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会話をどう楽しむか

唐突ですがあなたは人と会話することが好きですか。あなたは質問攻めするタイプ?それとも質問攻めにあうタイプでしょうか。
人と会話をしているあなたを思い浮かべてひとつ、「あなたはどう会話を楽しんでいるか」問いかけてみてほしいなと。

私は現在アメリカの大学に交換留学に来ている大学生です。そこで出会った日本人とアメリカ人のハーフの子が、興味深い問いを昨日くれたんですよね。

「Taitaiさんは会話をどう楽しんでいますか?」

んー、と私が考えていると、その子は続けて、

「僕はこの場で起きる化学反応を見て楽しんでいるんですよね。なのでこの際、Taitaiさんがどういう人間か、どんな過去を持っているのか、なんてのはぶっちゃけどうでもいいのかもしれません」

って。

この話題に至るまでに既に2時間くらいあれやこれや会話してたので、ちょっと文脈が追いきれない部分があるとは思うのですが、

要は、

彼は、今、この現在この時点において、まさに on goingに展開されている会話自体にかなり純粋に目を向けられる子で、その会話自体(彼のいう「化学反応」)を純粋に楽しめる子なんですよね。

この後2人で深掘っていった結果、その化学反応は、お互いの脳(データバンク)の衝突なのか、融合なのか、共鳴なのか、言葉はわからないのですが、そうしたものによって起こっているのではないかと。その発生源であるお互いの脳は、少し乱暴かもしれませんが、私たちがどういう人間か、どういう過去を持つのか、を大きく反映するものではないかと。それが正だとすれば、その化学反応を楽しむ彼は、上述の通り、その時点において、まさに on goingに展開される会話自体を楽しめる子であることに違いはないのですが、彼が楽しむその会話つまり化学反応は、彼と私の、全く別々に形成された脳、つまり異なるデータバンクを照合しあっている、そんな現象であるのだから、お互いがどういう人間で、どんな過去を抱えていて、、といった部分に大きく影響を受けているはずで、であれば対話相手がどういう人間か、どんな過去を持っているのかはどうでもよくはないのではないか、、と。

ただ読んでいる皆さんは当然お気づきのように、何か論理の破綻というか、流れがスッキリしませんね。書いていて私も少し不快です。私の解釈+記憶が完全に歪められてしまっているのでしょうね。なぜかって?認めますよ、正直、「Taitaiさんがどういう人間か、どんな過去を持っているのか、なんてのはぶっちゃけどうでもいいのかもしれません」ってズバッと言われたことに、少し私は拗ねていたんでしょうね。勝手な解釈+記憶をしてしまった。

私は、彼のいうナマの生きた会話、化学反応には気は配れてなくて(無意識に楽しんではいますが)、対話相手がどういう人間か、どんな過去を持っているのか、どんな人生を生きてきたのか、ばかりに注目してしまいます。少しでも相手のことを理解して、私の人生とは違う、新たな別の人生のストックを増やし続けたい感覚です。なので、お察しの通り、私は質問攻め型ですよ。かなりの厄介者です。

まあ何より、人との出会いなんていつもこうかもですが、私たちなんかになんて到底graspできない、何か本当によくわからないことが起こって、たまたまこのアメリカで突如出会い、お互いの脳を照合し合う。
そこには、互いに持ち寄った脳による会話、化学反応それ自体を楽しむ人間もいれば、相手が持ち寄ってくれた自分とは全く異なる脳、それ自体を少しでも知りたい、それ自体を掘ることを楽しむ人間もいて。

私はよくいうのですが、自分の人生、というと後回し癖が猛威を振るうことになる気がするので、自分の日常、日々、とでもいいましょうか、少なくとも20%はサイコロを振っている状態でいたい、と思っています。不確実性を意識して招き入れるというお話です。次回はこの辺について書けたらなと。

初投稿で右も左もわからないのですが、please bear with me.

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