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「あっ、今日はダメな日かも。」

――ああ、なんだか今日、ダメな日かもしれない。

なんとなく、そんなふうに感じる日。
落ち込んでいるだとか、明らかに体調が悪いとか、そういうことではない。
全く何も手につかないとか、そういうことでもない。
でも、ただなんとなく、不意に直感的に思ってしまう日がある。

「自分の書く文章が、なんだかつまらない」
「やるべきことはあるが、なんだか億劫」
「作業の進捗が、なんだか悪い」

私の場合、このような「なんだか」で、「ダメな日」に気づく。

そういう日は、なんとなく原因を探りつつも、早めにその状況を認めて、おしまい。
もちろん、どうしても今やるべきこと(〆切の仕事や、誰かとの約束)は守るけれど、他はすっぱり諦めて、休むようにしている。

休むといっても、ただ寝るだけのときもあれば、お酒を飲んで人と話したり、面白そうな映画を見て過ごすこともある。
今日のなんだかダメな自分は、いったん忘れてしまう。

翌日に回復したら、そこからまた頑張る。
気力を取り戻して、またスタートすればいい。

「明日から本気出す」は弱者の言い訳だと言われるけれど、毎日焦りなく、延々同じ言葉で逃げているから、言い訳になるわけで。
本当に明日から本気が出せれば、なんの問題もないんじゃないか。
もし明日になってもダメなら、ゆっくりと回復に努めればいい。

人間、コンスタントなんてものはない。
気分の浮き沈みはどんな時だってあるし、それが態度や仕事の質に出てしまうことは、どうしてもある。
人間なんだから。ロボットじゃないんだから。

もちろん、個人的な事情で仕事の質が落ちるのは望ましくないし、避けられるなら避けたほうがいい。
しかしそれは、波をひた隠しにして、がむしゃらに頑張ればいいということじゃないと思う。

大切なのは、その波を早めに見つけて、認めて、応じた対処をすることじゃないかな。
明日のために必要ならば、がっつり休んでしまえばいいのだ。

――というわけで、今日の私はこれにて終了!
明日から本気出す!

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