「西側」「シオニズム」「天皇」という妄想が壊れていく。

より

上記文抜粋
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トークは不変、されど現実は進む、振り返れば驚くほどに


すっかりブログを書く習慣を忘れてしまって、なかなか戻れなくなっている今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。


2か月前、パレスチナの地での紛争が始まり今日まで休むことなく続いている。イスラエルはいささかもひるむことなく殺人狂のまま、民間人殺しに忙しい。

とはいえ、ハマスとその他の「レジスタンス」の側も応戦しているので、イスラエルにも相応の犠牲は出ているし、10月1週目に彼らが叫んだように、「動物」を殲滅することが達成されたかというと、(世界の圧倒的多数の人にとってはほっとすることに)そこまでのことはできていない。

イスラエルは小さな国で人も限られているのに大量の人数を割いて軍事作戦を継続していることによって、経済的打撃と悪評という大打撃を受けていることは間違いはない。アメリカがせっせと金を注ぎ込むのだとしても。


■ 終わらない対ロシア戦線

他方、ウクライナではまだ戦いが続いている。多数のウクライナ人が死に、それに比べれば少ないとはいえ相応にロシア人も死んでいる。

軍事紛争として見た時、ウクライナには勝ちはない。しかしそれを言うならそれは最初からない。

にもかかわらず1年10か月も戦争状態が続いている。ロシアに負けはないが、ロシアが勝って終わるというモメントは来ていない。なぜなら、ウクライナとそのスポンサー国家群には負けを認める気はないから。

いつ終わるのかといえば、これは、NATO諸国がウクライナでの戦争を諦める時まで続くと最初に書いたように思うが、その通りの展開になっている。

それをロシアの方から見れば、昨日もプーチンが言っていたが、目標は何も変わっていない、ウクライナの脱ナチ化、脱軍事化、そして中立である、となる。


で、現状NATO諸国は、ウクライナ人が何十万人死傷しようが、老人やら妊婦を徴兵しようが、この体制を長引かせてロシアを弱らせていく気でいる。人がいなくなったらどうするのだろうかと思うが、現状、終わらせる気は1ミリもないように見える。

軍事的には、フィンランドを入れたり、日本の政策をいじくって、軍事的資産を増やすことで、北朝鮮を挟んで、いいか、戦線は拡大するんだからなと両方から圧力をかけている。ロシアの方はもちろん気づいているので対応は取っている。

経済的には、あいかわらず、各国にあるロシア資産を凍結(泥棒)したり、取引をしようとする相手国を脅したりといった方針に何も変わりはない。G7諸国ではロシアとの金融取引は限定的なものしかないと思う。

■ 変化

と書くと何も変わらず西側優位の世紀が続いているかのようだが、そうではない。


実際にはこの2年で、変化は織り込まれてしまったというべきでしょう。

なによりもまず、2022年2月までのウクライナはもはや存在しない。クリミアとウクライナ地域の南東部の4州は既に本人たちがロシアへの編入を求め、ロシアが承認し、ロシア連邦の人々となった。

下図の桃色のところは既に、日本人が何を言おうがロシア人と自己認定した人々が住み、復興にまい進している。


よく知られているように、ロシア語を母語とする人が圧倒的なところが、ウクライナ語を話すウクライナ人でなければならないと弾圧してくるクーデター体制を嫌がって出ていくことがそんなに不思議か?という話し。


それを、ナチのコラボレーターであるバンデラ主義者とその他雑多なヤクザな人々をかき集めて米国国務省が直々に登場してクーデター政権を作った。


そして、彼らの望み通りに対ロシアの戦争になったわけだが、


こういう人たちのうちどれだけが今日まで生きているのかは定かではない。(こんなことやってる人はさっさとドイツあたりに逃げたんじゃないかとは思う。結局、立ち回りの上手くない人たちが大砲の餌食になったことでしょう)

で、そうなったにも関わらず、思い出したように、ウクライナはEUに加盟するのだという話しが出てきたりするのだが、その「ウクライナ」はどのウクライナなのだろうか?


EU首脳会議 ウクライナと加盟交渉始めることで合意
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231215/k10014288661000.html


SSガリチアの紋章がEUに入るのかと思うと感慨深い。


また、別の変化もある。

  • アメリカ軍は史上最も高額だが、最も優秀なわけでも最も強いわけでもないことが明らかとなった

  • ロシアはくたばっていない。ロシア軍は強いしロシア国民の根性も大したものだと少なからぬ人が気が付いた(または、思い出した)

これらは、実のところその他世界にとってもかなり深刻な問題。


後者についていえば、現在紛争に関わっているロシアの将兵は61万人で、
https://www.rt.com/russia/589090-putin-press-conference-key-takeaways/

その他に通常の徴兵を通して教育を受け、招集されタスク終了後家に戻るといった流れにいる人たちも何十万かいるので、この紛争を通して、総計100万ぐらいの即時にアクティブ化可能な将兵を編成したのであろうと思われる。その他にまだ毎日志願してくる人がいる状況が続いているようだ。

