見出し画像

300億円の大赤字のマクドナルドをV字回復させた伝説のマーケターの仕事術

こんにちは、村田泰祐です。毎週、社内の事業責任者の方とランチを行くようにしています。仕事の悩みの相談、どのように動くべきかのアクション、雑談など色々な話をしていますが、毎回その方のおすすめの本を教えてもらって買うようにしています。

買ってはいたのですが、どんどん読むべき本がたまっていき積読状態に。勧められた瞬間に読まなければ実りあるインプットもできないし、当然アウトプットもできません。このままでは僕が読むべき本をせっかく教えて頂いたのに、結局読まないなら自身の成長速度を妨げてしまいます。

6月は教えて頂いた本の積読をすべて無くし、ブログとしてしっかりアウトプットします。

今回は足立光さんという伝説のマーケターの著書『「劇薬」の仕事術』を読んだので紹介します。足立さんはP&G、外資コンサル、ヘンケル、ワールドを経て、そして当時は業績最悪の日本マクドナルドでマーケティング本部長を務めV字回復をけん引した方です。

この本ではP&G時代の仕事術についても書かれていて、足立さんが新卒1年目でP&Gでどんなことを学んだのかも書かれており新卒の僕にもとっつきやすい内容でした。今回は、その一部を紹介します。

人は論理ではなく感情で動く

足立さんも入社1年目は平社員。施策を提案しても「ROI(投資対効果)」を先輩に問われ、その施策に対してどれだけのコストを使い、どれだけ売上が上がったかを論理だって説明しないと受け入れてもらえなかったそうです。

そして、その論理がまかり通っていても、それでも先輩たちは動いてくれません。「こいつのためなら、やってやろう」という感情で人を動かす必要があったのです。

まず、僕はプロダクトの施策を考える際にROIの要件を満たしており、なおかつ日頃の信頼残高を高めることが必要だと思いました。

見解を持たなければ成長したことにならない

P&Gから外資コンサルに転職した足立さんですが、今までマーケティングの仕事をしたことしかなく、自分が予想した以上に仕事内容と実力にギャップがあると気付きます。

必死に勉強をして知識をつけていったそうですが、実務を通して気づいたのは「自分の意見を持つ」ということ。対峙する相手が上場企業の経営企画部長であっても「私はこうした方がいいです」「それは辞めたほうがいいです」とはっきる言えるか。そのために常にいろんな人に話をして、本を読むようにしていた。

僕も自分の意見を持つ、ということをもっとフォーカスしなければならない。

自分でコントロールできないことを考えない

コンサル時代の足立さんは常に高いストレスと対峙していました。嫌なことがあった時の対処方法は①出ていく②ルールを変える③我慢するの3つの方法しかないという「シンガポール原則」にであったそうです。

多くの場合で我慢する、という方法が選択されますが足立さんは自分の力が及ばないことに関しては我慢する前に考えることを放棄しました。

僕は何かと考えたり、悩むクセがあるのでそもそも考えないように放棄します(笑)

この本ではよく「感情」というワードが出てきます。あくまで推測ですが、P&G時代に人を動かすには「感情」が最も大切なことだと足立さんは思ったのかもしれません。結局、仕事は人と人。

このことを踏まえて、人としての「在り方」を突く詰めいきたいと思います。





いただいたサポートは書籍購入費に充てます!