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「養老の滝(養老公園)」散策録【岐阜県・養老町】

養老の滝ようろうのたき岐阜県養老町にある養老公園内にあるです。標高280mに位置し、落差32m、滝幅4mあります。「日本の滝百選」にも選定された名瀑で 古来より多くの文人墨客ぶんじんぼっかくに親しまれてきました。岩を打って流れ落ちる水は清冽せいれつで水面に砕け散る飛沫しぶきの霧が立ち込め、真夏の猛暑でもなお涼しく心地良い空間で滝を観賞できます。・・・と言うことで、今回は「養老の滝(養老公園)」の散策レポです😎👍



養老の滝

養老の滝ようろうのたき岐阜県養老郡養老町にある養老公園内にあるです。標高約280mに位置し、落差32m、滝幅4mあります。「日本の滝百選」にも選定された名瀑で古来より万葉歌人松尾芭蕉北原白秋歌川広重葛飾北斎他多くの文人墨客ぶんじんぼっかくに親しまれてきました。🧐

岩を打って流れ落ちる水は清冽せいれつ(清く澄んだ冷たい水)で、水面に砕け散る飛沫の霧が立ち込め、真夏の猛暑下でもなおマイナスイオンに満ちた涼しく心地良い空間に身を置き 滝を観賞できます。🙂


養老公園
 養老公園
岐阜県養老町にあり 養老山麓に広がる総面積78.5ヘクタール(東京ドーム17個分)の広大な自然環境を活かした岐阜県営都市公園です。

名瀑「養老の滝」や巨大な体験型アート作品「養老天命反転地」をはじめ、「こどもの国」、キャンプ場、各種スポーツ施設など、お年寄りから子供まで幅広い世代にわたって楽しめる観光スポットです。🤔


養老孝子伝説
 今から1300年程昔 美濃みのの国に貧しいが仲の良いきこりの父子が住んでいました。子は源丞内げんじょうないと言う名でたきぎを売って老父を養っていましたが、老父の好むを買う余裕などありません。😑

ある日 現丞内は山奥に入った時に、こけの岩から滑り落ち気を失ってしまいました。ふと気づくと岩間の泉から湧き出す水から芳しい香りが・・・その水を瓢箪ひょうたんに汲んで帰り老父に飲ませると「これはじゃ!」と大喜び。その後、毎晩少しずつその水を飲み続けた老父はお肌ツルツル、白髪も黒くなりました。😮

この話は時のみかど元正げんしょう天皇の耳に入り、早速この地に行幸ぎょうこうされました。水の効能をそのお身体にてご体験され「老を養う若返りの水である」と甚くいたく喜ばれ、この地を養老と名付け、源丞内にこの地を治めるよう任ぜられました。その年の年号も養老と改められました。🤓


養老の滝へのアクセス

■所在地
 〒503-1267  岐阜県養老郡養老町高林1298-2

アクセス
◆東京方面から

【電車】東海道・山陽新幹線「名古屋駅」―東海道本線「大垣駅」―養老鉄道「養老駅」から徒歩50分(+約3時間)
【 車 】名神高速―養老JCT―東海環状自動車道―養老IC(約5時間)
◆大阪方面から
【電車】東海道・山陽新幹線「新大阪駅」―東海道・山陽新幹線「米原駅」―東海道本線「大垣駅」―養老鉄道「養老駅」から徒歩50分(+約2時間20分)
【 車 】名神高速―関ヶ原IC―国道365号線(約2時間30分)
◆名古屋方面から
【電車】近鉄名古屋線「桑名駅」―養老鉄道「養老駅」から徒歩50分/東海道本線「大垣駅」―養老鉄道「養老駅」から徒歩50分(+約1時間30分)
【 車 】名神高速―養老JCT―東海環状自動車道―養老IC(約1時間)

