君も今日から殺人鬼だ! by天皇と外資の日本人向け宣伝。


 より

上記文抜粋
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なぜ我々は選挙に負けるのか? ~世論調査の結果:「世界最強の自己責任国家」

【目次】
①世論調査でわかった「世界で最も弱者に厳しい」日本人 
②ネオリベ的政策に賛同する日本人 ~カイカクの嘘
③ブラインドテストの結果:投票行動に「政策すら影響しない」 
④日本人の「勝ち馬に乗ったもん勝ち」論
⑤維新とマスコミのスクラム ~一億総ネオリベ化作戦
⑥マスメディアの誤誘導に対抗する
⑦結論 ~結局どうすればいいのか?

統一地方選の前半戦が終わりました。(本稿を書いているうちに後半戦も終わりそうになっていますが)
結果、野党系は議席を失い(特に共産党は約25%減)、自民党は盤石とは言えないまでも逃げ切り(議席数約7%減)、維新が大幅に躍進したという結末になりました。

なぜ統一教会問題や防衛費倍増など、国民の殆どが批判的に受け止めるイシューがあったのに、野党は勝てないのでしょうか?

これには本当にいろいろな原因があると思います。

本日は、選挙アナリストや選挙コンサルが触れない、素人ならではの選挙分析、というか感想を書いてみたいと思います。

筆者が比較的専門性が高い分野は、音楽(ポップミュージックの一部)とマクロ経済(の一部)、国際情勢(戦争とかスパイとか)ですので、本稿には見当違いな考察もあるかもしれません。

素人ながらではありますが、最初に言っておきたいのは、諦めてはいけないということです。
「諦めたらそこで試合終了ですよ」とは、ある偉人の至言です。
共産党なんかは、とんでもない弾圧の時代から100年間諦めず続けていますので、わずか数年の間のへこむ出来事は些細なことでしょう。

①世論調査からわかった「世界でもっとも弱者に厳しい」日本人
 
選挙を闘う際、よく言われる抑えるべき鉄板ポイントに「地盤・看板・カバン」というものがあります。
でも、血筋や組織票、また知名度も資金もない政党・候補者は、この鉄板ポイントが効く対象の外側の人々にアプローチできなければ選挙には勝てません。
「草の根の活動で無党派層を巻き込む」ことができなければ、負けます。

このような前提を設定するのならば、政党や候補者は「無党派とは誰なのか」、「誰に対して選挙運動を行っているのか」を知っておいて損はないと思います。

この「無党派層を巻き込む」というのは、とんでもなく高いハードルですので、そのための研究が必要となるでしょう。

筆者が重視されるべきだと考える最大のポイントは、この無党派を含む「日本人の気質」です。

下記はイプソスやCAFという世界的な世論調査の結果をわりと素直に受け取ってまとめた結論です。
「世界〇位」とは、世界70~120カ国くらいのなかで極端な部類に属するという意味になります。




*詳細→ 2021年7月の記事 https://ameblo.jp/cargoofficial/entry-12685633279.html

この結果こそが代表的個人として捉えた「日本人の気質」と言えるでしょう。

一目瞭然ですが、日本人とは、一言で表現すると「非常に極端な、ヤバめの奴ら」です。

日本人の気質が理解できればわかる通り、原則として、候補者は「弱者を助けよう」、「社会保障を拡充しよう」なんていう自分の政策を訴えているだけでは、勝てません。
なぜなら日本人は世界で最も医療や教育やの無償化に反対し、弱者に冷酷なネオリベ気質にあるからです。

当然ながら、候補者は理想を訴えるべきですが、+アルファが大きく必要になります。


②ネオリベ的政策に賛成する日本人 ~カイカクの嘘

上記の世論調査から、日本人は、社会主義や公共政策はもちろん、民主主義が何たるかもあまりわかっていないし、マスコミの喧伝するネオリベ思想を正しいのだと認識していると言えます。