(ちなみに米軍は約140万で、そのうち40万人ぐらいが海外の多数の基地にバラけて存在している。日本の自衛隊は約22万人。)

こうしたことが事実に基づく前提として言論が編まれていないからといって事実ではないわけではない。


そう、西側は、言論上の勝利に異常に拘っている。

2022年2月にロシアが特別軍事作戦を開始した時から、仮想戦記を吹聴する悪しき習慣におぼれ、もはや言論世界がこれを手放すことは、私が生きている限りないのではないかといった趣になっている。これはもう、麻薬中毒患者にとっての世界はそれはそれなりに彼らにとって自然な世界なのだろう、というのと似ている。

■ 終わらない中東戦線

冒頭で書いた通り、パレスチナの方も終わりは見えない。パレスチナだけでなく、シリアの戦線もまったく終わっていない。

というより、2国案を支持すると世界中の多くの人が言うが、米&イスラエルが頑として認めない状態が続いている。

これを誰か飲ませられるのだろうか?というのが今後の焦点にはなるでしょう。しかしそれで終わるわけではなく、パレスチナの方は、パレスチナ自治政府とハマスは反りが合わないわけだから、ここが何とかできるのだろうかという大きな疑問がある。

■ 変化

さはさりながら、こちらも変化はした。


なによりもまず、パレスチナに未解決問題がぱっくり口を開けていることを多くの人々が思い出した。

誰もパレスチナのためにイスラエルと戦争してくれる大きな勢力はいない現状に変化はないが、アラブ系、イスラム系が、へらへらして金になるならパレスチナなんかどうでもいいか、とは言えない状況になった。


とはいえ、パレスチナ、あるいは東地中海に何かポジティブな進展があり得るのか、というのも難しそうに思う。ここはここでいろいろと傍からは見えない利害の線があって難しいのだろうとも思う。

一例をあげれば、トルコは一貫してイスラエルをなじっているけど、じゃあ、あんたらイスラエルへの原油の供給を止めたらどうだ、なわけだけど、そうはしない。また、誰でも知ってる通り、トルコはムスリム同胞団の親方みたいなところで、ハマスもそう。そして、世界の多くの国はこのグループを良しとはしていない。

シオニストというのが重要なキーワードだったことも、10月7日以前と以降では比べものにならないほど多くの人が知ったと思う。

主にアメリカに住むユダヤ人たちが、シオニストのイスラエルはユダヤ人の総意でできているわけではないと大声を出したことによって、耳目を集めた。

これには大きな効果がある。

アメリカ、ヨーロッパではイスラエルに批判的であることを以て「anti-semitism」(ちょっと躊躇するが、ともあれ、反ユダヤ主義)と呼び、これによって著名な人たちの口を閉ざしてきた。ここで、ユダヤ人が表に出て来てイスラエルを非難すると、ユダヤ人が反ユダヤ主義だということになるから。これで、ああ、とこのトリックに気づかされる人も増えた。

そういえば、最近バイデンが、俺はシオニストだとか主張してた。金融屋さん私はあなたがたの味方ですからね、の念押しなのかしら?



この政権では、ブリンケンがそもそも自他ともに認めるシオニストなので、主たる部分はシオニストがやってる政権みたいなもの。


さらに、前から書いてますが、シオニストはユダヤ系とは限らない。クリスチャン・シオニストという大集団がいる。主に共和党の重要な選挙基盤の、いわゆる宗教右派とか福音派とか呼ばれる人たちのこと。

代表的なクリスチャン・シオニスト集団のリーダーJohn Hagee氏


今回も元気に、アメリカのバイブル・ベルトあたりの議員やらなにやらを叱咤激励し、イスラエルのために!!と大きな集会をしたりしていた。


一番右は、トランプ前政権の時の国連大使、ニッキー・ヘイリー。大統領選挙立候補を表明してる。冗談としか思えないが本当の話。



ということで、多くのアメリカ人はもうずっとこうだから特別驚いてはいないのだと思うが、それ以外で初めて知った人たちにとっては、アメリカって何??だろうとも思う。

■ ない袖を振り続ける

この先、来年は何しろ米国の4年に1回、アメリカ政治というファイルの表紙を変えるお祭りの年なので、それに振り回されることになるんだろうと思う。

で、トランプ、バイデンが主流メディアが言及する候補で、これ以外に民主党がへんなことをして公認しない仕組みで逃げきったため独立候補となったケネディ候補がいる。

が、どっちにしても、AIPAC+クリスチャン・シオニスト優位の構造に変化があるとは思えないので、「ウクライナは勝ってる、ロシアは崩壊寸前、ウクライナEU加盟!」のストーリーで行くだろうし、パレスチナは、ハマスがハマスがハマスが~といい、アメリカは最強だ、アメリカほどAだ、Bだ、Cだの自画自賛を叫び続けるでしょう。

