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コロナ影響による国内外のリモート撮影事例10選

こんにちは。東京でカメラマンをしているTAISHOです。

新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の影響はカメラマンにも出ておりますが、そんな中自宅でZoomを使って撮影したりFaceTimeを使って撮影したりと、今までの当たり前がどんどん変わろうとしています。

そこでここ最近気になっている国内外の事例をいくつかまとめました。
(今後発見する度に追記予定)

1.【写真】蜷川実花

カメラマン業界にも衝撃を与えた蜷川実花さんのコラボレーションシリーズ。スピード感といい写真の完成度といい素晴らしすぎます...

参考:「チャレンジ精神と完成度が凄すぎ」 池田エライザ×蜷川実花、新型コロナ制限下の“リモート撮影”作品に称賛の声 (1/2) - ねとらぼ
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2004/20/news122.html

2.【海外】Virtual Photoshoot

スクリーンショット 2020-04-24 14.14.20

私は最近、親友のフォトグラファー、ルイ・リードと「スカイプ」/「フェイスタイム」撮影をしました。野生動物の写真家がリモートで撮影していることは知っていますし、私自身も撮影現場にいたことがありますが、撮影中に写真をチェックするために、写真家がコンピュータに接続しているのを見たことがあります。撮影現場と同じように、リモートで撮影しながら高解像度の画像をカメラマンに提供する方法をまとめたいと思っていました。

参考:Model Lets Photographers Control Her DSLR Over 'Zoom' for Long-Distance Photo Shoots
https://petapixel.com/2020/04/17/model-lets-photographers-control-her-dslr-over-zoom-for-long-distance-photo-shoots/

3.Vogue×自宅撮影

この新しい#VoguePostcardsfromHomeポートフォリオでは、私たちのお気に入りのクリエーターたちに、この数週間の生活がどのようなものであったかを見せてもらいました。その結果は?自己表現の素晴らしい記録であり、希望の回復力を思い出させてくれます。

参考:Postcards From Home: Creativity in a Time of Crisis | Vogue
https://www.vogue.com/article/postcards-from-home-june-july-portfolio?utm_brand=vogue&utm_medium=social&mbid=social_twitter&utm_social-type=owned&utm_source=twitter

4.【海外】Instagramモデル

この最近の投稿では、ハンガリー人は写真家のアクラム・ソリマンと一緒に仕事をしながらも、社会的な距離を保つためのガイドラインを守っていた。2人はそれぞれの家から写真撮影を行い、画像をキャプチャするためにFaceTimeを使用しました。ヴァルガは、バスタブに腰から上がヌードで座っている遠距離コラボレーションのモノクロのスナップを共有した。

参考:Instagram Model Viktoria Varga Poses Topless In A Bathtub For Her Quarantine Photo Shoot
https://www.inquisitr.com/6014577/viktoria-varga-bathtub/

5.【海外】Remote photo shooting

スクリーンショット 2020-04-24 14.24.59

社会的な距離が離れているからといって、写真撮影を諦める必要はありません。写真家のTim Dunk氏は、iPhoneとFaceTimeを使って、安全な距離から信じられないほどのポートレート写真を撮る方法を紹介しています。
被写体の近くで安全に写真を撮ることができず、非常に困難な時期に自分の心を健康に保つにはどうすればいいのでしょうか」とダンク氏は書いています。"FaceTimeとMacBook Pro、そして指示のもとiPhoneを使って被写体を撮影したことで、世界とそれを構成する人々から距離を置き、孤立した人々のポートレートを撮ることができました。

参考:Photographer shows how FaceTime can create captivating portraits remotely
https://appleinsider.com/articles/20/04/08/photographer-shows-how-facetime-can-create-captivating-portraits-remotely

6.【雑誌】ヴィヴィ(ViVi)×ローラ

(厳密にはセルフ撮影とは記載されていませんが、セルフでの意味合いで載せます)

アメリカ国内で新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛令が発令されたため、ローラがスタイリングとセルフメイクを施して自宅の壁の前で表紙を撮影。同誌の37年の歴史の中で、セルフメイクかつ自宅で撮影された表紙は初めてだという。

参考:「ViVi」史上初、自宅で撮影したセルフメイクのローラが表紙に
https://www.fashionsnap.com/article/2020-04-21/vivi2020june-rola/

7.【映画】「カメラを止めるな!リモート大作戦!」

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「カメラを止めるな!」(2017年)の上田慎一郎監督が、スタッフや俳優と顔を合わせないまま映画を制作する新たな試みを始めた。
制作中の「カメラを止めるな!リモート大作戦!」は約20分の短編映画。4月末をめどに完成させ、動画サイトのユーチューブで無料公開する。

参考:映画を全編リモート制作 「カメ止め」監督の挑戦:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58120190W0A410C2BC8000/

8.【映画】斎藤工×長編映画

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斎藤工は制作にあたり、「“漁師は漁に出られない時は網を縫う”と言う言葉があります。この”予期せぬ事態”に対し、従順に自主規制をかけながらも、そこから新たな歓びや愉しみを見付ける事は その網の目を密にする事ー我々人間の進化に繋がると、割と本気で思っています。(人命・医療・インフラ最優先ですが)手探りですが、様々な方々とオンラインで繋がり、お力・才能をお借りし、知恵を絞り合い、共に可動域を広げながら、”今(在宅・遠隔)だからこそ出来る事”を発掘、開拓して行きたいと思います。具体的に、悠々と、迅速に。STAY at HOME 斎藤工」とコメントしている。

参考:斎藤工、“STAY at HOME”をテーマにリモート撮影で長編映画を制作する新プロジェクト始動。オンライン映画館で第1弾をプレミア上映へ
https://fashionmarketingjournal.com/2020/04/tokyoteleworkfilm.html

9.【音楽】でんぱ組.inc、テレワークで新曲を完成

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新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の要請を受けて、すべての制作工程をテレワークで完成させたという。

参考:でんぱ組.inc、「家で何でもできる!」テレワークで新曲を完成(ニッポン放送) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200421-00000005-nshaberu-ent

10.【音楽】Laura day romance×MV

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公開されたティザー映像は、メンバー同士がリモート会議をしている最中に発案されたもので、当初別のMVを撮影予定だった監督の勝呂亮伍が快諾したことによって実現。4分割された画面の中、各メンバーが自宅から届ける映像のみで紡ぐ全12曲の物語となっており、家にいても音楽を楽しめることを伝えようとするバンドの姿勢を強く感じられる仕上がりとなっています。

参考:Laura day romance、自宅でのリモート撮影で紡いだ1stアルバムのティザー公開(CDジャーナル) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200423-00000013-cdj-musi.view-000


まとめ

日本ではZoomが流行っているので「#zoomグラフィー」というハッシュタグが生まれそこでカメラマンが遠隔撮影していますが、海外ではFaceTimeが主流なのは新しい発見でした。
(FaceTimeの認知が低い+Zoomの方が画質が荒くフィルムっぽい雰囲気を出せるので日本ではZoomが人気と僕は考察してる)

今まで沢山のスタッフに囲まれてスタジオ/ロケ撮影をしていたのが今後は自宅で全て完結出来るとなると、これからの雑誌の在り方やモデルの生き方、カメラマンの立ち位置とか色々考えさせられるなと思いました。

世界中のクリエイターが今出来ることを必死にやっていて、(皮肉にも?)コロナが無ければ生まれなかった作品ばかりなので、表現に携わってるものとしては嬉しい側面もあるのは事実です。

これからどの様になっていくのか予想もつかないですが、一日でも早くコロナが収束しますように。

TAISHO.
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