Taichi Suzuki / 対話からはじまる

父親・教師・音楽家・コーチ。国際コーチ連盟認定資格保有。

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コダーイアプローチを用いた高校生の音楽授業(年間シラバスと1回目授業スライド)

    • わたしの音楽の授業理論〜幼少中高の音楽教育をつなげる

      わたしは、中高の音楽を担当する教員でもあります。 これまで音楽教育に関わってきて感じるのは、週1〜2回とはいえ、せっかく音楽の授業が学校教育の中にあるのに、 義務教育の9年間という長い時間をかけても楽譜が読めるようにならなかったり、合唱をするときにCDを使って音を覚え、合わせるときには他のパートにつられないように耳を塞ぎながら歌う。(それって音楽の力が身についてるって言えんのか?)そんな実情への疑問です。 音楽って、だれにとっても大事なもので。 きっとみんな好きな音楽が

      • 生徒に主体的に行動してもらうために〜わたしのコーチングスタイル

        教員15年。 2014年くらいからコーチングを活用して生徒と関わってきて、約8年。 コーチングを活用しようと思ったきっかけは、生徒たちに自分で考えて行動する人、自分の人生をより、生き生きと生きる人になってほしいと思ったからでした。 生徒たちが過ごす教育現場は、幼稚園時代から考えたら2歳から18歳まで、実に15、6年という時間を過ごす場所です。 そこで経験したこと、学ぶことは人生において少なからず影響を与えているでしょう。 だからこそ、 その貴重な時間を自分の人生を豊か

        • わたしの音楽の授業理論

          音楽の授業は、 「音に対する気づきのための仕組みを構築する時間である。そのために人間が本来持っている拍感、リズム感、音感など、さまざまな感覚を強化する。」鈴木太一 あくまで自然な形で。 音楽(の授業)が苦手だなぁと思うのは、やはりどこかで無理させてる部分があるからで。 そう思ってしまって、音楽のふかーい世界への入り口が閉ざされてしまってはもったいない。 音楽って、パズルみたいなもので。 今から数百年前の作曲家たちが描いた作品が、現在でも演奏され続けているのは、ある意味

        コダーイアプローチを用いた高校生の音楽授業(年間シラバスと1回目授業スライド)

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        • コダーイアプローチを用いた高校生の音楽授業プラン
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        記事

          総合的な人間性を養う音楽の授業を

          題名の通りですが、誰しもが認めているであろう音楽のこの不思議な力。 これを日本の学校の音楽の授業の中ではたしてどれだけの人が、享受できているでしょうか? 私はこれから、確実に”誰もが”、人間力に関わる音楽の力を感じられる授業をつくっていきます。おそらくそれは、たくさんの音楽の先生がチャレンジしてきて未だ達成できていないこと。 私は、知ってしまいました。(2019年ハンガリー政府奨学給付生としてサマースクールに参加) ハンガリーという国では、コダーイという人とその愛弟子た

          総合的な人間性を養う音楽の授業を

          一見難しいように思える教会旋法も、 階名唱で考えると、とてもシンプルに見えてくる。 全音・半音の位置関係で、音階の性質特性が変わっていることがわかるよね。 re mi fa so la ti do re = mi re do ti la so fa mi...

          一見難しいように思える教会旋法も、 階名唱で考えると、とてもシンプルに見えてくる。 全音・半音の位置関係で、音階の性質特性が変わっていることがわかるよね。 re mi fa so la ti do re = mi re do ti la so fa mi...

          子どもは思った通りには育たない

          結論。 子どもは親や近くにいる大人がしているように育つ。 子どもはよくみてる。 言葉で理解できないことが多い分、心で感じている。 だから、思った通りに育てたいのであれば、 自分が子どもにあって欲しい人物像であれるようにするのが一番。 子どもは自分の鏡。

          子どもは思った通りには育たない

          音楽の授業の感想文って、とても難しい?

          「感じたことや気づいたことを書きましょう。」 これってよくある問いのフレーズだけど、 中高生からしてみたら、こんなことが頭の中で起きていて、 ・正解は何か?(なんて書いたら点数が高くなるか?) ・よく分からない(気づくってなに?) ・そもそも何も感じない(と思っている) 自分が期待しているレベルの返答と乖離することがとても多いのね。 (知っている言葉を字数を埋めるために並べて、はいおしまい!って答えがあまりに多い。一生懸命書いているのはすごく伝わるけど。) こ

          音楽の授業の感想文って、とても難しい?

