするべきと思って、やります。と返事しました。私は何名か前に立ってみんなで話すんだと思ってたんですけど、一人一人話すんです。それも知らなかった笑 それで、
スライドがいる人はいついつまでに用意してね、て言われて、どうしようかと思いました。私は、もう絶対喋れない!と思って、フリートークは無理、だから手紙を書くことにしました。手紙を読み上げることをプレゼンにすれば、見ながらしゃべれる口実になると思いました。

*↓大きな手紙を書きました。

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それでもたどたどしくて、練習したけどスムーズではなかったです。完全に失敗、ちょっとしたギャグも入れてみたけど見事に滑りました。笑 
他のアーティストのプレゼンももっと理解したかったです、やっぱり英語力、会話が足りなかったな、と、ほとほと思いました。とにかくもっと情報交換したかったし、話聞きたかったです。もっとあったら同じスタジオのアーティストともっと話せたり、お互いの文化習慣の違いの話だけでなく、それぞれの国のアートについてのリアルな話とか聞きたかったし、そのための英語力がなかったことは失敗だった。。勇気も語学力もコミュニケーション力も低い自分に怒ります。。ムッと!

*↓アーティスト達、スタジオ代表のマーガレットさん、スタッフさんとディナーをとっているところ。

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「見てなかった、、」

スタジオの回覧板的な情報は、メールで受け取ってました。個別だとフェイスブックのメッセンジャーとかでもありました。通知オンにしていてよかった、、、です。オフにしていたり、チェックしてなくて知らないイベントとかあって、「あれ?太陽行かないの?」と別のアーティストに教えてもらって、そんなのあるの、、知らんかった!ということがありました。
あなたも行ったらSNSの通知やメールの通知はリアルタイムで受け取れるようにした方がいいと思います。。

「つまづいたなぁ、、」

パーテイーに行ったり、旅ではホステルに泊まって、人に出会いたいなと。そこで、話しかける勇気って本当に勇気でした。なかなか心開いて気軽に話しかけるのって心構えが大事です。私みたいにコミュニケーション下手だとさらにハードル高い。人に会って写真を集める、何でこんな作品プラン作ったんだろうと自分でも思いました。それで、どうしたらもっと軽くひょいっと言ってのけて、人と繋がれるのかな。軽くやって成功したい。笑 それで、バックパッカーやってた友達に教わって実践したのが、目を合わすこと。とにかく目を合わせてニコッとして、手を差し出して、名前を言う。あなたは?と聞く。私は、、、と自己紹介して、ネットでアップしてるマッシュアップ作品を見せて、レジデンスで来てるとか、オープンスタジオで発表するとか、アートやってるとか、色々何とか伝えて、目的とする写真集めをしました。積極的にする方が好かれました。話しかける人が好かれます。

*↓台北で行ったパーティー。誘ってくれて行くことが出来ました。

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作品を作ることは、、、海外に行っても同じだった話と、一期一会の旅の話

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海外に行っても、作品制作する難しさは変わらなかったです。どんな作品を作るかはそのアーティスト次第。私の場合は絵画ですが、絵はどこでも描けると経験で納得したし、制作はいつも孤独なもの。それは変わらなかったです。
何をするか、何がしたいか、何を得て、何が貢献できるか、どんな結果を求めるのか、、全部自分で決めてやり遂げる。それはどこに行っても変わらないことでした。制作にまつわる孤独さは変わりません。

*↓モデルを制作中。旅で出会った方と行ったお店のケーキの箱で作ったもの。

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↑旅の写真をいくつか。クリックすると旅の最終目的地、秘境「霧台/ウータイ」の映像を見ることができます。先住民族ルカイ族が住む集落です。刻々と霧が景色を変えていく山の中にありました。

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↑「タイニーさんとジェニファーさんから得たこと。」
台湾のルーツ的なものを少しでも見たいと思って南へ行きました。これも私にとってはチャレンジでしたし、レジデンスの間にやりたかったことでもあります。そこで出会った人や友達もできました。台中の夜に、おでんをホステルの共同ダイニングでひとりで食べてたんです。そのとき、おでんのお汁をシンクに流したら、詰まってしまって!あ!やばいと思って受付のお姉さんを呼んで、2人で詰まったシンクをなんとかしようと色々やってるときに、ふっと後ろから2人の夫婦が来たんです。なんとかシンクの詰まりが取れてはぁよかったー!とみんなでほっとして、とりあえずコーヒーでも飲みませんかって。いう流れになりました。その2人が、シンガポールから来たタイニーさんとジェニファーさんという方でした。それでなんとなく自己紹介して私は絵を描いていてこっちで制作しに来てます。今は旅してますって言ったら、座って話さない?ていう流れになってこのタイニーさんとジェニファーさんと話し始めました。