これが、河野太郎や堀江貴文、西村ひろゆき、成田悠輔、三浦瑠璃などのネオリベのツイッター・フォロアーが何百万人もいる理由でしょう。

日本人の多くが、世界の潮流に逆行する自民・公明・維新のネオリベ思想と親和性が高い状態にあります。
日本人がこんな風になってしまったのは、教育の失敗のせいでもありますし、大本営メディアの洗脳プロパガンダのおかげでしょう。

先日3月14日、赤羽において山本太郎がゲリラ街宣を行いました。
飲み屋街近くであったため、ほろ酔いの質問者により忌憚ない意見が多くあがりました。
告知なしのゲリラ街宣だったのでれいわ支持者は少ない状況で、通りがかりのほろ酔いの質問者の一人が「政治家の給料を削るべき」だと「身を切る改革」風の提案をすると、周りから拍手が起こるほどでした。

https://youtu.be/SkcQTB91ryI?t=5719
(時間指定 *この動画は3時間半以上もありますが、本当に面白い、いわば「神回」です。)

この質問者のように「身を切る改革が正しい」と考えるのが、多くの人の感覚と言えるでしょう。


よく「日本の議員の給料は高い」とする文脈で、他先進国と比較する図などがありますが、これはまったく見当違いのものを比較しています。
多くの人は、日本の国会議員の給料に秘書の給料や政務活動費等が含まれ、他国の議員給料にはそれらが含まれていないことを知りません。

また、議員給与を減らしたところで国家・行政の財政にとっては微々たるものだし、減らせば政府支出額を減らすことになり、その金額ぶん実体経済を巡る通貨量が減り、国民自身が貧乏になることも多くの人々は理解できていません。

このことは「身を切る改革」を実行した大阪が、しっかりと証明してくれています。
(大阪の場合は、公務員の人数や給与、さらには教育費など様々な予算が切られました)


詳細 https://ameblo.jp/cargoofficial/entry-12752167399.html

まず野党候補者は、このような国民の誤解を乗り越えていかなければなりません。

③ブラインドテストの結果:投票行動に「政策すら影響しない」
 
日本人は、看板ブランドとイメージだけで投票先を決めています。
我々のような政治マニアが「政治家は政策が重要だ」とする考えとは裏腹に、人々はあまり真剣に政策をみていませんし、政策はあまり投票行動に影響を与えません。

だから候補者はどんなに良い政策を作っても、それを選挙で連呼するだけでは有権者には響きません。

今までにも何回か、政党の名前を伏せてその政策のみを選好基準として人々に選択させるヒアリング調査が行われています。いわばブラインド・テストです。

▼【白井聡 ニッポンの正体】~参院選への視点~アベ・スガ・キシダ「長期腐敗体制」を解体せよ!2022/06/26


(1時間8分あたりから・5分で概要がわかります)


この政党名を伏せるコンジョイント分析(ブラインドテスト)の結果、自民党の政策は最も不人気でした。
ところが、逆に任意の政策に自民党の政策だと嘘のラベリングをして見せると支持が上がるという結果が得られました。

白井聡氏の言うコンジョイント分析の元ソースは下記の堀内教授の調査のことです。興味ある方は詳細を確認してください。

▼ マニフェスト選挙を疑え:2021年総選挙の計量政治学
 米ダートマス大学政治学部教授・堀内勇作
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00351/120200011/

似たような実験は何度か実施されていますが、結果は似たようなものでした。

▼ 政党名を隠して政策比較をすると、「政策」と「政党」は一致するのか?
2016/7/13 山梨英和大学人間文化学部助教 後藤晶
https://seijiyama.jp/article/news/nws20160713-2.html

被験者は、自身の支持政党のものとは異なる政策を選びました。
被験者が一番人気の政策を選んだ理由は、「政策に具体性があって、経済の発展から国民の健康、安全まで幅広い政策がなされているから」でした。
2位、3位の理由は、子育て・教育の拡充、所得の上昇を謡っているからとのことでした。

▼政策ブラインドテストでわかる「日本の有権者は本当に政策を重視して投票しているんですか問題」
畠山理仁 選挙ライター 2020.2.3
https://yomitai.jp/series/election/06-hatakeyama/

