えほん動画『龍になったおしょうさま』〜十和田湖龍神伝説のお話〜

ずばぬけた才覚にめぐまれ、美しさもかねそなえた南祖丸(なんそまる)。それゆえに犯してしまった、いくつかの深い罪。長い長い旅をとおして自身を見つめ直し、たどりついた旅の終わり。

この物語は、ある1人の僧侶が、十和田湖の龍神となるお話です。その僧侶の名は南祖法師(なんそほっし)。南祖坊(なんそのぼう)ともよばれます。

青森県八戸市にある普賢院(以下、当山)は平安時代初期に圓鏡(えんきょう)という方により開創されたとされます。そして、物語の主人公・南祖法師は、当山第2世住職である月法律師(がっぽうりっし)の弟子と伝えられます。また、当山には南祖法師のお像である南祖法師尊像が祀られています。

十和田湖伝説を今に伝える写本のひとつ『十和田山神教記』(とわださんじんきょうき)が当山には2冊所蔵されます。その『十和田山神教記』を原作として、絵本動画を有志で制作しました。

本動画の内容は『十和田山神教記』のダイジェストとなっています。青森県に伝わる伝説のひとつを、お楽しみいただければ幸いです☆

普賢院かたり部
文    小松美央
題字・絵 在家渓静
朗読   種市佳子
監修   品田泰峻

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