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ありがとう「逆噴射小説大賞」

ドーモ。タイラダでんです。よくいらっしゃいましたね。

今回の記事は、またまた人様の記事に触発されて書いております。

さて。

 語りたい内容はタイトルで全てなのですが、本当にこれは何度でも声を大にして言いたい。

 僕は逆噴射小説大賞で、文字どおり人生が変わりました。

 なにより、「小説を書く」きっかけを作ってくださった逆噴射総一朗先生とダイハードテイルズの方々には、足を向けて寝られません。もう長いこと、それこそ少年の頃にチャレンジして、結局挫折してしまってからずっと恐れていた「創作行為」にまた舞い戻ることができたのは、間違いなくこの企画のおかげです。本当にありがとうございました。

 思えば、「冒頭400字」という設定が良かったのだと思います。僕が過去に挫折したのも結局「想像・妄想する設定の壮大さに比例してかかる時間、字数を計算し絶望した」ことが原因でした。今考えると無謀でしか無いのですが、「銀英伝」や「ロードス島戦記」のような話を僕も書いてみたい! なんて思っていたものです。まあ無理ですよね。そして年がバレますなあ。

 いや実際、目の前に広がる創作の海があまりにも広大すぎて漕ぎ出せない、という人たちは結構多かったのではないでしょうか。そんなとき現れた「冒頭400字」という絶妙の設定。「これなら今まで書いたことのない僕でもイケるかもしれない」と思わせるに十分でした。まあ、その400字でもかなり大変だったわけなのですが。

 それでも、今まで文章を書いてネットで公開するなどしたことがなかった自分が作品を仕上げられた、という事実は麻薬のように甘美なものでした。「駆け巡る脳内物質……!」というやつですね。結局、参加するのが遅くて投稿できたのは3本だけだったのですが、その3本は一生忘れることがないと思います

 正直、出来は散々で、投稿できたという自己満足で終わってしまってもおかしくなかった(実際、ほとんど誰にも注目されなかった)作品たちではありましたが、運良く第2次選考まで残る作品が出てしまいました。

 評価を、頂いてしまったわけです。あのダイハードテイルズの面々から。

 もちろん最終選考には残るはずもなく、受賞者の方々の作品を拝読しながら自分との差を感じ(400字程度で感じ取れるレベル差に驚愕したものです)、まあそれでもある程度の結果が出せたし、小説らしきものをはじめて公開できたし、いい思い出になった……なんて事を考えていたら、心の中のジョーが語りかけてくるんです。「本当にそれで終わっていいのか」と

 「お前は本当に、それで終わっていいのか」「いつものように、そこで立ち止まっていいのか」「お前は一度踏み込んでしまった。そしてそれが通用するかもしれないということを知ってしまった。それでもお前はやらないのか」

 ……心の声に抗うことはできませんでした。だって自分の書いた自分がオモシロイと思う小説が、自分ではなく他人に、しかもリスペクトする人々に評価されたんですよ? だれがその事実に抗えましょうや。

 以来、拙いながらも書き続けております。そうそう、幸いにも書き続けることができていますが、ひとえにそれは、わざわざ時間を割いてまで自分の作品を読んでくれ、スキを押していただき、あまつさえ感想を書いていただける方々のおかげです。本当にありがとうございます。

 思えば、いわゆる「パルプスリンガー」の方々と知遇を得ることができたのも、この「逆噴射小説大賞」がきっかけだったわけですね。他の投稿者の方々の小説を読みに行かせてもらい、スゴイスゴイと勝手に感想を言っていたら逆に読みに来ていただけることも増え、その方々とやり取りをしていただけるようになり、その方々がスゴイという小説を読みに行き、確かにスゴイと感想を書いたらまた読みに来ていただき、挙句の果てにはホメホメ文まで書いていただけました

 いや、本当に皆様には足を向けて寝られません。何度も繰り返すように結局は自分が楽しめるように作品を書いているのですが、それだけでは書き続けられたかどうか怪しいものです。皆さんから力を分けてもらえているからこそやれている部分はかなり大きいと思っております。

 そんなわけで、「逆噴射小説大賞」をきっかけに僕の世界は間違いなく広がりました。しかし考えてみると、僕のメリットはたしかに大きかったのですが、僕が頂いたものをお返しできているかという点については、いささか疑問に思います。とりあえず、今後の作品でお返しする、と言っておきます。できるといいなあ。

(そんな僕の目下の代表作? です。はじめての公開作なので思い入れの強さはかなり大きい。なにせ2次選考に残ったのはコレではないのに、それでも書き続けている訳ですからネ)

◇ いじょうです ◇

そんな…旦那悪いっすよアタシなんかに…え、「柄にもなく遠慮するな」ですって? エヘヘ、まあ、そうなんですがネェ…んじゃ、お言葉に甘えて遠慮なくっと…ヘヘ