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半径5メートル内で求められる人材になる -地域から活躍する人材になるには-

こんにちは、タイキです。

中学時代に運動部だった方は、大会や試合などで遠征に行くことがあったかと思います。そんな時、吹奏楽部員はほとんどもぬけの殻となった学校で1つの教室に集まり顧問の先生から授業を受けていました。

しかし大多数の生徒がいない中授業を進めるわけにもいかず、大抵は復習で終わるのですが、少し変わった当時の顧問の先生は小咄をしてくれました。

その先生はプロのドラマーを目指していて、学生時代はバンド活動に明け暮れていたようです。いくつものバンドを編成していく中で、いつも探すのに苦労するパートがあったそうです。

それは、ベース

僕もバンドはいくつかやってきましたが、確かにベーシスト探しにはいつも苦労しました。見た目も曲の中における役割も地味だし、華やかなイメージのバンドの中で不人気なのは確かに肯けます。

しかし顧問の先生はバンドするならベースをすべきだと言いました。

それはなぜかというと、常にニーズがあるから

つまりはニッチマーケってことです。

言ってることは結構シンプルですが、この考え方は地域で仕事をしたい人にはとても大事な考え方なんじゃないかと思ってます。

東京と地域の仕事の最大の違いはマーケットサイズです。

マーケならマーケだけひたすら極めれば東京では食いっぱぐれることはありません。それはマーケットが大きいから。

しかし同じことを地域でやっても、マーケターを求めてる企業の絶対数自体が少ないのでそれだけでは食っていけなくなってしまう。

そうなるとマーケからその周辺領域へと事業を拡大することになります。

その際に地域の企業が何に困っていて何を求めているのかを個別に拾っていくことが重要になります。

当事者が認識しているか否か、つまりニーズが顕在的か潜在的かはあるにせよ、地域は常に人材不足です。

身の回りの困りごとを丁寧に拾って一緒に考えてあげると、自然に居場所が確立され、あっという間に地域の第一人者になれます。

つまり、何ができるか、何をしたいかではなく、何を求められているかを軸に仕事をしていくと、地域で活躍できる人材になる近道になると、僕は考えています。

東京の厳しい競争環境に疲弊しちゃった人やコロナで今後の活動の拠点を考えている人の参考になれば幸いです。


では。


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