夜中に徒然
帰路に数日続いていた夏真っ盛りというような気候が一旦お休みを告げるかのように、冷たく感じる風が吹いていた。
自室で机に向かっていると、今度は雨音がした。
明日ボクが住んでいる地域には台風が通過するらしく、その予兆となるような涼しさと風と雨音だった。
そんなときふと思うことがある。
こんな涼しさや風や雨音を、かつての人間たちも聞いていたのかなぁ?と。
今は亡き人たちだし、そんなことはもちろん残っていない。
だからどう感じたかはわからない。
でもどこかに残っていて、あぁじぶんと同じ気持ちだ。というものを発見したら、ボクはさぞうれしいだろうなぁと思う。
その時代を共に生きる者にとっては取るに足らないものかもしれない。
しかし後の時代の者にとっては、実は時空を超えた親近感になるかもしれない。
だからなんだか夜中に着地点も思い付かず、徒然今のことを綴ってみた。
いつか読むかもしれない違う時代の人のことを思いながら。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
雨音を聞くと、なぜだか遥か太古に想いを馳せます。
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