政党名ブラインドテストを行うと、トリプルスコアに近い大差で落選した候補の政策が、当選した候補の政策よりも大きな支持を集めたとのことです。

有権者は、自らが良いと考える政策についてもあまり深く考えていません。

「日本人は政策の中身ではなく、ブランドイメージなどで投票先を決めている」のです。
その結果、自民党や維新に投票します。
それは「自民党はよくメディアに出ていて有名だから」「自民党は政権運営の実績があるから」などといった程度の理由でしょう。

こういう実態を見せつけられると「そんなこと言ったら自民党や維新に勝てるすべなんてないじゃん」と絶望してしまうかもしれませんが、今少し絶望の提示に付き合ってください。
今の日本社会の惨状は、為政者たちの悪意によって歪めに歪められた結果です。
為政者たちがどのような手段で世論操作を行ってきたのかを知ることは重要だと思います。

④日本人の「勝ち馬に乗ったもん勝ち」論

選挙分析のスペシャリストである三春充希氏は、れいわ新選組の支持者を「生活に不満な層」であると評すると同時に、れいわを「無党派層にアプローチできうる存在」としました。
この点に関しては、筆者もなるほどなと納得した次第です。

▼【特集】第26回参院選(2022年)れいわ新選組――政権交代に必要なこと
三春充希(はる) ⭐未来社会プロジェクト 2023年4月16日
https://note.com/miraisyakai/n/n63072e1a61e8

一方で、三春氏は無党派層を「政治絶望層」と定義していますが、私の意見は少し違います。
無党派層には「政治絶望層」もいるでしょうが、私は、おおかたは「政治無知層」とか「ニヒリズムに逃避した層」だと考えています。
例えば上掲した世論調査では、コロナ禍で苦しむ飲食店の損失保障をする必要がないと答えた人が約半数もいましたが、こういう感覚は絶望から来るものではなく、無知やニヒリズム、もしくは嫉妬から来るものだと考えられます。


「ニヒリズムに逃避した層」は「現実逃避層」とも言い換えられるかもしれません。
彼らの現実は家族や友達、仕事仲間といったスモールサークルの内側にあり、そのスモールサークルと社会全体や政治とを直結させるかたちの現実は認知しようとしません。
「政治無知層」「ニヒリズムに逃避する層」は、政治がどうなろうと何も変わらない、自分達には関係ないと考えています。
マルクス風に言うと「疎外」なのかもしれません。

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「政治無知層」や「ニヒリズムに逃避する層」は、「事大主義」や「勝ち馬に乗ったもん勝ち論」に陥るのだと思います。

数年前に大阪のとある喫茶店で、松尾匡教授や大石あきこ現議員らと「薔薇マーク」のミーティングを行っていました。
我々の話題の中心は維新の悪口(笑)でした。
帰り際に、話の内容を聞いていた喫茶店の店主が「わしらも最初は維新は嫌やったんやで。でも維新がお偉いさんになったから応援するしかないんや」との主旨の発言を投げかけました。

まるで黒沢明の「七人の侍」に出てきた、野武士に隷従する農民たちのようなメンタリティではないですか。これこそが代表的日本人の姿なのだと思います。

冒頭で示した世論調査結果からは、多くの日本人は「建前では”為政者への従順さは必要ない”と考えているのに、頑なに政治活動や社会運動はやらない」ことがわかり、ここからは建前や上っ面を重視し、社会階層上位の者には「事なかれ」の姿勢で対峙する「事大主義者」といった傾向がみえると思います。

その事大主義的傾向のある者たちのなかにあって、特に無気力・無関心なアプローチをもって事大主義的価値観を追認する層が、無党派層となるはずです。
彼らは「偉い人が決めたことに従っていればよい」程度にしか政治のことを考えていないのではないでしょうか。
民主主義社会の意思決定者が主権者であるという意識が低いか、もしくはそのこと自体を知りません。江戸時代や明治時代のメンタリティーです。
多くの日本人にとっての民主主義とは「投票に行く」ことのみだと認識されていますが、半数がその投票にさえ行かないほど、何かが壊れてしまっています。

