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きちんと「NO」を伝える

義務教育期間の男子(大人になってからも?)にとって、身長が持つパワーは計り知れない。




身体が大きいだけで避けられること、得られることがいくつもある中で、ボクはチビとして常に前から三番目くらいまでを行ったり来たりしていた。



弱そうに見えるし、物質として軽いため、ちょっかいや技をかけられることもしばしばで、特にA君はよくやられていた。



しかし不思議なことに同じチビ仲間のB君はそういう被害をまったく受けていなかった。




格闘技をやっているとか、家柄がいいとかそういうことではない。
同じチビなのに、なぜ?と観察していると、彼はじぶんがされたことに対してちゃんと不機嫌になっていた。

それは嫌だ、不愉快だという「NO」を表明していた。




相手は無抵抗や迎合、ヘラヘラしていることを「YES」と取り、境界線を越えて、自分の意思に従わせようとしてきている。



もちろん「YES」とは言ってないのだけど、「NO」とハッキリ言わないことが「YES」になることがあり、それが続けば意見を聞かれることも顔色をうかがわれることもなくなっていく。



賛成の「YES」より反対の「NO」。


「NO」を言われたくない、可能なら伝えたくないからこそ、きちんと伝えることに意義がある。




今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
最近の政治のズレ具合は大人の「NO」の伝え不足です。

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