2人は「僕たちは教育関係で、学会でプレゼンするために台湾に来ている」と言いました。私は素晴らしいですって言って、私はGoogle翻訳も駆使してタイニーさんのジェニファーさんに作品について話して、私の作品が抽象的なモデルの絵なので、抽象画の話になりました。「僕も絵を描く。こういうの」て見せてもらったのがバースデーカードを描いてるタイムラプス映像で、可愛いイラストなんです。素敵でした。「でもアートはわからない。抽象画は難解だし、楽しめない」と言われました。私もそれは説明が足りないからだと思いますって。それで、私はずっとそういうシリアスな絵画を描いてきて、それで窮屈になったんです。だから今、この台湾でカジュアルな絵を描こうと思ってるんです。もっと気軽に描きたい。そう思ってここに来たんです。と伝えました。それから、自分のシリアス絵画にも興味を持ってもらえるように、このカジュアルなマッシュアップという作品を描いてるんです。この絵を楽しんでもらって、絵画にも興味持ってくださるといいなって考えています。そうしたら「それはいい、それは正しい」と意図が伝わって褒めてくださいました。それで、アートについての「わからなさハードル」はアジアで共通しているという気づきを得ました。アートの盛んなイメージの強いシンガポールの方がそう言うんだから、これがアジアのアートの実情だと思いました。日本と同じ。わからない伝わらない、難解で役に立たない、独りよがり問題。根深いなと思いました。それについてクリアな答えを言えなかった私もいました。2人とは、夜遅くまでアートについて話し込みました。iPhoneの充電が切れるまで。写真ももらえて、描きました。


もっとラクにしたらいい、出会った人やアーティスト達、ギブ&シェアの精神の話

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私がスタジオで出会って一緒に過ごしたアーティスト達は主に5組で、オランダ、韓国、インドネシア、アメリカからそれぞれ来ていました。

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*↑画像説明(反時計回りでインドネシア・カットアンドレスキュー/イプルとアシップ、韓国・スニ、アメリカ・サジェスタ、太陽、アメリカ・マイク、オランダ・ヨンマーとホーネン)


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*↑クリックすると、作品について話すカットアンドレスキューのアシップとイプルの映像を見ることができます。が、揺れたり見にくい映像になっています。

インドネシアのカットアンドレスキュー、アシップとイプルの作品です。私が一番お世話になった二人です。親切で、マッシュアップの写真もくれました。この二人から学ぶことが多くて、見習おうと思ったアーティストです。二人はバンブーカーテンスタジオのオープンコールで来てました。イベントでワークショップしてました。二人に私のプランも言って、それでパーティーに誘ってくれました。台北のアートスペースでパーティーあるから太陽も行くか?ってそれで行く!って連れてってもらってそこでいろんな国の人に会えたり、写真もらえたりできた、本当にお世話になりました。彼らの作品は親しみやすくて、いろんな印刷物からカットしてレスキューしてコラージュにしてビジュアルイメージを作ったり、映像もやってるし、ワークショップではシルクスクリーンでTシャツプリントしたり、パソコンのパーツで都市ジオラマを作ったり幅広いんです。その一つ一つのヴィジュアルイメージがかっこよかったです。センスがいいなと思います。それで、彼らはステッカーを持ち歩いてて、どんどん会った人にギブするんです。太陽どれでも何枚でもあげるで!というからもらって来たんで、皆さんに配りますね。このステッカーはアシップとイプルがシルクスクリーンで印刷してて、カットしてレスキューしたコラージュでできてます。↓

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作品そのものがそのままステッカーの形になっててアピール上手だなぁと思いました。がんがんくれる感じも、ギブの精神だけでなく、自分たちのアピールも忘れないから、とても賢くて私もそういうの欲しいなって思いました。ただギブするだけでなく、それがきちんと作品とリンクしてるから、素晴らしいです。彼らはレジデンスを渡り歩いてるみたいで、慣れてる。学ぶこと多かったです。ギブの精神、シェアする心、もっと軽く動く感じを学びました。

