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太陽企画のクリエイティブ・ポストプロダクションユニット『+Ring』をご紹介!

CG / VFX / EDIT / SOUND DESIGNを武器に、ハイクオリティな表現で最適なソリューションを提供する太陽企画のポストプロダクションユニット『+Ring (リング)』。映像制作会社でいち早く3DCGを導入し「太陽企画 CGルーム」として誕生し、技術革新のめざましい分野で常に新しい技術にも取り組んできたユニットです。映像制作会社内にあるポスプロ部署、という珍しい立ち位置にある「+Ring」ですが、その強みや特徴などをご紹介いたします。


▷ +Ringの成り立ち

「+Ring」は、1986年に太陽企画の「CGルーム」として設立されたのが始まりで、日本初のフルCGCMを手掛けるなど、早くからCG / VFXを取り入れたCM制作に挑戦してきました。そして、2014年にはテクノロジーの劇的な進化に呼応するかたちで、CG制作に特化したユニット「+Ring」としてリスタートし、国内外問わず様々なクリエイターの方たちとたくさんの話題作を手がけてきました。更に、2018年にはEDIT / SOUND DESIGNチームとも融合し、より高度なVFXプロデュースと、一貫したクリエイティブコントロールを可能にする、クリエイティブ・ポストプロダクションとして生まれ変わり、現在に至っております。

今の構成になり、現場編集からオフライン編集、そしてCG制作〜本編集〜MAといった仕上げのポストプロダクション業務が一貫して行えるようになり、よりハイクオリティな表現で、最適なソリューションを提供することができるようになりました。

▷ チーム構成・業務内容

前述の通り、現在の「+Ring」にはCG / VFX / EDIT / SOUND DESIGNの社員が所属していますが、守備範囲が広いユニットになるため、ここからはCG / VFXのグループ (以下、G1) に焦点を当てて紹介していきたいと思います。

G1は、Digital Artistはもちろん、VFX ProducerやCG Supervisor、CG DirectorにCG Technical Artistなど、CG / VFXに関わる様々な肩書きの社員で構成されています。また、人によって得意とする分野も異るので、「VFXを得意とするチーム」「モーショングラフィックを得意とするチーム」など、それぞれの特色を生かしたCG制作ができるよう4つのチームに分かれております。

その中の1つに「技術開発・検証を得意とするチーム」もあります。CG / VFXをとりまく技術革新はめざましく、VRやAR、モーションキャプチャにバーチャルヒューマンなど、次々と新たな表現手法が誕生してきています。そのような新しい技術にも積極的に取り組んでいるのが、「+Ring」の特徴の1つでもあります。

実際に「+Ring」が手がけたバーチャルヒューマンを用いた事例をご紹介いたします。

▽ Honda ADV160 “DISCOVER NEW EXCITEMENT” ▽

▽ Honda New 2023 CBR250RR ▽

この案件はHONDAさんから、「CGキャラクターとCG背景のCMを作りたい」というオーダーがあり実施にいたったのですが、本制作で最も時間が掛かったのが、バーチャルヒューマンの3Dキャラクター作成でした。

女性のデザインは、HONDAさんからの要望で「攻殻機動隊」などのキャラクターデザインを担当されたイリヤクブシノブさんに描いていただきました。その2Dキャラクターデザインをもとに、3Dのキャラクターを作成していったのですが、バイクはリアルな3D表現にする必要があるため、バイクと一緒に登場する場合でも違和感なく見え、かつ2Dのキャラクターデザインの良さを生かした3Dキャラクターにしなければいけませんでした。そのリアルな3Dと2Dとのバランスが取れたバーチャルヒューマンに仕上げるのに最も時間を費やしました。

▷ +Ringの強み

事例でご紹介した「バーチャルヒューマン」や、これまでゲーム制作で主に使用されてきた高度なリアルタイム3D制作ツール「Unreal Engine」など、最新の技術にも積極的に取り組んでいる「+Ring」ですが、1番の強みはやはり「制作会社の中にある」という点だと思います。

通常のCG会社ですと企画内容が決まった段階から受注することが多いので、CGの技術的な方向性がある程度決まってしまいます。しかし、CGチームが制作会社の中にあることで、企画の段階から相談を受けることが多くあります。それにより案件によっては新しい技術をテスト的に検証しながら、トライ&エラーなどを早めに取り掛かることができ、CG / VFXを最善のクオリティで提供することが可能になります。

また、現場編集からオフライン編集、そしてCG制作〜本編集作業〜MAといった仕上げのポストプロダクションも一貫して自社内で完結させることができるのも強みで、この体制により、ハイクオリティな表現をよりスピーディーに制作することができています。

▷ 今後の挑戦・展開

昨今は、映像業界に限らず「生成系AI」が話題になっています。AIによる画像生成技術や、実写のシーンにCGキャラクターを自動でアニメーションさせることができる「Wonder Studio」など、CG作業の補助的な役割としてのAIツールが台頭してくると思います。「+Ring」ではすでに、AI自動生成映像技術の検証実験などを行い、実務レベルで提供できそうな分野をいくつか導き出せそうなところまできています。

AI技術はまだこれからも進化し続ける分野で、今日の仕事・業務の半数近くがAIに取って代わられる可能性がある、とも言われています。しかし、新しい技術を悲観的に捉えるのではなく、新技術とうまく付き合いながら、人間にしかできないクリエイティブ力をいかに高めていけるかが、今後の映像業界では重要になってくると思います。そのためには、新技術の検証と実験を常に行っていく必要があり、「+Ring」でも挑戦し続けていきます。

▷ 最後に

「+Ring」のCGチームは、リアルなプロダクトカットはもとより、VFX合成や、各種シミュレーション系、CGキャラクター系やバーチャルヒューマンなどの技術に加え、海外ではスタンダードとなりつつあるUnreal EngineやUnityを活用した最新のリアルタイムレンダリング技術など、幅広い分野でのCG制作を手掛けています。
そして、CGを含めた映像制作という、クリエイティビティを「アウトプットする力」を最大限に生かし、社会に新たな価値を創出できるよう目指していきます。

CG制作に関するお仕事の依頼・ご相談などありましたら、ぜひ1度「+Ring」にお声がけいただければと思います。

▷『+Ring』HP:https://ringer.tokyo/

▷ 問い合わせ先:https://ringer.tokyo/contact/




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