事大主義は、「勝ち馬に乗ったもん勝ち」論とも言い換えられるかもしれませんが、丸山眞男や山本七平らに何十年も前に指摘されていた地点から、多くの日本人の心象風景はほとんど変わっていないのではないでしょうか。

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大義と国家活動とはつねに同時存在なのである。
大義を実現するために行動するわけだが、それと共に行動することが即ち正義とされるのである。
「勝った方がええ」というイデオロギーが「正義は勝つ」というイデオロギーと微妙に交錯しているところに日本の国家主義論理の特質が露呈している。
それ自体 「真善美の極致」たる日本帝国は、本質的に悪を為し能わざるが故に、いかなる暴虐なる振舞も、いかなる背信的行動も許容されるのである!
    - 丸山眞男「超国家主義の論理と心理」
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このロジックでは、「勝ち馬とその勝ち馬に乗れた者こそが正義」となります。
丸山や山本は、こういったメンタリティーが日本型ファシズムの正体だというようなことを論じました。

ニーチェが指摘した奴隷像や、阿Q正伝の阿Qに近い状態なのかもしれません。

もし多くの日本人が正義とするものが「勝ち馬に乗る」ことであるのなら、候補者は自身や自党が「勝ち馬」であることを演出することが重要になるのではないでしょうか。

筆者の21年夏のブログ記事では、野党、特にれいわ新選組は、世界で最も弱者に厳しく、社会保障や公共政策に理解を示さない日本人の射幸心をこそ刺激すべく、「本物の好景気を見せてやる」路線でいくべきだと提案しました。

人々に「〇〇党の政策を推せば金持ちになれる、勝ち馬に乗れる」と思わせられれば投票行動にも結び付くのではないかということです。
いわずもがなですが、日本人の殆どが政策のなかで特に「経済」を重視しています。
無党派層だろうと政治マニアだろうと誰もが、「給料を上げてほしい」と思っています。「政策は関係ない」とはいってもこの点だけは反応するはずです。
この唯一と言って良い真理に重点的にアプローチしない手はないでしょう。

クソみたいなネオリベ志向で、政党の政策さえあまり見ていない事大主義的傾向にある人々が唯一反応するポイントが「勝ち馬に乗って金持ちになれる」であるとすれば、その点を十分に意識すべきです。

しかし、ここで問題になるのが、どう自身や自党が「勝ち馬」であるかをアピールできるかです。

広く人々にアピールするにはマスコミ報道に載る必要がありますが、マスコミは自民や維新と癒着するスポンサー企業の配下ですので、敵対する野党を推すことはほぼ期待できません。

例えば維新は、日本を破壊するツールとして最高のポテンシャルを発揮していますが、マスコミと二人三脚で党勢拡大を成し遂げました。
このマスコミと維新の悪行の数々から見えてくるヒントがあると思います。

維新とマスコミのスクラムの実態を例として観察してみましょう。

・・・・・・・・・中略・・・・・・

維新が統一教会とズブズブであるのは当然で、前維新代表の松井一郎が、統一教会・文鮮明と「国際勝共連合」を作った笹川良一の配下であったためです。
マスコミが真に統一教会に逆らえないのは、勝共連合と兄弟組織であったAPACL(アジア人民反共連合)日本支部の立ち上げ賛同者に経団連や名だたる企業が名を連ねているためで、同時に自民党や笹川ら犯罪者グループともズブズブであるためです。

以上のように、メディア・スクラムというものは極めて強力です。
逆に言えば、マスコミ報道にさえ乗っかれば、勝機が見えます。

「そんなものは妄想だ!」「陰謀論だ!」と言う人は、思い出してください。
ジャニーズの天皇であったジャニー喜多川の数百人の子供に対するレイプや性犯罪をテレビのワイドショーは1分でも扱いましたでしょうか?
新聞で目立たないように「アリバイ報道」をちょこっとしただけですよね?
いつもはくだらない芸能人の不倫や性的趣向についての話題を延々扱うワイドショーは、なぜこんな視聴率が稼げそうな特大セックス・スキャンダルをガン無視するのでしょうか?
これがメディア・スクラムです。


