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台湾文化誌

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このマガジンでは、台湾の豊かで多様な文化について、文学、歴史、生活、美術史、言語など、さまざまな側面から深く掘り下げていきます。この窓を通して、読者がこの島のユニークな特徴やその…
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2023年5月の記事一覧

【台湾の美術館巡り】2023年梅樹月の展示会「山行譜曲」を見よう!

【台湾の美術館巡り】2023年梅樹月の展示会「山行譜曲」を見よう!

展示会が始まった時、友人と一緒に三峡(サンシャー)に半日観光をしに行きました。今回のテーマは「山」であり、台湾の山岳地帯は全体の2/3以上を占めており、台湾を表現するには山が最適ですね!
日本のお客様を案内するたびに、私たちの山脈を誇りに思って紹介しています。標高3952メートルの玉山は、日本統治時代に「新高山」という別名がありました。それは日本の富士山よりも高いため、日本人も絶対に「新高山」とい

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木下静涯の足跡と淡水の美を巡るアートの旅

木下静涯の足跡と淡水の美を巡るアートの旅

この前、私は淡水を訪れました。目的は、木下静涯さんが台湾で過ごす場所を訪ねることでした。淡水は本当に素晴らしい場所で、芸術的な風景がたくさんあります。まるでフランスのモネの庭(以下のビデオを参考)のようです。三層建ての建物の高低差や、オランダとスペインの建築が交錯する異国情緒溢れる景観、そして河岸から観音山を見上げる眺め。そのため、多くの芸術家が淡水に来てスケッチをするのも納得です。ここでは光と影

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嫁入り道具からクリエイティブグッズまで、台湾象徴の大同電鍋

嫁入り道具からクリエイティブグッズまで、台湾象徴の大同電鍋


台日交流が台湾料理の未来を塗り替える

1960年、大同会社は最初の炊飯器を発売しました。この炊飯器は、間接的な水加熱構造を採用し、電力を利用して火災のリスクを低減し、主婦たちの多くの調理時間も節約できました。実際は、大同電鍋の発明は、大同会社と日本の東芝が共同開発したものです。彼らは、1950年代に東芝が製造した最初のToshiba RC-6K電気鍋を参考にして、伝統的な焚き火台に代わるものと

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