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人を活かす

人の手間を、手仕事を、人と人が関わるコミュニケーションをコストコントロール、効率化と称して、その機会を無くしてしまう動きが増えている。



その原因は僕らが利益という数字の大きさを、その行いの価値の判断材料として一番強く信じているからで、昨今効率化が進んでいるのは、価値の判断基準が利益という、お金という基準のみに集中してしまっているからだ。



利益が最大化するものが正しいという判断基準のみならば、家賃という固定費や、在庫や、人件費などは、全てその足かせとなる。


それをコストコントロールと言ってしまえば、最大の効率化は家賃も在庫も人も持たない、全て必要ないというところに最終的には行き着いてしまう。


人はいらない。というところに人自身が向かっているということ。


しかし人にとって一番ツラいのは、己の命を活かす場所が見つからないこと、人と関われないこと。


人を活かす場所を減らし、利益という数字を追い求める組織より、人を活かす場所を、機会を作っているあの会社、あの組織、あのお店こそ、僕たちにとってほんとうは尊い存在なのでは?と少しずつ気付くこと。

そして気付き、その人たちがそれらの組織と関わる時間を増やし、関心を向けることによって、結果的に利益という数字にも影響が出てくるのでは?と思っている。



安い、という価値観でなく、人を活かす場所を、機会を作っているかで選ぶ。という価値観。



今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
人が幸せになるために、も忘れがちで、もっと言うとじぶんの幸せも人は忘れがちです。




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