筆者は常々言っていますが、マスコミという存在は民主主義と国民の敵なのだと認識したほうがよいと思います。

少なくとも2大メディアが外国勢力の協力者(CIAの代理人/ 正力松太郎・緒方竹虎・船橋洋一など)である事実から、彼らを性善説で捉えるのではなく、悪意を持った「反日プロパガンダ工作機関」として認識すべきだと考えます。

この工作員集団・マスコミの影響力は絶大です。

例えば、関西のテレビ局の視聴可能エリアに限って維新の支持率が高いとする説があります。
今回、視聴エリア外である三重県で維新が全敗した事実からも、この説はより有力となったのではないでしょうか。

・・・・・・・・・中略・・・・・・・
安藤氏は、マスコミによる「不倫のために自民党を辞めた」という虚偽報道において名前のあがった大奈氏とYoutubeチャンネルを立ち上げ、マスコミ報道を逆手に取るような話題作りで機転を利かせました。
まさかのM1出場と同様に、筆者はこのことも大変評価しています。

マスコミが扱わないんだから自分で押し売りしにいくしかないのです(笑)

思い返せば、初期の民主党のメディア戦略は優れていたと思います。
マスコミは鳩山由紀夫氏を宇宙人・変人だとしながらも好意的に扱っていました。
民主党は古い自民党に代わる新しい風としての自党をうまくブランディングできていました。
勝ち馬に乗れそうなら、事大主義のマスコミもバンドワゴンに乗ってきます。

⑦結論 ~結局どうすればいいのか?

ここまでだいぶ長いこと「感想」を語りましたので、そろそろまとめます。

多くの日本人が弱者に厳しいネオリベ志向で、強者におもねる事大主義、無知なうえに無関心であるのに加え、与党とマスコミがスクラムを組んでその構造を常態化させている状況にあります。

基本的には、こんな巨大な風車に勝てるわけがありませんが、諦めたらそこで試合終了です。

地道に、そして大胆に行うべき手法を筆者なりに考えました。

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抜粋終わり

この人の解析は、素晴らしいけど「通俗道徳」が、抜けている。

そもそも「通俗道徳」は、「みんな修羅になりましょう。」ですから。


より

上記文抜粋
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 歴史を遡ると、江戸時代の後期の民衆の間に広く定着していた「通俗道徳」的倫理観に注目することができます。江戸時代後期の商品経済の急速な浸透によって、民衆は商品経済に巻き込まれ、「家」まるごと没落の危機に直面しました。そうした事態に直面した民衆は、勤勉、倹約、謙譲、分度などの規範を内面化し、それに従うことで家没落の危機を回避しようとしたのです。こうした勤勉、倹約、謙譲、分度などの規範が「通俗道徳」と言われるものです。

 その後、この「通俗道徳」というイデオロギーが今日に至るまで、日本国民を縛り続けていくことになります。市場経済において、努力したにもかかわらず、失敗する人間は常に存在します。しかし、通俗道徳、すなわち「勤勉に働き、倹約に務め、努力するものは成功する」というイデオロギーを前提とすると、経済的な失敗者は、そのまま道徳的な敗北者になります。

・・・・・・・・・中略・・・・

生き馬の目を抜く万人の万人に対する戦争

通俗道徳が支配する社会とは、「努力が必ず報われる」という建前のもとで、勝者と敗者が存在する社会です。しかし、個別の人生1つひとつを取りあげてみれば、そこには多くの偶然が介在しますので、実際には努力が必ず報われるという保証はありません。それにもかかわらず、人びとは、自らが通俗道徳を実践したことを証明し、社会的な承認を勝ち取るために経済的に成功しなければなりません。

