最後に残る記憶
人は歳を重ねていくと、物事の記憶というのは保持がむずかしくなっていく。
そして保持されているはずの記憶にも、何やらアクセスがしにくくなるということだってある。
じぶんが歳を重ねて思うのは、それらがじぶんの身にも確実に起こっているということ。
そしてアクセスしやすいもの、しにくいものは確実に存在しているし、残しにくくなってもいる。
段々段々アクセスがしにくくなる中で、段々段々覚えられなくなっていく中で、最後の最後まで残るものは何か?
なんてことを考えてしまう。
ある人は言った。
母はわたしのことも父のことも忘れていたけど、好きだった歌はよく口ずさんでいた。
またある人は、父はじぶんの名前を忘れたが、妻や娘の名前は忘れなかったという。
最後まで忘れられないもの。
じぶんでは何になるのか?親しいあの人は何を覚えているのか。
そんなことが気になる今日この頃。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
いろんな記憶が刻まれ、見事に消えてきたことにエモさを覚える。
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