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*↑クリックすると、作品について話すヨンマーとホーネンの映像を見ることができます。

オランダから、ヨンマー ホーネン
オンクルイデニエールというグループ名で意味は「雑草」でした。二人の作品はリサーチプロジェクト。17世紀にオランダ人が台湾に伝えた伝統的な自然素材によるセメントの作り方を調べて、今、台湾で手に入るものを使って自分たちもなぞって作ってみる。その一連の流れをそのまま作品にして展示してました。セメントを作るワークショップをオープンスタジオで開催してました。展示はそれに使う材料や道具、見つけた植物なども合わせて見せています。
私がすごいなーと思ったポイントが、オランダと台湾のつながりを伝統的な部分を掘り起こして、今に伝えるという貢献ができているからです。今、台湾に残る古い建物はこのような自然素材のセメントでできたものがある、そのことを世に伝えていて、作品によって私たちはオランダと台湾の文化交流の歴史を知ることができました。
私と二人は朝によく会うんです。起きる時間が似ていて、キッチンでおはよーってよく挨拶しました。それでとても優しくて、ある日、ホーネンが「いやあ今日は体が痛くてさ、昨日めっちゃハードだったんだよ」私はそれで「どうしたの?」って聞いたら「昨日は川の向こう岸まで自転車で行ってきた」っていうんです。スタジオは大きな川沿いにあるんですけど、海にも繋がってて。そのサイクリングロードをひたすら進んで行って、向こう岸にあるビーチまで行って、貝殻を拾ってたんですって。それは作品のセメントの材料になるんだけども、牡蠣とかハマグリみたいな形の貝とかたくさん拾ってきたってめちゃくちゃ嬉しくて楽しそうに言ってて私は「エキサイティングやん!最高や!」って朝から盛り上がって私もホーネンも寝巻きなんですけど笑 それで「その貝殻はこれから焼くんだよ。ベイクドシェル作る」って言ってて、面白い人やなぁと思いました。セメント作りもいろいろ配合を考えるし、材料は貝殻と砂糖と砂とコメ。でできる。私は建築学びましたけど伝統的な施工のことなんて全然知らないので面白いなと思いました。なんでこんなに彼らの作品を詳しく知ってるかというとやっぱりそれだけ顔合わせて話して、投げかけてみて、対話できたからです。向こうのほうが上手で慣れっこだから優しかったです。私が初めてレジデンス来てるの知ってるから。それで、もっと私も自分の話すればよかったなって思いました。私も旅してて、彼らも別の場所旅しててたびの話ししたりもして、たどたどしい英語でちょっと伝わるのが嬉しいっていう体験を彼らがさせてくれたので、英語に対するバリアが薄くなりました。あと素晴らしい作品を作ってるし、めちゃ楽しそうなんですよいつ会っても。だからついつい話しかけたくなるんです。笑 なんど彼らの作業の邪魔をしたか、、、笑 でもいつもご機嫌に接してくれました。ヨンマーとホーネンは旅で花蓮にいって色々見たとか、ベイクドシェル作るのに焚き火始めたりとか、「どのくらい焼くん?」って聞いたら、「わからん」と言ってたり。 手探りでトライしてみる。実験してるのが楽しそうでした。あと展示が整然とモノを並べてるんですけど、そのムードが美しかったです。綺麗に整列してて、制作する作品に対して、手に入れたモノに対する敬意とか愛が見えました。それから人にも。素晴らしいアーティストってこんな感じなんやなって思いました。ご機嫌で、開いててて、楽しんでるっていう。

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*↓韓国から来ていたスニの作品。編む作品です。クリックするとスニが話す映像が見れます。

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*↓アメリカから来ていたマイクの作品。台湾の先住民族から学んで、自分の作品に繋げている。クリックするとマイクが作品について話す映像を見ることができます。

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*↓アメリカから来ていたサジェスタ。ファッションについてのリサーチ。あなたの持続可能性は何?という質問をファッションの方へ聞いてまとめていた。クリックするとサジェスタが作品について話す映像を見ることができます。

