これからの活動について。

今回は約1か月ぶりであろうか、時間がかなり空いてしまったが、久しぶりの投稿となる。


というのもここ最近はご飯を食べることもままならないほど力を注いでいることがあるからだ。


先に私の自己紹介を軽くしておいたほうが説明も容易なのでまず簡単に私は一体だれでどういう人物なのか説明したいと思う。ご興味ない方も多くいるだろうがこの説明をしないとこの記事も次に進めないのでご理解願いたい。

まず私は福島出身で現在福島大学に通う大学3年生だ。「福島」と聞くとまず第一に「東日本大震災」が思い浮かぶ方も多いと思うが、その通りで、私がちょうど小学5年生の時にあの大地震は突然やってきて私達から多くの物を奪った。あの日の経験は生涯忘れることはないだろう。

そして私は大学に進学し台湾留学を経験した。留学した経緯などは今回は割愛させてもらうが、この経験を通し私は「台湾」という国の魅力にどっぷりはまっていった。留学が終わり福島に帰った今でも台湾料理屋に行ったり、普段飲むお茶を台湾茶にしたりと、こと台湾に関して愛してやまない。



そんな台湾と福島に思い入れがある私がある日こんなニュースを見つけてしまった。

これは日本台湾交流協会の台北事務所代表の泉裕泰さんが台湾に対して福島県を含む5県の食品の輸入解禁を求めたニュースで、5県は福島の他に茨城・栃木・群馬・千葉のことなのだが、これを見たとき私はショックを受けた。なぜなら台湾側がまだ日本の複数の県からの食品の輸入を拒んでいるからだ。台湾側によるとこれは住民投票の結果77.7%の賛成により輸入拒否が継続されたそうだ。実に7割の国民が輸入拒否に納得したのだからこれには驚いた。

東日本大震災のとき台湾は世界一となる約253億円もの義援金を日本にくれた。しかも内200億円は民間からの寄付だ。世界のどの国よりも多額の義援金を送り日本を励まし続けてくれたあの台湾がなぜ今回このような結果になってしまったのか。正直私は悔しくてたまらない。



どうすればこの問題を解決できるか。やはり民衆レベルで福島県産の食品は安全だという認識を広めていくことに他ならない。



では現在大学生である私には何ができるか。一番手っ取り早いのは政治家になることだが、そこまでに至る時間・労力が私にはない。大学生レベルで何ができるかを考えたとき、自ら福島産の食品をアピールすることが大切だと思った。実際に市民が食物を食べているところを積極的に台湾人に見せていけば自ずと福島産食品に対する不信感・恐怖感というものは薄れていくのではないか。

現に私達は日々厳重な検査のもと農産物やコメを数字という目で見て安全だと明確な判断が下せるレベルのものを消費者に届けている。福島産のコメは「全量全袋検査」といって収穫されたコメをすべて放射線基準値を超えていないか検査して、平成27年産からこれまで5年続けて基準値を超えるコメは一粒もない。


ここで冒頭の話に戻るが、私は福島産の食材に対する台湾人のイメージを変えようと思い、サークルを作り仲間とともにイメージ改善のため活動することに決めた。


現在サークルは立ち上げたばかりでこれといった活動はまだまだこれからといったところだが、今後の活動内容などを随時facebookやTwitter、InstagramなどのSNSを通じて発信していくつもりなので日本人のみなさんにも是非見てほしい。

このサークルではほかにも台湾と交流を深めるためにオンライン交流会という、今でいうzoomなどのオンラインミーティングツールを利用し台湾にいる台湾人とテーマに沿って意見交換し交流を図る活動もする予定だ。また福島のことをより深く知ってもらうために観光・グルメの方面から情報発信もしていく。さらに、我々が台湾文化を深く理解するために台湾人を招き料理教室を開いたりするなど未来へ向けて様々なアイディアが湧き出てくる。そして、大きな目標の一つに日本台湾学生会議を福島に誘致しようというのがある。これは毎年日本または台湾で開催される両国の学生同士の意見交換、学び、交流の場なのだが、これを福島に誘致しより多くの方に福島の今をまじかに見てもらおうという目的がある。実際に足を運び自分の目で見れば想像では感受することができないものを感じてくれると思う。


であるから私は今サークル活動を通じて福島を発信していきたいと思っている。


まだ何も結果を残していないが、これから多くのかたに見守っていただきたいのでnoteを通じて今回は公表した。


今後は私の日記のような形で日々の活動を更新していくつもりだ。

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