【ジョージ・サイモン】他人を支配したがる人たち:身近にいる「マニピュレーター」の脅威【読書感想文】
マニピュレータとは、いつもは優しい感じを出しているのに、その裏では他人を支配しようと考えている人たちです。
マニピュレータの存在を知る
マニピュレータは一見、人当たりがよく、相手に優しい印象を与えます。「いいヤツ」みたいに見える。
さらに、自信に満ちていて、人を惹きつける魅力を持つ人も多いです。
しかし、マニピュレータでは裏があります。
腹の中では、他人の心を支配しようとしています。
マニピュレータの特徴をつかむ
マニピュレータは非常に礼儀正しくて魅力的に振る舞います。
自分の見せ方をよくわかっていて、接した人を自分の虜にできるんです。
なぜマニピュレータは存在するのか?
それは、人間関係を「搾取する」「搾取される」の対立構造だと考えているからです。
マニピュレータにとっては、他人は自分の人生の捨て駒にすぎない。
いかにうまく利用して、自分が幸せになるかしか考えていないわけです。
マニピュレータは見抜きにくい
マニピュレータが他人を支配しようとする際には、暴力を振るったり激しい言葉を使ったりという
誰が見ても「攻撃的」だとわかる手段はあまり使われません。
問題を小さく見せようとする
マニピュレータは自分がやった悪事を、取るに足らないもののように見せかけることです。
そしてマニピュレータは平気で嘘もつきます。本当は相手を殴ったのに「何もしていない」と言い張ります。
巧みにはぐらかす
聞かれた質問に真正面から答えないことで、自分にとって不利な真実から目をそらさせるわけです。
マニピュレータの存在に気づくためにも
普段から自分が聞いたことに対して相手が正面から答えているかどうかをよく観察するといいわけです。
相手のせいにする
責任を押し付けるため、マニピュレータはこちらに罪悪感を抱かせようとしてきます。
これは言われた相手が良心的なほど効果的で、「悪いのは自分のほうだ」と思い込んでしまうとマニピュレータに操られやすくなってしまいます。
マニピュレータが他人を操作しようとするときに使うテクニックとしては、「相手の劣等感を煽る」ということもあります。
やられやすい人の特徴を知っておく
マニピュレータにやられやすい人の特徴しては「人間を信じすぎていること」が挙げられます。
まずは、世の中にはそういう悪い人がいるってことを自覚しましょう。
自分が傷つけられても相手のことを思いやってしまう優しい人は、マニピュレータのターゲットにされやすいわけです。
マニピュレータの対処法
相手が言い訳をしてくるのは、自分がした悪事によって優位な立場を崩されたくないからです。
そこでどんな言い訳をしてきても突っぱねてしまえば形勢逆転ができます。
大事なことは相手のことを「意図」ではなく「行動」で判断することです。
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