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そして、出会って友達になったりもしました。レジデンスのイベントの中で、一駅隣にあるグアンドゥネイチャーパークという公園でアートフェスタがあるんですが、そのパーティーがあって、遅れて行ったら公園が閉まっていて、門でそのこと伝えたら、会場まで案内してくれた人がいたんです。その人がローリーといってすごく親切な方で、友達になりました。会場に行くまで色々話をして、帰りも案内してくれたんです。彼女はこのアートフェスタのボランティアリーダーでこの「芸術祭が楽しくてしょうがない」って言ってました。全てがエキサイティングでたくさんのワークショップに参加して、アーティストと一緒に作品を作るのが面白かったといってました。そのローリーはオープンスタジオにも来てくれて、写真も描きました。

*↓パーティーの時の写真。公園内の建物の5階のバルコニー。夜景も綺麗でした。

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台湾の南へ向かう旅の中で出会ったライターのエマちゃんも友達になって、オープンスタジオに来てくれてプレゼントを持ってきてくれて!器なんですけど、こんなことあるんやって本当に嬉しかったです。大事に使っています。自分のことをもっとオープンにして、心開いて投げかけてみて、それで対話をしてみる。それで出会いがあって人と繋がれて作品になって、豊かな気持ちになりました。

これだけ楽しくレジデンスに参加できたのも彼らのおかげです。素晴らしいアーティストや友人に出会えたことは喜びでしかないです。

それで、窮屈さを抱えた私が、レジデンスに行った。ここで得たのが、気軽さとかカジュアルさとか軽さでした。そして、ギブアンドシェアの精神が根付いていました。日本でも言われていることだけれど、私はできてなかったです。ギブやシェアはパワーかかる重いものだと思っていた。もっと軽くていい。自分が持っていて相手に役立ちそうなら進んでギブする。受け取るかは相手次第だし、干渉もしないし。そのノリが恩着せがましくじゃなくて、本当単純に、どうぞどうぞ。て感じです。

ダイニングで集まってて、それでディナー時で。太陽これも食べやーとか、話に混ざるのも自由で誰でもどうぞ、話したくなかったらそれもまたいいし、差し出して、受け取るかは任せる。それで、楽しいことはシェアしよう。ていうムードがあります。ディナーやパーティーも参加させられてる感じはなくて、参加は自由だし、気にすることなんてない。みんなそれで楽しむのが上手なんです。台湾の皆さんや他のアーティストも。この瞬間を楽しもう、ていうのがあって、リラックスしていて、無理しないし、押しつけもしないけど、楽しいしギブしようやシェアしよう、気楽にね。オープンスタジオ終わりの日にパーティーがあったんですが、その時にカラオケ大会してました。

*↓オープンスタジオ終わりのアフターパーティーです。スタジオの中庭が屋外宴会場になりました!

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アカペラで歌う小さな男の子がいて、みんなで「なんてハート強いんや」と盛り上がりました。一芸を持っててパフォーマンスしたりとか、思い切り楽しんでいました。

*↓「曲は?」『ノー。』「え?カラオケyoutube出すけど」『ノー。』「この子はアカペラで歌うって!」「まじで!わはははは!最高!」とみんなの心をわしづかみにした物怖じしないミロくん。近くの公園のアートフェスタでアーティストのお父さんと作品を作ってた。

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ダイニングルームのテーブルの上に「自由にこれとってねー」というお皿があるんです。フルーツが置いてたり、私もお菓子やらかぼちゃ炊いて食べてーっとおいといたり。そういうギブとかシェアは奪われるとか減るということなんてない。気軽でいい。ギブとシェアがお互いを豊かにすると身をもって学んだし、それにお金を使うことは楽しい。喜びや豊かさが倍になる感じがしました。

*↓アメリカからマイクと、インドネシアのアシップとイプル。ダイニングルームにて。

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なぜ窮屈だったのか。求めて求めて手に入れたい。手にしたものは手放さなかったことで行き詰まったんだと思います。それでそこを突破するのにレジデンスを利用したんだと今振り返って思います。出会ったアーティストや人や風景や出来事から、アーティストは与える人であることを思い出して、ギブすることシェアすることを心得て、軽い作品も描けるようになりました。目に見えない変化ですけど、実りが多かったです。私はレジデンスに行くことでひとつ成長できました。

まとめ

レジデンスのええところ、そうでもないところ、得られるもの

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「ええところ」

台湾に行ったのに、もっと遠くの国のアーティストに会うことができた。展示のパーティーやイベントに行けば、アーティストやアート関係者に会えるし、レジデンスで来てると話しかけやすいし、オープンスタジオ来て、写真見せてや描くでーっと言いやすかった。それから作品に集中して取り組めるのもいいところです。やりたいこと、求めるものを思う存分見つめられる。作品制作だけできる。人によってはいろんなイベントに招待してもらってワークショップしたりできる。

