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澄み渡る夜よ 遠退く暁に 揺れる声よ いつの刻か再開は廻ると 根拠も無く主張した 夜よ 何…
彩を様々にまとい 街は今、呼吸をする。 その移り変わりに 星の数ほどの物語が生まれた。 時…
雨が通った跡を 僕らは何も知らないまま 歩いている。 雨が通った跡を 僕らは何も感じないま…
壊して その軽率な愛撫が触れたこと すべて 許して この従順な鼓動が告げたこと すべて いっ…
気だるい午後の始まりは 酒臭いお月さんとの談笑 寝ぼけた時計が仕事を怠けたせいで 今また夢…
どこからか湧きあふれ どこへとなく渇いていく月色の泉 物語の種を摘みに 今宵も男の子が独り …
雨音は甘える仔猫の足音 弾ける滴がまた滴を連れて踊る 紅葉はよく風邪をひく吟遊詩人 上ずりそうな声音で恋の詩ばかり 呼吸をしても止めても 楽器は奏でられるんやで 呼吸をしても止めても あんたはいなくなれないんやで たいそうな話やって 半分も聞いてくれへんやろうけどな 形の無いもんを どない扱ったってええやろ 別段、壊れやすいもんちゃうしな 星屑をいくらかき集めても 一杯の酒代にもなれへんな なんぼ嘘ついたって 痛いもんは痛いな 並べたご託
思い出の手招きで僕は 高架下から這い出るように繋がる ただ青いばかりの空へ 右手に持った…
雑多なレビューに埋もれちまった 古臭えロードムービー そこには素っ裸の愛があった 知らず…
上手く切ると ハート型になると言って 君が切ると それなりの形になって とまとは有るがま…
星降る中に数多のてふてふ舞う 僕はてくてくと、誰が呼んでいるわけではなく てくてくと、 欲…
『赤い時点』 何が凄いかと問われれば 長針と短針をへし折り進む あの情けない背中を見て見な…
渦巻く空に青を塗ろう 不安な顔はやめにして 澱みはほら あの渦に吸い込ませてさ 愛と声は一…
危険は当然取り払われる 危険へと進化する可能性を孕んだものは 証明不能な論理で取り払われる 安全と呼ばれる奇跡は怪しまれる 安全地帯であろうと、そこには争いが生まれ また、危険と仕切を立てられれば 取り払われる。 シナナイミライ あらゆる危険の母体、苗床、病床、真理、起因、根幹、根源、極地、振り出し シナナイミライ 過ぎ去るものは、皆尻拭いを負わされる 何の因果も無い業を負わされる シラナイミライ 純粋無垢な集合体 シラナイミライ