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山と神性

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合同会社アラハラスヤッホという林業の小さな会社を経営しながら、神性や無縁性を山をフックにして日々模索しています。その中で考えていることをまとめています。
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2022年1月の記事一覧

自分を構成するもの。

自分を構成するもの。

大きな神社がある街の、川が交わるところに建つ3階建ての集合住宅の3階に住み、(アパートとマンションの間にあるような建物をなんといえばいいのかずっと悩んでいたけど、集合住宅といえばいいことに今気づく。)物は多くないけど気に入ったものに囲まれて暮らしている。
ホーローのミルクパン、山で拾った瓶、好みのキッチン用品たち、石、2m50cmの流木、マキタの掃除機、バルミューダの空気清浄機。
これらがある空間

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無縁、公界、楽を読む

無縁、公界、楽を読む

今回は網野善彦さんの「無縁、公界、楽」を読みつつ考えたことを徒然。

駆け込み寺に櫛を投げ入れれば追手から逃れられる。
子供の遊びのような話だけれど、女性から離婚ができない時代においての数少ない女性がとれる行動の一つだった。
女性にとって不遇の時代だったんだなということも思いつつ、駆け込み寺の治外法権っぷりにおののく。制度を超える存在として無縁があった。

本を読んだ後、無縁について眺めている。

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