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フリーランス、インハウス、デザイン事務所の違い。30代からフリーランスは増えるのか。

デザイナーを働く形態で分けると、3つに分けられます。

①フリーランス(個人事業主)
②メーカー(インハウスデザイナー)
③デザイン事務所

30歳超えたら一気にフリーランスになる人が増えるかと思っていましたが、現実はそうでもないみたいです。プロダクトデザイナーで言えば、同世代では30人前後しかフリーランスはいません。

それぞれ特徴があるので簡単に説明していきたいと思います。


フリーランス

自分に合った自由な働き方ができます。どんな仕事を受注するのかも含めて、休みや働く場所も自分で決めることができます。ただ収入が不安定で、デザイン以外の営業や事務仕事も全て自分でやる必要があります。不安定でも、働き方を自分で決めていきたいという方に向いています。

メーカー(インハウスデザイナー)

福利厚生や給料が良い点、残業が少なく休みがきちんと取れる点など安定的な働き方ができます。一方で、規模が大きい企業ほど、専業化が進んでおり、商品開発やデザインの一部分に関わることになります。デザイン業務に関わりながらも、安定的に仕事をしたい人に向いています。

デザイン事務所

デザイン事務所では働きながら、デザインノウハウを数多く学ぶことができます。そして様々な業界・業種のデザインができ、色々な人と交流できるので、幅が広がります。ただ残業が多く激務ですが、給料は安いです。デザイン業務だけをして、さらに能力を向上させていきたい人に向いています。


得意不得意や働き方としての合う合わないがあるので、自分の性格や能力に合った業態を選ぶのが良いと思います。

近年、大手メーカーに所属しているインハウスデザイナーが、独立せずに個人活動している人がかなり増えた気がします。大手では2018年に副業解禁になったことが影響していると思います。デザイン事務所にいる人達も並行して個人活動していますが、独立志向は割と強いと感じます。

フリーランスのプロダクトデザイナーはまだまだ少ないので、個人的にはもっと増えた方が良いと思っています。特に若い世代が圧倒的に少ないので、フリーランスが増えると、プロダクト業界がもっと盛り上がっていきそうです。

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