「そうでもないところ」

何が起きるかわからないところ。行ってみないと分からない。審査やお金やまとまった時間も必要なのに、何が起きるか分からないって怖いです。それが面白いところでもありますが、もし無駄だったら?と不安に思うこともありました。誰に出会えるかわからないし、うまく行くかなんてわからない。不確定さがあります。一旦行くと終わるまで帰れない。。行った先で合わない人がいてもうまく付き合うしかない。その人と共同生活や毎日顔を合わせなくちゃいけない場合は、干渉しない精神あっても、やりにくいなと思いました。私も苦手な人がいて、なるべく会いたくないな、面倒だなって思う人いましたよ。あと作品制作の大変さは変わらないから、メンタルのほうが重要だと思いました。いかに自分のメンタルを保つか。1人で行くと、やっぱり孤独ですし、自分から動かないといけないですし。いい意味で考えないほうがいいなと思いました。目指す目的に向かってそれを楽しむ精神が大事だと思いました。自分のプランを淡々と進ませれるか。

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「得られるもの」

繋がりと出会い。自分もリアルな海外のアーティストと繋がれるし、レジデンス側がアート関係者を呼んで合わせてくれて、アピールしたりできるチャンスが得られる。なかなか会えない人に会えました。キャリアアップを図る方は特にこの部分が充実してるところにアプローチするといいと思います。
あと何かを得るためにレジデンスに行くことをまず考えるんですけど、その分与えるためにいく、貢献するために行く部分が私は一番喜びがありました。ライブペインティングで描くことで、楽しんでもらえたり、作品がその国の人に何か良いことを生み出している。その作品が一つあることで、いくつもの豊かさや喜びを生み出している。というのが実りがあって嬉しかったです。

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私だとマッシュアップという作品を制作することが人と出会うきっかけ、話のタネになったり、旅の理由になったり、オープンスタジオに誘ったり、SNSで繋がるきっかけになったり。ライブで描くと、それを見に来た人や参加の順番待ち、待つ人同士で話したり、私とつながるだけでなく、参加者同士が会話したりもしていて、作品をきっかけに一期一会の出会いを各々が楽しむことができました。その広がりを生み出せる作品を用意できたことは、小さくとも、台湾という国や、人や、レジデンスに貢献できた部分だったと思っています。文化交流になりました。その作品が一つあることで豊かさを生む。アートの魔法です。自分もそれができて幸せでした。

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あなたが海外へ行くために

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あなたは何を求めますか?あなたが求めることをやるために、レジデンスをうまく使うといいです。他人がどんなプランをしていようとも、あなたの目的を定めて、それをやるために行く。そのために使うのがいいと私は思います。
例えばシリアスなアートを制作してキャリアアップを図る。私のように楽しく自分を解放して一つひらいて感覚を変えたい。向こうで展示がしたい、この作品が作りたい。求めるものを手に入れるために、そしてそれによってそのレジデンスや国の人に何かをギブする。そういう目的でレジデンスに行く。
一度行ってみただけの私ですけど、レジデンスって難しいことじゃないんだと、ただのシステムだと思いました。だから目的とすることをやるために、今できることから考えればいい、お金がないならあるお金で行けるところを探せばいいです。今行けるところが、あなたの精一杯のレジデンスのはずだし、直感も使うといいです。ここがいい。っていう感覚も大事にして欲しいです。気になる国はどこかな、これがやりたいな、何かとっかかりありませんか?きっとあるはずです。わずかに頭によぎるもの。
私は、今回行ってみて、今度はプロジェクトとしてしっかりした作品を作りたいと思いました。もっと遠くの国に行きたいなと思いました。それができそうな国やレジデンスや公募を検索しています。自分が得るだけでなく貢献できる場所を見つけたいと思っています。あなたはどうでしょうか?少し思いを巡らせてみてください。

