ソーラーシステム導入は損か得か?
結論から先に言うと、ソーラーシステム導入は損でした。
家にソーラーシステムを入れて、8年目になります。
訪問販売に来た営業マンに押し切られる形で購入しました。
購入したのは、2013年1月。
東日本大震災が起きたのが、2011年3月11日。それまで、ソーラーシステムはあまり、見向きもされませんでしたが、東日本大震災をきっかけに、ソーラーブームが起こり、政府の「余剰電力買取制度」と「補助金」により、ソーラーシステムを導入する世帯が急増しました。
私の家に、ソーラーシステムを売り込みに来た業者は、下請けやディーラーではなく、ソーラーシステム大手の本社からの営業マンでした。
今でもその会社からは、年賀はがきと暑中見舞いのハガキが来ます。
あ……。そんな事はどうでもいいんですが……。
その営業マンのいうのには、「政府の余剰電力買取制度で高額の金額と補助金が出るので、絶対に損はしません」ということを、シミュレーション結果を見せながら説明されました。
それを聞いて、なるほどと思いながら、「でも、こういうのは、まだ出たばかりだから、後からテクノロジーが発達して、ソーラーシステムはもっと安くなるでしょう?」と聞くと、営業マンはちょっと考えて、
「いいえ、そんなことはありません。補助金も出るし、高額で電気を買い取ってくれる今、購入するのが、最善の策です」と自信ありげに云いました。
「これ、昼間だけですよね。夜は蓄電池とかで、貯めておけないんですか?」と私が聞くと、営業マンは「まだ、蓄電池は開発されていないんです」と云った。
『やはりな。まだ、蓄電池は開発途中なんだろう。今は買いではないな』と思いながら更に、「今は無くても、何年かすれば開発されるんじゃあ、ないですか?」と、私が聞くと、「技術的に難しいので、すぐには出ません」と云う営業マン。
「じゃー、今回は止めときますわ」と言って、その場は断りました。
営業マンは諦めて、帰りましたが、後日また来ました。
今度は、「IHクッキングレンジも無料で付けます。発電のシミュレーション結果も持ってきました」と云いながら、資料を広げはじめました。
「いや、良いですよ。うちはガスレンジを新しくして、間もないですから」
と、断ると、「IHは火事になりませんし、ガス漏れ事故もないし、テーブルの上も綺麗に使えるので、良いですよ。無料ですし、ソーラーと一緒にどうですか。アフターフォローも万全です」と勧めてきました。
「はぁ……?」と営業マンが持って来た資料を見ながら、しばし考える私。
そんな訳で、とうとう押しきられる形で契約してしまいました。
当時は蓄電池は無かったのですが、それから数年後には蓄電池が出ました。
そして、2009年からはじまった太陽光発電の「余剰電力買取制度」の終了です。「2019年問題(卒FIT)」といわれ、10年契約での買取が終わってしまうのです。
現在、42円/kWh で買い取って貰っています。日照時間によりますが、大体、月1万4千円~2万円です。
ソーラーのローンが月々1万8千円+電気料金5千円(ナイト8契約)なので、ぜんぜんペイしません(赤字です)。
余剰電力買取は、2013年1月購入なので、2023年1月には終了します。
その後は、昼間の電気は使い捨てになります。
政府いわく「ソーラーが普及しすぎて、金、払えねーよ」
これって、詐欺ですよね。
そして、我が家には、「蓄電池買え!買え!」の電話攻撃と訪問販売攻撃がひっきりなしに来ます。
いい加減、うんざりしているので、しつこい営業には、怒気を含んで、こう言ってやります。
「もう、定年なんで、お金も無いし、そんな余裕は無いよ! 電気無駄になってもいいから、このままで行くわ!!」(怒りの声)
この一言で営業は退散します。
まとめ
ソーラー発電は儲かりません。
「