 その結果、勤勉、倹約、自己規律を求める通俗道徳は、逆説的に、生き馬の目を抜くような、「万人の万人に対する戦争状態」としてのホッブズ的世界を招き寄せてしまうのです。それが、極端な競争社会に全面化するのは、明治維新によって、江戸幕府が崩壊し、それまで人々の行動に枠をはめていた江戸時代の身分制的秩序が崩壊した後のことです。現在の「分断社会」の原型はこの明治時代に生まれています。そして、この状況を大本教の教祖である出口なおは「獣の世」(※)と呼んだのです。

・・・・・・・・中略・・・・・

明治日本は一般的には、政治指導者から1人ひとりの国民までが一致団結して「近代化」を追い求めた、つまり「価値観が共有された時代」と言われる。しかし、その一方で、この明治日本を「獣の世」と喝破した人物がいる。大本教の教祖である出口なおである。

『外国は獣類(けもの)の世、強いもの勝ちの、悪魔ばかりの国であるぞよ。日本も獣の世になりて居るぞよ。外国人にばかされて、尻の毛まで抜かれて居りても、未だ目が覚めん暗がりの世になりて居るぞよ・・・』(出口なお 1837‐1918)

 「獣の世」(「分断社会」はその顕在化の1つ)は明治日本から始まり、一時高度経済成長の陰に隠れて見えなくなっていた。しかしバブルが崩壊、そして今、近代そして資本主義の終焉が近づくにつれて、「新自由主義」などと姿を変えて再びその牙を剥き始めている。
温かみのある、情熱や思いやりに満ちた社会、他者への配慮にあふれ、仲間のために行動することをよしとする誇りある社会、そんな日本社会はもはや昔話になった。そして、今や「貧困」や「格差」という言葉が日本社会を語る日常的なキーワードになりつつある。

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抜粋おわり

なぜに、通俗道徳が日本では跋扈したのか。

それは「国家が民生に責任を取らない」からである。

曲がりなりにも幕府は、自己の政権保持と正当性のために、民を食わせる施策も行った。

でも「天皇」となると、「天皇が神」だから、日本人が飢え死にしても、なんの意味も無いし、邪魔。
民生に金をかけるくらいなら、外資ための戦争をする方が、天皇家とその閨閥の利益になるのである。
日本国は、「天皇」に変る・あるいは「天皇がなぜに統治しているのか。天皇の統治の原因」たる「統治の正当性」をなにも提示し得なかった。その「天皇」がそもそも統治の責任をとらない。国土を焦土にかす敗戦でも「あんなの文学上の話」って。
なら、天皇の国家が国民を守るのは責務でなく「お情け」「ペテン」でしかないのである。



前の戦争の「唯一の統治者」=「唯一の責任者」の天皇の責任を問わない発狂社会日本で、まともにその責任など問えるはずもない。

もっというと、通俗道徳で、修羅・奴隷に子供のころから教育されている日本人が、まともに政策で判断できるはずも無いのである。

基本的には、こんな巨大な風車に勝てるわけがありませんが、諦めたらそこで試合終了です。

ある意味で正しいが、まだまだだ。

その「風車」の本体の「天皇皇族とその閨閥」をぶっ殺さないと、彼のいう対抗策など通じるはずもない。

逆に言うと

「天皇とその閨閥に戦争させて、中ロに亡命した日本人が中ロ政府に「天皇家抹殺」を推し、次の敗戦で確実に天皇家絶滅させる。」

て手段も極めて有効なのである。


疏略~他国の力を借りる・・てやつだが、国家の頭の部分の「天皇」と思想・道徳の「通俗道徳」を破壊しうるのは、「天皇」を超える暴力・権力しか無いのである。


日本人は、「天皇」と「通俗道徳」で「アホ・猿以下」になっている。


なら、

日本人知能破壊兵器の天皇を破壊し尽くし、修羅化の根源の「通俗道徳」を、強権で抹殺するしかない。


なんせ「強権で抑えられる」ってのが、家畜化した日本人には、好都合だからね。

なんせ学校教育自体が「強権で抑えられるための訓練」をする調教所だから。



天皇家 殺し尽くして 日本泰平


天皇の無い 蒼い空を取り戻す

慈悲と憐みに富む社会になりますように

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