初老(間近)の恋

https://note.com/taihen2020/n/n1f11a7ea60f9

↑URLは更新してるものなのだけど、ここいらでお目汚しをば。

会う予定だったオフの日にビデオ通話をした。(もちろん外出自粛の為、会うのを断念。
断腸の思いだ。)

突然の連絡に素直に喜びを表現出来ずにいる私。

すぐビデオ通話にしようと言われるもノーメイクだ。
会話で時間を稼いでる間に眉墨をひく。
今回は会うのを断念しようと連絡が来た時からしばらく干物女だった為人様に見せられるコンディションではなかったが、顔を見て話したい気持ちが勝った。

滅多にないビデオ通話に慣れるまで小一時間かかる。
仕事にあけくれたのが分かる表情までハンサム。さすがダーリンだ。
食事やトイレの時は電話を切り。なんやかんや6時間くらい話す。

「こすってもいい？」

(はっ！きゃっ、こ、こするだなんて！)

「あ、アイコス吸っていい？」

「ﾊｧﾊｧ ぬぁあ！アイコスね。あははは」
(我ながらどんな聞き間違いだよ。)

クレープなら何クレープがいい？なんて可愛い会話やテレクラごっこをするなど、バラエティに富んでいた。もちろんいやらしい通話も。
(手前どもは四十に片足を突っ込んでいる)

そして、コロナがおさまったら…、会えるようになったら…そんなタラレバがこんなに楽しい話はないでしょう。最高。
しばらく先までデートプランをたてた。
さっぱり見通しがつかない中でも少しでも希望を持たないとやっていられない。
事態はここまでになるとは正直思ってもみなかった。

今すぐ実家に戻りたくても戻れない。
自分が移って知らないうちに移してしまう側になったらと思うと、身動きが取れない状況だ。かといってこんな事態で職場も自分を必要としている。こちらにいる間、今できることに尽力する他ない。

という、彼は身を切られるような思いで実は切ないことになっている。ただの遠距離恋愛ではない。
私のことは一番最後でいいのだが、それでも私の暇に付き合ってくれてありがたい。
少しでも休息であってくれたらいいのだけど。

終始私はなるべく仰向けになってほうれい線が目立たぬように、蛍光灯の灯りを浴びながらビデオ通話に徹した。
私に出来るのはなるべく綺麗に見せることと、いやらしいリクエストに応えることくらいだ。
馬鹿野郎！

会えない分たくさん話をするものだから、それはアダルトな会話も。
早い段階でお互いの変態度が分かってよかった。とても清々しい気持ちだ。

先日、情報番組でマンションに住む男性が向かいのマンションの屋上で踊る女性に恋をしてドローンで交流をするという海外のニュースを紹介していた。
ロマンティックすぎる。
海外から日本まで流れてくるに相応しいロマンティックさだ。

そんな事はさておいて、もうすぐ彼の誕生日だ。

プレゼントをドローンで飛ばす？

会って渡したいような、日にちを守りたいような…
会うならワクチンが出来てから？
2年後くらいとか言ってない？
それまで続いてるのかこの交際…

浴衣姿も見たいし、海パンも見たい。
まだまだ知らない彼を見たいなぁ…どうなるんだろうね

Don't miss it.(赤坂泰彦風)