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「西教寺」紅葉狩り&参詣録【滋賀県・大津市】

23年秋の紅葉シーズンも終盤の滋賀西教寺は滋賀県大津市にある天台真盛宗(てんだいしんせいしゅう)総本山のお寺です。比叡山山麓に建つ西教寺は 比叡山焼き討ちの際に焼失しましたが、その後 城主となった明智光秀が寺の復興に尽力しました。境内には光秀とその一族の墓が立ち並ぶ 光秀の菩提寺でもあります。実は西教寺滋賀県紅葉名所人気ランキングでもBEST3に入る程の紅葉の名所です。今回はその紅葉狩り&参詣レポです。🙂👌



西教寺

西教寺は滋賀県大津市坂本にある天台真盛宗(てんだいしんせいしゅう)の総本山のお寺です。創立者は聖徳太子との言い伝えもあります。室町時代(1486年)に天台真盛宗の宗祖である真盛上人が入寺してから大いに栄えました。1571年には織田信長による比叡山焼き討ちの際に 西教寺も焼失しましたが、その後 坂本城の城主となった明智光秀がこの地を管轄することとなり、寺の復興には光秀が大いに尽力したと言われています。境内には光秀一族の墓と妻の熙子(ひろこ)の墓が立っています。比叡山山麓に建つ西教寺は 知る人ぞ知る紅葉の名所ですが、桜の名所でもあります。🤓


西教寺へのアクセス

◆電車
 ◎JR湖西線『比叡山坂本』駅 下車、
  江若バス約7分(西教寺下車)、又は徒歩30分
 ◎京阪電車『坂本』駅下車、
  江和バス約4分(西教寺下車)、又は徒歩25分
  ※バスは1時間に1本間隔です。
◆車
 ◎湖西道路『坂本北I.C.』より西へ約5分
  ※駐車場(100台)は無料です。
   近くの「日吉大社」へも、一緒に参詣が可能な距離(1km位)です。😉

西教寺公式HP→交通案内の頁他より抜粋
西教寺の所在地


境内マップ

境内の散策には、西教寺拝観受付所で拝観料(500円)を支払うと貰える「西教寺 境内図 拝観順路」が便利です。以下に掲載します(参拝順路を、一部修正しています🤔)。

西教寺 境内図 拝観順路


境内散策(総門~唐門~祖師大師殿)

境内図の「総門」からスタート。🙂👉今回は時計回りの順で拝観します。

「スタートの前に駐車場から総門に向かう途中に境内図が掲げられているのでチェック!🤔」
総門/坂本城城門を光秀が寄進し移築したものです(もみじのトンネルが見えます🫡)」
「門をくぐって直ぐ右にある真盛園(福祉施設)入口の小僧さん」
「総門から勅使門までの参道は150m続くもみじのトンネル(別名:もみじ参道通り抜け)です🫡」
徳乗坊(僧徳乗の家)/参道の両側には坊(僧の住まい)が建ち並びます」
唐門への小径にも見事なもみじ」
琵琶湖を眺望・・・良い眺めです🫡」
唐門光秀熙子も内門から琵琶湖を眺めていたと言われる門です😍」
唐門/【麒麟がくる】のお出迎え!」
「細部の彫刻まで見事です😀」
寺紋の【三羽雀】
宝珠丸像真盛上人幼少期の像」
祖師大師殿真盛上人の木像が祀られています」
祖師大師殿/3Dビュー

唐門祖師大師殿の屋根には、多くの猿の形の瓦が目に付きます。瓦猿(かわらざる=変わらざる)の意味で、平穏無事を願うものと言われています。🙂

「瓦猿シリーズ partⅠ」
「石段の上が本堂・大本坊です」
「石段へせり出すもみじ」
「石段を上り切ってから見た境内(敷地内)の全景」


境内散策(明智光秀一族の墓~御廟)