さはさりながら、上で縷々述べたように、現実がそうであるわけではない。ますます、西側の言論空間は現実とは何の関係もない言論に支配された空間となる

で、現実はどうなのかといえば、まずもってお金が問題だと思う。ウクライナを養う資金というのは半端ではないわけです。

大丈夫だ、赤字は問題じゃないとチェイニーは2003年に言ったわけだけど、今もそうなのか?がさすがに問われるのではあるまいか。
これはつまり永遠に札を刷っても大丈夫だということ。安部ちゃんと一緒だね。

そういえば、「借金は永遠に可能だ」とは言わなかったけど、deficits don't matter (赤字は問題ではない)と言った人ならアメリカにいる。ディック・チェイニーが2003年に言った。
https://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/a55f3bd889e4fbea3cc9550eea19e3f5
だがしかし、そうすればインフレが進む。アメリカは、1年間で5%近く金利を上げるというかなり思い切ったことをしてきたわけだけど、これは、じゃぶじゃぶの結果として資産インフレが半端ない上に地政学イベントもトリガーとなりインフレとなったことへの対応。このままではインフレが続いてしまうことへの懸念から、金利を上げて抑制しようとし(ある意味不景気を目指し)、最近は、なんとなく収まったようなことになり、来年からは金利を下げろ!と市場参加者の要求に屈するような感じでFRBはそっちに行きかけている。

だが、資産バブルが収まっているわけではない。ここでさらに「永遠に借金だ」路線をしようとすると、日本とEUにもツケを回すので米が全負担するわけではないが、この苦労が水の泡になっていく恐れがある。
イスラエルは小さいが、武器弾薬から生活の面倒までとなると当たり前だが大変。よくある手は産油国に金を出させることだが、今回、ある局面では断られたとも聞く。

そして、その産油国筆頭のサウジや、なんやかやと独自路線を行くUAEは、2003年、チェイニーが高をくくった頃とは違っている。

10日ほど前、プーチンは両国を訪問し、歓迎を受けた。

私のお気に入りはこれ。アラブ首長国連邦のプーチンのお出迎えの儀式。空には空軍がロシアのトリコロールまで作るという映像を意識したであろうカッコいいお出迎え。


で、サウジのムハンマド皇太子とプーチンとくれば時節柄石油問題がないわけはなかろうと思っているが、漏れてきてないと思う。

ロシアのプーチン大統領がサウジ到着、異例の外遊で協力強化狙う

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-12-06/S58Q6YDWLU6900

サウジとUAEはロシアの主要な交易パートナーですとロシアの公人たちが言う時代を、10年前、5年前、誰が想像しただろうかと思うと、確かに世の中変化したのだなとここでも実感させられる。

そんな中で無暗な財政運営がどこまで続けられるのか。問題になる日が来ないとは言えないのではなかろうか・・・。

■ オマケ

シリアでの西側敗戦を受けての、2017年のサウジ国王史上初のロシア訪問という出来事は本当に大きかった。

サウジ国王、ロシア訪問

https://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/b9506afb9cfc9f1aff0f6cea41503a6f

はたと、冷静に考えると、国王は勇気あるよね。路線を変更したんだもの。西側にこんなリーダーいないよ?

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抜粋終わり

冷静に考えると、国王は勇気あるよね。路線を変更したんだもの。西側にこんなリーダーいないよ?

「天皇」に勇気を求めるのは、無理。あれは売国奴ですし。最初から存在してはいけないのです。

まあ、「天皇」とか「シオニズム」とか「民主主義と近代化」{似非}とか、どんどん妄想が壊れます。

早く壊したものが、生き延びて、次の「美味しい思いができる人」たちです。

天皇日本は、永遠に負け組です。「天皇」とかいう「寄生虫」を崇拝しているのですから。

追記 そりゃ「物語」を信じないと、日本では殺されますしね・・・

日本人は社会を維持するために悪意ある行動や意地悪な考え方を培ってきた。前近代の村社会において最大の正義は「共同体の維持」だ。手を取り合わなければ生きていけないからこそ、秩序を乱すものには罰を下してきたし、はじき出されれば生きていけない。とすると、日本人の礼儀正しさや親切さは社会から村八分にあわないための同調圧力に起因するものであると言えるのではないか。

「人間の脳は社会の規律を乱す人を罰することを奨励するようにできています。実際、人を罰するとき、脳内ではコカイン中毒者と同じような反応を示すことが分かっています。この状態のことを『正義中毒』と呼びます。同時に脳が罰の対象者を人間以下の存在であると錯覚させる『知覚的非人間化』を行い、人間をより悪意ある行動、罰へと向かわせるのです」(ジョーンズ氏)



正義中毒で、奴隷に成って、全滅。

まあ「日本人」とかいう「天皇カルト」に脳が汚染・破壊された「馬鹿猿」の末路です。


天皇根絶 日本人国家復興

天皇の無い 蒼い空を取り戻す

慈悲と憐みの富む社会になりますように。

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