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この現代で動いているもの

火曜日の街。



美容室だったり、飲食店だったり、はたまた不動産屋さんだったり、土日にお店を開けているようなお店が一週間のお休みに選びやすい日なのかもしれない。



大きな駅の駅前の通りも、まるでゴーストタウンのようにシャッターが閉まり、人通りもコロナのせいか梅雨空のせいか、まばらで寂しく、何より静かだ。


そんななか動いているものがあった。


コインランドリーのマシンだ。

全部で4台しかない小さな小屋のようなところの、2台がフル稼働していて、そのマシンの目の前に一人の女性がじぶんのものだと言わんばかりに、あからさまに座って、洗濯が終わるのを待っている。


自粛ムードが今も続き、いろんなことはしない方がいいという空気感が続く中でも、変わらず続けていることはあって、それは「暮らし」なのだと感じる光景だった。


暮らしをより良く、より便利に、を追求してきていたのだが、どんな利便性のいいサービスも、生活を彩るお店も、暮らしの土台がぐらつけば、それらは過度なものになり、ランドリーだけが稼働する街の景色になる。


暮らしのみでは生きられないのが人ではあるが、土台となる暮らしから離れすぎていたのかもなぁとも感じる火曜日の街だった。



今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
映像に残しておきたい瞬間だったなぁ〜。

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