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見守るということ

足の怪我をきっかけに、作業所へ出勤するため最寄り駅まで歩く息子に途中まで付き添うのを止めて、玄関先で見送ることにした。知的障がいがあっても、もう24歳。帰りも駅から歩いて帰ってくるので大丈夫なはずだ。

ただ1ヶ所、車通りが多い道があり、朝は遠くからそこだけは見守るようにしている。彼なりにタイミングを見計らい、上手く渡っているようだ。たまには車が停まって渡らせてくれることもある。


今朝、渡れそうなタイミングに渡らず立ち止まる息子を、少しヤキモキして見守っていたが、ハタと気がついた。

そう、彼なりのタイミングを見計らっているのだ。私のタイミングとは違うはず。

少しだけ立ち止まっていた息子は、車の途切れたタイミングで難なく渡っていった。


そうか、君は君のタイミングで行くんだよね。

「見守る」とはこういうことなんだと腑に落ちた瞬間でした。


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