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ホントにSESはやめとけ!?客先常駐歴8年の私が教えます

私は客先常駐の機械エンジニアとして新卒から約5年半、SES会社でITエンジニアとして3年ほど働いた経験があります。客先常駐のエンジニアというと「客先常駐はやめとけ」って意見が多くあり、あまりいい噂は聞かないですよね。ただしこう言った主張の中には、「この人客先常駐で働いたことないだろうな」ってものも結構見受けられます。

そこで今回はわりと長い期間、客先常駐エンジニアをしてきた私が体験に基づいて、ぶっちゃけどうなのか?おすすめできるのか?について紹介したいと思います。客先常駐という働き方に興味がある方、ぜひ最後まで読んでいってください!


SESってなに?

SESは自分が所属している会社とは別の会社に出社して、別の会社(客先)で与えられた業務に従事する働き方です。IT業界では客先常駐のことをSES(System Engineering Service)と言ったりしますが、同様の意味となります。

客先と所属している会社とで合意した時間単価で契約を結び、エンジニアはそこで決められた期間働きます。期間は短期仕事の場合は1〜2ヶ月という場合もありますが、基本的に3ヶ月単位で結ばれることが多いです。3ヶ月ごとに客先とエンジニア双方に契約を継続するか確認をして、お互いに合意が取れればさらに3ヶ月延長というように契約をしていきます。


SESのメリット・デメリット

実際に客先常駐エンジニアとして働いてきて、私が感じたメリット・デメリットについて以下にまとめます。

【メリット】

  • 未経験でも実務経験を積みやすい

  • 仕事内容を簡単に変えられる

  • いろいろな開発現場を中から見ることができる

【デメリット】

  • 案件ガチャ

  • 人間関係が難しい

  • 契約が不安定


【結論】SESはやめとくべき?

【結論】SESはやめとくべき?

最初に結論から申し上げると、「やめとけってほどではないが、特別おすすめはしない。やるなら3年くらいと、期間を決めてやるのが吉」です。なぜこの結論に至ったか、解説します。


なぜやめとけではないのか?

私がやめとけってほどではないと考える理由として、未経験でもとりあえずエンジニアとして働ける点があります。上記メリットでも述べましたが、客先常駐であれば比較的簡単に未経験からでもエンジニアとなることができます。

未経験からのエンジニア転職の場合、まずエンジニアとして働いた経験の有無がこれからのキャリアにとても重要となります。ただ自社開発をやっているような企業は、狭き門で採用されるのが難しくまず経験を積むのが難しいです。

自社開発企業に固執して二の足を踏み続けるのは時間がもったいないので、それだったら比較的入社が容易なSES企業などに入ってとりあえず経験を積むのがおすすめです。ただ才能があって自社開発で働けるような人であれば、自社開発に入ったほうが良いと思います。


なぜおすすめはしないのか?

これはできる仕事の範囲に制限があり、中級者程度でスキルが頭打ちしてしまうからです。やはり客先常駐は他社のエンジニアのため、上流の設計工程のような責任ある業務を行うことができないことが多いです。重要な仕事は社員が行い、客先常駐のエンジニアは人が代わってもできる仕事をやることが多いので、レベルもそれなりのものとなってしまうためスキルが伸び悩みが起こります。

私の体感としては最初はスキルが全くない状態のため成長を実感できていましたが、3年くらいを境に成長が鈍化を感じるようになりました。そのため3年くらいを目処に期間を決めて、転職などの次のキャリアを考えましょう。3年の実務経験があると、未経験のときの求職活動とは打って変わって多くの企業から転職のお誘いがかかると思います。


まとめ

これから客先常駐をやってみようか迷われている方に向けて、私が客先常駐エンジニアとして働いてみて感じたことをまとめてみました。よく「客先常駐はやめておけ」なんて意見をよく見ますし、たしかに嫌な思いをしたことも今までにありました。

ただエンジニアになるため、再現性の高い方法でもあります。今まで経験してきたことをこの記事に込めたので、これからのキャリアをお考えの方に参考になると幸いです。

SESがおすすめできる人など、より詳しい内容は以下にあります。もっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください❗


おまけ

>> 未経験からエンジニア転職を目指す際に知っておくべき情報
>> 失敗しないエンジニア転職完全ガイド(履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策)

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