石の階段を上った所が本堂大本坊へ行ける敷地内になります。先ずは明智光秀一族のお墓(石段を上って直ぐ左方面)から参拝します。

明智光秀一族の墓群(右隅に地味に光秀とび太くん)」
明智一族の供養塔
二十五菩薩石仏/平成に復元された比較的新しい菩薩像です(本堂と大本坊の間にもあります)」
明智光秀公と一族の墓
光秀の妻・熙子の墓
真盛上人御廟入口へ続く石段」
「100段弱の石段です🫡」
宗祖真盛上人御廟/真盛上人のお墓【御廟】です😌」
御廟でもお猿のお出迎え」


境内散策(観音堂~納骨堂~鐘楼堂~正教蔵~本堂~大本坊)

境内に建つ各建造物を外から参拝して回ります。

「左から本堂、納骨堂、観音堂、手水舎
観音堂/内に観世音菩薩立像が祀ってあります」
納骨堂/納骨堂の永代使用料30万円とのことです」
鐘楼堂(大津市指定文化財)/江戸時代の建造。鐘も光秀の寄進だが別場所に収蔵されています」
正教蔵(せいきょうぐら)/明治時代建造の天台系資料の収蔵庫。有形文化財」
鐘楼堂(左)と本堂(右)」
本堂(重文)/江戸時代の建造で8代将軍吉宗の寄進。本尊は阿弥陀如来像(重文)です」
大本坊/光秀が坂本城の陣屋を寄進して再建されました」
「本堂(左)と大本坊(右)」

本堂大本坊の屋根にも「お祈り猿」や「風車猿」の瓦猿を発見しました。

「瓦猿シリーズ part2」


建物内参拝(大本坊~本堂~客殿~書院)

建物内に入って参拝します。大本坊から入って廊下橋を渡って、本堂~客殿~書院へ移動します。お堂の中は全て撮影禁止ですが、お堂の中から外の撮影可のため、庭園は撮れました。

大本坊庭園/江戸時代に作園されました」
客殿庭園(小堀遠州作)/琵琶湖形の池に傾斜の刈り込んだ木、石組の組合せの妙がイイ感じ💛」
二十五菩薩像/桃山時代の作。様々な菩薩様が並んでいます。菩薩様毎のご利益を見て参拝しましょう😌」
裏書院庭園/真盛上人五百回忌大法会記念で作庭されました」


境内散策(スロープ~槻坂~勅使門~総門)

槻坂と並行のスロープ(段なし坂道)の紅葉は見事です。なので、スロープから下りて、槻坂をもう一度上りました。😉

「左がスロープ、右が槻坂入口です。」
「スロープは黄色のもみじ」
「次」は槻坂
「こちらもきれい!」
「もみじ観音菩薩像」
「念佛小僧」
「念佛小僧の立て看板」
「教学総合センターの札が掛かる寺門までの小径」
勅使門(ちょくしもん)」
「紅葉のトンネルを抜けて総門へ」
「おっと、最後に猿が別れを告げています。バイバーイ」
「総門に戻りました「お気をつけてお帰り下さい」」

・・・参詣レポはここまでです。


感想

参詣当日(11/29)は、天気も良く絶好の紅葉狩り&参詣の気候になりました。近くにに比叡山日吉大社が所在しており、当日も圧倒的な数の参拝客が比叡山へ流れていく中、西教寺では実にゆったりと参拝できました。はっきり言ってここ穴場です。境内のもみじは見事に赤く染まり、銀杏の黄色と鮮やかなコントラストを映し出していて紅葉の色合いも特徴的です。それこそ、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送年(2020年)であれば、観光客も押し寄せていたでしょうが(・・・コロナ禍だったから、そうでもないか?)今は静かで穏やかな気持ちで参拝できます。総門からのもみじ参道通り抜け唐門から見た琵琶湖の眺望、客殿と書院の庭園、明智一族の、そして無数のおさるたち・・・結構、見所満載の西教寺でした👏🙂

最後まで本記事を読んでいただき、ありがとうございます。😌


まとめ

今回の参詣ルート


おまけ

・・・西教寺にまつわる言い伝えです。

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