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図書館に住める

引っ越して初めて、最寄りの図書館に行った。


引っ越しが決まってからは、返却のことを考えると、なんとなく図書館からも遠ざかっていたり、荷造りの関係で本を先に箱詰めした関係もあって、紙の本を読むこと、探すことからすらも遠ざかっていたように思う。


そんなタイミングで訪れたからか、久しぶりの図書館に、やっぱり住めるし、住みたいなと思ってしまった。



しかし僕が図書館に感じる安心感というものは、実はパブリック(公共)なことがおそらく関係している。

時間内ならば誰でも来ることができて、時間外では誰も来れず、誰のものでもなくて、でもみんなのもので、基本的に何をしてもいいのだけど、してはいけないことはやっぱり暗黙の中にあって、それをお互いが程よい距離感で静かに守りあっている。


そしてそこに集う人は何かを知りたいと思っている。

そういう姿勢と、そういう姿勢から生まれる空間が居心地がいいから、僕は図書館に住みたいなと感じてしまうのだと思う。


今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
公共っていう距離感とか文脈は、ほんとうに難しい。
言い過ぎも言わなすぎもあかんくて、おもてなしとか、いいサービスにも似ているのかもね。

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