![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59265432/rectangle_large_type_2_5ed397b95d3fe87b302a2f2360d350a1.png?width=800)
「ひとを理解する苦悩」について
本文は最後まで無料です。オマケがあります。
_________
「他人を理解できない」という苦悩は、「他人は理解することができるものだ」という傲慢の上に成り立つ。その傲慢の中にいるからこそ、他者への不理解を嘆くことができる。
そもそも、他人は完全に理解できない。そういう前提を持っていれば「他人が理解できないこと」に苦悩することはないだろう。
だから、他人を理解できないことに一喜一憂するのは、それ自体が「まるで全知全能であるかのような傲慢」に埋もれていることの証明だ。
「理解に近づく」ってことは、ほぼ「不理解を認識する」と言うことにイコールだからね。わからないことがわかる。それが理解に近づく唯一の方法。
— プロ奢ラレヤー🍣DMしろ (@taichinakaj) August 17, 2021
不理解を認識すること。その積み重ねだけが「理解に近づく」と呼んでいいものなんじゃないだろうか。
_________
ところで、『理解』についてGoogleで調べると、『物事の道理や筋道が正しくわかること』と、出てくる。しかしそもそも、僕たちは『自分自身』についてすら『道理や筋道が正しくわかる』とは言えない。
むしろ、全く分からない。自分のことすら分からない。それなのに、『他者は理解できる』ということなのだろうか?それは、あまり意味が分からない。たしかに、他人事だからこそ、見えてくるものもあるだろうけれど。
『理解したい』という動機は分かる。それは否定しない。ひとは不確定要素を減らすことで安堵してきた生き物だからだ。
理解したい、それは『他者という不確定要素への恐怖』とも言い換えられる。怖いから、理解したいのだ。
では、その怖さを克服し、不理解に嘆かず、他者と共存していくにはどうしたらいいだろう?ぼくはこう思う。
いろんな人がいる、ということ。それさえ理解すれば、別に誰のことも「理解しなくてよかったこと」に気が付く。いろんな人がいて、それぞれの考えや、それを形作った経験が、それぞれにある。理解すべきことはそれだけであって、相手のことを「すべて理解しよう」なんてのは傲慢にも近い愚行なんよな。
— プロ奢ラレヤー🍣DMしろ (@taichinakaj) August 19, 2021
「理解できる」「理解できない」という話ではない。ただ「理解しなくてよかった」ということに気が付く、ということ。そもそも必要がなかった。
ただ「いろんな人がいる」という前提を理解するだけでいい。
その不確定要素が、不確定であり続ける、という種の確定。完全にゼロにはならなくても、「不確定であり続けることが確定した」のだから、そこにある不確定要素は確実に減っている。
それで十分のように思えるし、何よりそれが最高到達点なのだ。それより先はない。見かけ上の理解はあるが、それはあくまで見かけ上だ。
「日本人の信条は察し」というアレ、最近なんとなく分かってきた。あれは「日本人に察する能力がある」のではなく、相手に自分を察してもらうために、「わざと相手が察しやすい自分の分かりやすい虚像を示す」という振る舞いだ。察する人がいるのでなく、他人に気持ちを察したと勘違いさせる人がいる。
— プロ奢ラレヤー🍣DMしろ (@taichinakaj) August 19, 2021
「わかった気にはなれる」。けれど、やはり真に隠された神聖なエリアに、他者が近づくことはできない。それは、ただ「わかったと思わされている」だけなのだ。
ここから先、今日のオマケには「苦悩」と、「魂の到着を座って待つ民族」と、「苦悩の抜け道」の話をしたい。マガジン購読者は軽い気持ちでどうぞ。
今日のTips
・他者を理解する「必要」はない
・「理解できない」を理解すればいい
・「わかった気にさせられ」ている
_________
ここから先の『ぷろおごマガジン』は、「月1時間の余暇」を浮浪者のくだらない戯言に払えるくらいの「大人」向けです。物好きはどうぞ。併設のコミュニティ(三ツ星スラム)もあります。
https://note.com/ogosalon/n/n4365f5dd8331
僕に奢りたい人はここ
https://twitter.com/taichinakaj/status/1397475165647241222?s=21
他の「無料コンテンツ」のまとめはここ
https://note.com/ogosalon/n/n361660aa7aba
__________________
月698円「ぷろおごマガジン」では
月20記事~の更新が読み放題。
購読者の特典
▼ 2021年以降の「マガジン記事」
&「当月の有料記事(500円×3本以上)」
がすべて読み放題に。
▼限定のコミュニティへの参加権。
▼限定の生ライブの視聴権。
▼「裏アカ」のフォロー権。
▼秘密基地(池袋付近)への招待権。
詳細はページの最後に。
__________________
おすしたべる