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With コロナでは全世界、各家庭の隅々にまで、コロナ暇で資源があふれている

仮説 ①: 暇 ひま = 時間 = 資源

仮説(捉え方)①でいきますと、With コロナでは全世界、各家庭の隅々にまで、コロナ暇で資源があふれていることになります。

この仮説①に当てはまらない人は、例えば、農家さん(第1次産業従事者)、天候災害ではないので、人と交わることなく田畑を耕せますし、農産物の需要は減りません。

ネグロス島では(うちの学校はビーチフロントなのですが)、海へ出て行く小舟の漁師がコロナ暇でたくさん見かけるようになりました。陸上が行動規制されているので、そうか!海ならいいのか、ガッテンですね。

仮説 ①: 暇 ひま = 時間 = 資源

この時間という資源は保有する人によってカラーバリエーションがあります。例えば、普段、英会話教室で教えている先生は、英語を人に教えられるという「時間(資源)」を持っている。カウンセリングを行っている人は、人の精神的な悩みを解決するという「時間(資源)」を持っている。専門性が付帯する資源となるわけです。専門性が特にない人でも、読み書きができたらタイピングなどできるし、家にこもっていてもできることは沢山あります。

資源を利用するのに必要なモノ

ただ、この仮説①の資源を最大限利用するためには、あるものが不可欠です。昨今、常識となってしまいましたが、20年前だったら、ネグロス島だったら、まだまだ非常識的なものです。

インターネットーーーーーーーーーーーーー!

まさに、文明の利器。

時間という資源を活用するために、それを遠隔で誰かのために費やす必要があります。コロナ暇のためにこの20年で整備されたのかー!というくらい最近のネット事情は充実していますよね。本当かどうか知りませんが、アフリカ大陸のマサイの民も狩りやライオンと戦うために携帯電話(通信)を駆使しているという話があるくらい。

実際、資源を活用しているのか、時間を浪費しているのかは不明ですが、コロナ暇の日本では、 “「インターネットで動画サイトを見るようになった(視聴時間が増えた)」51.5%、「テレビを見るようになった(視聴時間が増えた)」39.3%という視聴機会の高まりを示す回答率を得た” という調査結果がありました。

https://news.yahoo.co.jp/byline/suzukitakahiro/20200508-00177577/

うちのネグロス島の学校は親子留学の方が7割ですが、日本で外出自粛期間に入って、とにかく都会の狭い家の中で子ども遊ばせるのに苦労している、ネット動画やゲームを渡すしか暇をもたせきれない、というお話をよく聞きます。一度、留学された方で、オンライン英語レッスンを受けたい、という方も増えました。

ということで、この時間という資源を有効に活用すれば、

コロナ禍が「災い」でなくなる のではないでしょうか。むしろ、コロナ暇を良い機会と捉えて、日々をポジティブに生きていけそうですね。

ここで、こんな事例もあるということで、「暇(時間)をお金に換える」という、とっても短絡的な行動に出た人にふれます。コロナ暇がなければ、人生でぜーーったいにしなかった、株、FX、先物取引を始めちゃったんですね。(これぼくのことなんですけれど)ネグロス島で3月に盲腸破裂で人生初の5日間入院生活に端を発し、コロナを患ったような高熱と咳に10日間寝込むことになったコロナ暇で、時間を持て余し、「何かこの時間を使って生産的なことはできないか?」と思い至ったのがネット上で((簡単に))できる原油取引だったんですねー。詳しくはこちら

ここで疑問として上がるだろう声は、

「何かこの時間を使って生産的なことはできないか?」というのは、無意識に“生産性”や“効率性”を追い求める日本人病だろう!

そもそも、時間があるなら使わないといけない(=暇が苦手)というのは、一種の現代病です。親子留学してくる子どもたちで、暇という空白の時間に耐えることが苦手な子がいかに多いことか。。子ども(幼少期)は暇があってこそ、哲学できるんです(物事の本質に向き合える子になります)。毎日毎日、放課後に良かれと思って、塾やピアノやダンスやの習い事をびっしりと入れる親は子どもの時間泥棒で、子どもは暇という幼少期最大の資源を奪われているのです。(このお話は他でしますね。)ぼくも嫌々スイミングに通わされていましたが、根性はつきました。でも暇な時間も膨大にありました、当時。

次の記事は 「コロナ禍で生活に危機を抱える人は誰か?」



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