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waratsutsumi
学校のチャイムのもの悲しさ
目と鼻の先に学校がある。
そこからはおよそ一時間おきにチャイムの鐘の音が聞こえてくる。
どことなく懐かしいその響き。
あれやこれやといろんな感情がわき起こるのが、チャイムの音色の不思議なところ。
もちろん学校生活の酸いも甘いもある様々な思い出が、ということもあるだろう。
でもなんだかそれ以上にあらゆるものは過ぎ去ってしまうのだという、もの悲しさがチャイムには込められているように感じる。
楽しかった思い出も、苦いような思い出も、長いと思っていた六年間や三年間も気付けば過去のもので、子どもと呼ばれていたじぶんはいつの間にか大人になっていて、子どもまでいて、子どもが行く学校で、また子どもの時に聞いたチャイムを聞く。
なんてことが起きる。
人の生きるということのきらめきや儚さ、もの悲しさをどこか思い出させる不思議な存在が学校のチャイムだなぁと、近くの学校から流れる音色で感じています。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
あとは夕焼けとかも同じ気持ちになるかもです。
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