「じゃらんニュース>【岐阜】養老の滝の魅力とは?~」養老の滝へのアクセス方法より抜粋
養老の滝の最寄り駅とインターチェンジ
養老の滝の所在地


公園内散策マップ

養老公園内の散策には;
養老公園HPトップページ >ご利用ガイド> 園内マップ
から参照できる「全体マップ」が便利です。👇😊👌

養老公園・全体マップ


散策録

養老の滝入口駐車場」(マップ中央右側)からスタートです。🙂👉💧

「川沿いの養老孝子坂を上流に向かって登って行きます😐👉」
「途中・・・いくつものミニ滝を目にしました🙂」
養老公園マップ(~マップの現在地から妙見橋を渡ります)😐」
妙見橋上からの川の眺め🙂」
妙見堂みょうけんどう案内の看板(・・・お釈迦さまがキュビズム)🤔」
妙見堂入口/ご本尊は木造釈迦如来立像です🙂」
香炉(左)と慈母観音(右)😌」
「さらに石段を上ると・・・おぉ」
妙見堂(本殿・本堂)/ここは江戸時代初期は雨乞いの霊場でしたが、明治時代のお堂を建立。お釈迦様は大正時代から祀られるようになりました(昭和に倒壊し再建されました)😮」
木造ならぬ石造釈迦如来像もおられます😌」
「参拝後~川沿いの小路に戻ります🙂👉💧」
妙見橋から上流の川」
紅葉橋/秋の紅葉がとっても綺麗だとか・・・🙂」
「目にも鮮やかな新緑」
「その下には清々しい川の渓流」
滝川惟一これかず詩碑/台風で何度も川底に転落し現在の碑は1955年に立て直したものです😮」
「連続多段のミニ滝🙂」
「だんだん急流の勢いが強くなっています😮」
梁川星巌やながわせいがん養老改元詩碑/養老改元を称える漢詩が刻まれています。1910年に建立した碑ですが豪雨で埋没したりしてます・・・😑」
一丁石/養老の滝まであと一丁(109m)の所です🙂👉💧」
みゆき橋上で/おぉ、あの奥に見えるのが養老の滝だ!🫡」
「滝前にある注連縄しめなわつきの二つの岩(夫婦岩)😍」
夫婦岩の間を直進します🙂👉🪨」
養老の滝は「日本の滝百選」ならび「名水百選」にも選ばれた名瀑、名水とあります🙂」
田中大秀養老美泉弁碑たなかおおひでようろうびぜんべんひ/1815年に大秀が碑を建立。その後生前の大秀と大喧嘩した秦鼎はたかなえ門人らが碑を破壊😱→その後大秀の門人らにより復元されたと言ういわくつきの石碑です😮(喧嘩の原因は、養老孝子伝説で酒となった美泉が養老の滝の水(田中)か菊水泉(秦)かでもめたようです・・・そんなのどっちでもいいような🤔)」
「滝のすぐ脇には滝不動尊が睨みを利かせています😱」
養老の滝/マイナスイオンが飛び散っています😀」

