科目名 社会の認識 講義題目 文系の学生向け科学論文の書き方2021年 夏学期 月曜日 資料置き場

レポート提出先:メールアドレス taiki.takahashi.2021.lec1@gmail.com に添付ファイル。


・Thirty Years of Prospect Theory in Economics: A Review and Assessment
Nicholas C. Barberis  Journal of Economic Perspectives—Volume 27, Number 1—Winter 2013—Pages 173–196

プロスペクト理論の30年間の発展を経済学の側面から概観した論文。

論文の公開リンク

解説(随時更新)

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プロスペクト理論の価値関数が、Barberisが紹介しているようにべき乗の関数形となるための条件についての解説は、高橋泰城によるこちらのnote記事を参照のこと。

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確率ウェイト関数(確率荷重関数、確率加重関数、決定荷重decision weightなどとも呼ぶ)がどのような関数形であるか、またその関数の性質については高橋泰城によるこのnote記事を参照のこと。確率ウェイト関数がPrelec型であるための条件(power invariance)の解説はこのnote記事で紹介した。

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上のファイルで紹介されているような、プロスペクト理論の応用例については、保険への応用は高橋泰城によるこのnote記事を、またファイナンスにおけるポートフォリオ選択に関してはこのnote記事を参考にするとよいだろう。

この論文では、おもにプロスペクト理論が論じられているが、もともとは不確実性下の意思決定はフォン・ノイマン=モルゲンシュテルンの期待効用理論によって扱われていた。その解説は、高橋泰城による別の講義資料が参考になるであろう。

経済学で用いられる数学はどんなものか、知りたい場合は以下の別の講義資料が有用であろう。


・[Submitted on 12 Jan 2021 (v1), last revised 1 Feb 2021 (this version, v3)]
Quantum Mathematics in Artificial Intelligence
Dominic Widdows, Kirsty Kitto, Trevor Cohen

AIに量子意思決定論(量子情報処理モデルを心理実験データの解析に応用する分野)を適用するための初歩的解説。

論文の公開リンク(arxiv)

あらかじめ、量子情報理論でない、標準的な情報科学において用いられる数学を復習しておくと理解の助けとなるであろう。そのためのnote記事を以下にリンクしておく。

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↑のアブストラクトで紹介されているように、ベクトル空間やテンソル代数を理解することは、AIや量子論の理解のために重要である別の講義で用いた、ベクトル空間などの線形代数の解説資料である↓ (入門用、復習用に活用すると便利だろう。)




(随時追加)

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英語論文の書き方の心得(「はじめての英語論文パターン表現&文例集」和田朋子 すばる舎 より引用)

主語を明確に

文をアクション型に

伝えるべき内容を詳細に

選ぶ単語をより適切に

主語は「無生物主語」に

文と文のつながりを論理的に

文法への意識を強く

辞書をフルに使い、強い味方に

インプットとアウトプットを増やす









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