          サウンド

          僕らはそれぞれのサウンドを持っていて。 それはアイデンティティとなる。 最も身近なサウンドは声。 自分の声ってなかなか好きになれませんが。 サウンドにはいろんな情報が紐づいていて、 音を聞いた瞬間に 好きな人の顔が浮かんだり、 味噌汁の香りがしたり、 母に抱かれて揺られた体感があったり、 風景が浮かんだり、 ほろ苦い思い出が思い出されたり、 します。 自分の声を聞いている人は、何を思い浮かべるのか? 分かりませんが、 でも、 サウンドは単なる振動にも関わらず、

          お土産

          職場では、人数が多いのでいろんなグループができています。 それぞれのグループで休憩時間にわきあいあいと楽しそうに話をしたりしている姿をみると、 基本的にひねくれ者の僕は、ごく稀にそれが羨ましくなったりすることがあります。 まあでも そういう関係性は日頃の付き合いが生み出しているわけで、 付き合おうとしていない自分がそういう環境を生み出しているとも言えるのですね。 「ストイック」 という言葉の由来になったギリシャの哲学者グループ、ストア派の一人、エピクテトスはこん

          一次情報

          本当に? ねえ、本当にそうなの?! って本気で尋ねると、 ほとんどの人は ○○がいってたよ いや、わかんないけど、そうらしいよ ってなります。 そういった場合は、 その情報を信じてかかると 痛い目に(二度手間に)なる可能性が高いので、 あてにしません。 ごく一部の人は、 その情報の出所を話してくれます 根掘り葉掘り聞いていくと □という人が△だっていってたんだけど、 と具体的に話してくれます。 50%ですね。 一番正確なのは、 自分の直感。 自分で責任を持

          メモ魔

          思いつきが多いので、 忘れないようにメモをしています。 いやいや そもそも忘れるようなことって その程度のことなんじゃないかって 思うこともありますが、 見返してみると 結構面白いもので Evernote 使っているんですけど、 一番最初のメモは 2012年。 タイムスリップでもするつもりで 一番最初のメモを読みにいってみました 大したこと書いてないんですね。 ははは。 でも中には 興味深いこともあって、 書いてあることを ちょっと離れてみる感じで、 俯瞰して

          自分の言葉で

          なんでもいいから 書いてみる 思ったことを 思ったままに いかに自分が 毎日他人の言葉に 影響されているかが 分かってきませんか? 自分の言葉で語れる人は 開放的で力強い。

          プランク

          体が鈍るので、散歩に加えて、家の中でできるエクササイズをはじめました。 先日オンライン飲み会で、友人からプランクのことを教えてもらったので早速やってみることにしたの。 両肘を床につけて、 腕立て伏せみたいな姿勢をしばらくキープ。 友人は5分は楽勝と言っていましたが、5分もできないよ。 プルプルしてしまう。 なので最初は1分から続けることにしました。 アラームをつけてやるんだけど、 アラームが鳴るまでが待ち遠しい。 つらい。 脳内ではカウンターがす

          価値観に従う

          中高生にとっては、 かなり長い休みが続いています。 考え方を変えれば、 普段できないことにチャレンジするチャンス。 やりたいことがたくさんある人にとってはなんとも楽しい期間になっていることでしょう。 ただし、時間には限りがあります。 最初から順序立てて全部やってたら時間がないのです。 そこで、こう考えます。 人生を楽しむために何に時間を使うか? 大切なことは何か? 絶対に外せないことは何か? パレートの法則というのがあって、 全体のうち、大

          勝も楽も選択できる

          うちの息子たちは、今日も元気に大騒ぎ。 元気なのは良いこと。 ふたりして仲良く遊んでいたかと思えば、その数秒後には喧嘩が始まります。 原因は大体がおもちゃの所有権争い。 人が持っているものを欲しくなっちゃうんだよね。 これはぼくの!  違うよ、ぼくの! にはじまって、 違うよ、ぼくが先に持ってたからぼくの! に落ち着きます。 順番ね。 と仲裁が入るわけですが、 最初のうちムスッとしてますが、 そのすぐ後にはケロっとして また2人