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2021年6月の記事一覧

雑巾がけに熱中する老害/学問のインプット期間

佐藤ひろおです。会社を休んで、三国志を大学院で習っています。 最初だけ、少しトーンを変えて、記事を書いてみます(笑) 雑巾がけに熱中するひとがいる。汗をかくことを美徳とする。めまぐるしいこと、忙しいこと、つらいことに酔っている。 そういうひとは、目的と手段を取り違えている。 視野がいちだんと狭くなり、本来めざすべきであった方向を見失う。しかし当人は、迷走に気づけない。気づこうともしない。手を止めることが不安だからである。 仲間たちも汗だくだから、安心をする。自分よりも手のひ

論文もラブレターも深夜に書いていいと思う

佐藤ひろおです。大学院に出席していると、いろいろな面白い現場に立ち会うことがあります。 あるひとが深夜、乗りに乗って書いて、「自分史上第一のアイディアが出たんじゃないか」と興奮してつくってきたレジュメを、ゼミの場所で、ケチョンケチョンに退けられてました。 「問題が共有されていない」と。 要するに、その角度での問いの立て方をしているのは、レジュメを作った論者だけであると。 たとえば、「青い洗面器を背負って歩く、最高の方法」を発明して特許を申請したとして、「赤い洗面器ならば、

今年のがんばりは5年後の名声/2026年を見据えよ

佐藤ひろおです。会社を休んで三国志の研究をしています。 毎年、新しく本を出したり、ネットで活躍したり、名誉や地位のある職を得たりしているひとが、出て来ますよね。 かれらを見ていると、羨ましい気持ちは禁じ得ないのですが……いま、かれらと自分を比べても、なんの意味もないんです。なぜか。 遡って見てみると、かれらは、2015年や2016年に、今日の評価に繋がるための活動を開始しています。 ※誤差や例外はありますが どういうことかというと、 2021年の表舞台は、2016年のが