最後に、おまけ話を、、、

オマケ

え?そんなんできるの!?知らなかったな、、私が出会ったトンデモな人の話

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最後はおまけ話です。台湾初日の夜に出会ったバックパッカーの話をします。彼らの生き方も何か参考になればと思います。
台北駅に着いて、その日はホステルに泊まるのですが、信号の横で日本語が聞こえて来たんです。私は気になって声かけてみました。「日本人ですか?」てそれで話してみたら、ストリートミュージシャンとその客の男性は、旅人タクミさんとストリートミュージシャンのthe humanoiseさん。Jさんと私は呼んでます。この方達です↓

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このJさんは8月に台湾に来てストリートミュージシャンをしてるんですけど、これでチップで稼いでホステルを渡り歩いてるんです。台北にいてこれから南の方に行ってみると。私は「レジデンスで来てて今着いたとこなんです」って話しました。この旅人のタクミさんは凄腕の旅人っていうかもう台湾にかれこれ2年いるそうです!それにまず驚いて、旅人で台湾に2年もいるってすごいな。こんなことできるんや、、知らなかった、、と思ってさらに話聞いてみたんですけど、タクミさんは撮った写真やピンバッチを路上販売していて、これもチップということで対価をもらってそれで稼いでホステルを渡り歩いてる。それで屋台友達、ストリートの友達いっぱいいててパフォーマーやよく行くストリートの普通の店の人とかとも顔見知り。この前は淡水でピンチになったけど、同じストリートの台湾の友達みんなが「タクミ頑張ってんねんから離したってや」と助けてくれて何とかなったとか。強制送還させられずに済んだそうです。わぁすごいな驚きだな!と思いました。なんてデンジャラスなことしてるんやろう!私は初めて目にしたのでびっくりしたのと頭ガツンと割れたような気もしました。面白いなぁ!日本のパスポートは90日までビザなしで台湾にいることが出来るから、90日に一回日本に帰るんですが、空港からとんぼ返りすることもあるそう。年間のある時期は韓国に行って出稼ぎしたり、沖縄に行ったりしてるそうです。台北もいるし、淡水にいる時期もあって、それをかれこれ2年やってる。存在がアート的やなと思いました。あなたがもしレジデンスに受からなくても、似たようなことができる。と思えませんか。レジデンスは、アーティストが国内外の別の土地に行って滞在しながら制作する取り組み。と定義すると、タクミさんがやってることは、まさにセルフレジデンスです。いわゆるアートワールドにアクセスしにくいでしょうけど、でも適当なギャラリーに行ってそこでDMとかもらってパーティーやってるところに行けばアート関係の人に会えるでしょう。特別な機材を必要とする作家でなかったら、絵とか写真とか音楽やダンス、パフォーミングアーツの方だったら、レジデンスに泊まらなくてもホステルに泊まるといい。台北の駅でシーメンというところがあります。西の門と書きます。ここのH&Mの前、夜の11時以降、夜な夜なパフォーマーやストリート販売の人たちが集まる一大スポットになってるそうです。で、ちゃんと稼げる。そういう国、そこが日本と違うとこです。ホームレスでも稼げるとか。。台湾すごいです。タクミさん曰く、ここで死ぬことはないと言ってました。

だから、海外に行って作品制作することは、道がたくさんあるということを知りました。レジデンスがなくても出来る。だからもっと気軽に行っていいと思いました。タクミさんやJさんみたいに路上で稼いで旅するのもいいし、レジデンスも1ヶ月でもいい。もっと軽くやっていい。そんな気持ちになりました。大事なのはあなたは何を求めるか、何がしたいか、何を得て何をギブするかだと思いました。
そのことに気づかされて、私ももっと何を求めるか何がしたいか、考えています。

あなたはどうでしょうか??あなたは行きたい場所へ何処へでも行くことができます。日本のパスポートは世界でもトップクラスに強いですし。あなたが求めるものを手にするために、幸せになるために、何処へでも行っていいとまず思いまくってください。それで実際に行ったら、たくさん見て体験して、吸収して、そこからあなただけの作品を作って、それをギブしてシェアして、豊かで充実したアーティストライフを送ってください。

私はあなたの成功と幸せを望んでいます。いってらっしゃい、楽しみましょう!!

*↓あなたも、飛んじゃえ!!!

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長々とおつきあいくださり、ありがとうございました!!
おわり

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アートについてお役立ち情報を書きます | SNSで毎日絵と動画を発信 | コンテンポラリー、 植物の絵| 美大で建築→絵画|2018年台湾で滞在制作、2019年ロンドンアートフェア、お寺で展示
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