滝の轟音ごうおんをちょっぴり(約40秒)お楽しみください😌

「おっ、向こう側にもが見えるぞ!😮」
「おっと、皆さん滝にお参りされています😮」
「・・・では私もお参りを・・・😌」
「続いて・・・滝駐車場(登山道)へ進みます🙂👉⛰️」
「・・・登ります😐」
「登山途中で下界を観た時の景色🫡」
養老の滝駐車場(展望台)から見た景色😀」
「途中にあった謎の蔵🤔」
「滝の近くの渓流を真上から眺めます🙂」
みゆき橋上で/さらば養老の滝!🫡
「おっ、橋が見えるぞ!🫡」
万代橋まんだいばしを渡り、川の反対側へ移動します🙂👉⛩」
長塚節ながつかたかし歌碑正岡子規の弟子が叶わぬ師の代わりに訪問し観瀑して詠んだ句・・・らしい🥲」
観光リフト乗り場だ!🫡(・・・乗らないけど)」
「おっ、あの鳥居は!?」
「おっと、ヒョウタンの口から清水が・・・とりあえず手を清めます」
菊水泉は神社の境内を通って行けます」
御嶽神社おんたけじんじゃ鳥居養老神社には御嶽神社が合祀されています😮」
御嶽神社側のお社😌」
養老神社本殿・本堂が見えてきました🫡」
養老神社本殿・本堂/創建時期は不詳ですが、源丞内ゆかりの神社であることから奈良時代・養老年間以降と考えられています🤔」
養老神社/・・・お参りします😌」
養老神社/ご祭神は菊理媛神くくりひめのかみ、菅原道真、元正天皇、聖武天皇、天照大神です(不老長寿・学徳成就にご利益があります)😮」
親孝行の昔話養老の名水につて説明した看板🤔」
養老神社の石碑と流れ出る菊泉水/源泉は境内の拝殿の脇にあります🙂」
養老神社参拝の次は・・・養老寺へ移動🙂👉🪦(源丞内の墓)」
「養老清水/和食・お土産のお店・・・なんと鮎そば鮎ラーメンが食べられます🤤」
渡月橋の欄干」
渡月橋上から見た景色/下流方面(左)と上流方面(右)🫡」
𠮷田商店/日用雑貨・お土産品のお店・・・ひょうたんのお土産多数。扇風機にあたり養老サイダーを飲みながら休憩できます😋」
「さらに養老孝子坂を下って行くと・・・🥵」
親孝行ふるさと会館養老町や西美濃地方観光案内所です🙂」
「二宮金次郎とすれ違い・・・えっ金次郎って持ってたっけ?あっ源丞内さんか!😮」
親孝行ふるさと会館/館内では養老町の特産品の展示や孝子物語が上映されています😊」
「ふ~体がオーバーヒートしそう・・・🥵ここで満を持して養老サイダー320円登場!/いや~も~本当五臓六腑に染み渡る爽快炭酸飲料でした👆🤤👌
「養老孝子伝説の源丞内の墓はこっちだよ立看板
高野素十たかのすじゅうの句碑(左)と山田麗眺子やまだれいちょうし句碑(右)」
孝子源丞内の墓(全景)
源丞内の供養碑(五輪塔)と石碑😌
養老寺・不動堂/養老寺は700年代(奈良時代)に源丞内が開いたのが始まりとされ、1561年に織田信長の戦火により焼失。1607年(江戸時代)に再建されました(本堂ではなく不動堂らしい)🤔」
養老寺・宝物館徳川家康が奉納した太刀は国指定の重文です😊」
養老寺・宝物館/安置されている鎌倉時代の木造十一面千手観音像も重文です🤔・・・事前連絡すると拝観できるようですが・・・😭」
「・・・こんな感じらしい🙂」養老町の歴史文化資源のHPより
美上亭/食堂・お土産さん。養老の滝入口駐車場の目の前にあります🙂」
養老の滝入口駐車場/~さらば養老町!🫡

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・養老の滝(養老公園)散策録はここまで。


感想

当日は結構な猛暑日でした。そう、滝に辿り着くまでは 上り坂を汗だくになりながら 必死の形相パッチで登り続けました。🥵あーいえいえ、道のりはそれ程険しいと言うわけでもなかったのですが、日頃の運動不足も手伝ってか・・とにかく暑いやら苦しいやらで ちょっとひきつった表情だったかなと思います。😑

まーそれでも 川沿いの小径は目にも鮮やかな新緑、流れも元気な初夏の渓流の明媚な光景をせめてもの慰めにし、途中休憩することなく養老の滝に到達しました。で、いざ水飛沫しぶきを上げ轟音ごうおんを響かせ そびえ立つ瀑布ばくふの前に立つと・・・それまでの疲れや苦しかった思いがサーっと消え失せ、ただただ心地よい清涼感で満たされるのです。😀

周辺はマイナスイオンが大量に発生しているであろう・・ふわっとした霧が立ち込めた空間。その中に身を置き しばしボーっとしていると頭と心の中が綺麗に洗い流されて、自分が新品になっていくかのような気分です・・・いや~夏の滝って本当にイーです。😆

実は滝の鑑賞だけが目的なら、滝から徒歩5分の「養老の滝駐車場」まで車で行くのが最もタイパが良いのですが、できれば、今回のルート「養老の滝入口駐車場」からの徒歩、もっとできれば「養老駅」からの徒歩で滝を目指してもらえたら・・と思います。滝に辿り着くまでに蓄積される肉体的・心理的ドン底感と現地の爽快感のギャップが大きい程、忘れられない「養老の滝」になると思います。🥵→😀

最後まで本記事を読んでいただき、ありがとうございます。😌


まとめ

今回の散策コース


おまけ

養老公園で是非体験してもらいたいなぁと思うもの・・・🫵🙂👍

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